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onzoushi wa koi ni sasayaku
スピンオフです。
あ〜、スピン元に比べて苦しくて切なくてもどかしくて。
子爵家嫡子の希実尋は6歳年上の帝大生の書生の清継に恋をしている。
もう希実尋が拗らせてましてね…。
好き、でも相手は僕の世話をするのは父への恩返しで仕事だと思ってる、辛い悲しい憎い…と。
希実尋が恋心ゆえだんだん暴走しだすのが見てられず。あー、やめるんだ!今すぐ!
な状況で。でもこうでもしないと清継と触れ合えない。辛い!
そうしてとうとう行き違いはあったものの、本懐を遂げ清継に抱かれ僕を連れて逃げて!
と言ったのに…!
もう恋なんてしないよ絶対な希実尋。
両親もしょうもない人達で。
清継と再会したあたりで断念。
甘々が読みたかったよ〜。きっとこの先にあるんだろうけど、もう希実尋の稚拙さや両親にごめんなさいです。
『紳士は愛に溺れる』のスピンオフになります。
時代もので主従・下克上ですね。
『紳士~』の周防(攻)の異母弟・希実尋(受)と、やっぱり前作にも登場していた希実尋の家の書生・清継(攻)のCP。
子爵家の後継者(周防は母親が外国人で両親の結婚が認められなかったのため、子爵家の籍に入っていない)である希実尋と、子爵家の使用人の息子で書生の清嗣。
子どものころからの主従関係ですが、初めてのHのあと清嗣は姿を消してしまいます。
3年後、子爵家が没落し、希実尋は借金の肩代わりをしてくれた(以前から言い寄って来ていた)上級生に囲われることに。
そこへ、高利貸しとして成功した清継が現れて、さらに借金の肩代わりをして希実尋を助けてくれます。
希実尋は借金のカタに自分(の身体)を好きにしろ・下働きもすると言い、清嗣の元へ。
う~ん、前作『紳士~』はとにかく操(受)のキャラクターがどうしてもダメだったんですが(ものすごく苦手なタイプだった)、こちらはキャラクターは別にイヤなところはないんです。だからと言って魅力も感じませんでしたが。
ストーリーとしては『主従・下克上もの』としては王道の範囲ではないでしょうか。
もともと私は『主従』も『下克上』もまったく興味ないどころか苦手なので、あまりこの系統は読んでいないんですが、その私でさえ簡単に予想できるようなありがち過ぎる(と感じる)展開のままにラストまで~という感じでした。
しかも、主従から没落を経て立場逆転(下克上)を1冊の中で追っているので、単にエピソードを並べただけというのか浅くてうわべだけって感じでしたね。
確かに前作に比べればいくらかマシでしたが、まったく面白いと思えませんでした。
ただ『主従・下克上』がお好みならまた違うのかもしれません。
もうひとつ、前作と同じくイラストが気持ち悪い。これならイラストない方がよっぽどよかった。
花丸文庫にはないハズ(仕様)のカラー口絵があったんですが、口絵があってガッカリする日が来るとは。