脱がせるまでのドレスコード

nugaseru made no dresscord

脱がせるまでのドレスコード
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
46
評価数
12
平均
3.8 / 5
神率
25%
著者
秀香穂里 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
八千代ハル 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199010736

あらすじ

入社したての僕が、トップデザイナーの アシスタントに大抜擢!? 突然の辞令に驚愕する新入社員の朝陽。業界の頂点に君臨するデザイナー・華宮から、「試用期間は半年――その間に私の下で成果をあげろ」と厳しく言い放たれてしまう。デザイン素人の自分が選ばれた理由がわからないまま、華宮の挑発に奮起した朝陽は、華宮の手足となって奔走するが!? 傲慢な男に振り回される、溺愛新人教育v

表題作脱がせるまでのドレスコード

35歳,『ナイト・ギャルソン』デザイナー
22歳,『ナイト・ギャルソン』新入社員(華宮のアシスタント)

レビュー投稿数5

シンデレラボーイ

何となく展開が読めているのに、このドキドキ感。攻めのスタンダードなアピールは結構好みです。
受けちゃんが攻め様の直属の配下に指名される…って、もう序盤から下心アリアリやんってニヤニヤ止まりませんでした。


基本的にはお仕事BLです。業種はアパレル。
攻めの華宮は「ナイト・ギャルソン」というブランドの有能デザイナー。受けの野々原は華宮のアシスタントで、そのブランドをこよなく愛するワンコ系新入社員。

無知識ながら、デザイナーアシスタントに華宮直々に指名されて、奮闘しながらも仕事にストイックな華宮をサポートしていく野々原。アシスタントは時に華宮の前でフィッティングのために裸になることもあるとか。わぉぉ。
もーー笑っちゃいました!野々原配属前からのアシスタント業務の一部だったとはいえ、職権濫用を強く感じました(笑)

デザイナーアシスタントは他にも2人いるんですが、華宮が野々原のことを特別に可愛がっている様子が伝わってきます。フィッティングに乗じてキスやフェラするなんて…けしからん上司です^ ^

華宮がケガしたときの身の回りのお世話係も野々原で、退院後の入浴介助も野々原にお願いしちゃう華宮ボス……結構グイグイなアプローチがあからさまですが、こういうニヤニヤ大好きなので嬉しいです!
怪我人なのに、お風呂介助ついでにエッチなことしちゃう華宮です。多分、入院のときから計画していて、退院が待ちきれなかったんだろうと思われます。


ブランドのスタンス存続の危機が生じたときに救ってくれたのは野々原でした。そんなシンデレラボーイ・野々原への好きが爆発するのは当然。華宮から、仕事が終わったら自分の部屋に寄るように言われます。
華宮よ、今夜野々原を抱く気満々だね(ニヤ)
ショップの皆さんは、華宮さんと今日のお祝いするんだね〜みたいな健全なことを想像して言っていましたが、違うよー!エッチする気だよ〜って教えてあげたかったです^ ^

それで華宮のマンションに行った野々原がどうなったかと言うと…はい。想像通りのことでした♪エッチの前に野々原に告白するんですが、どうやら5年越しで野々原のことを好きだったとか。好みの新入社員を捕まえてエロいことしていただけでは無かったみたいで、ちょっとだけ安心しました(笑)
でも職権濫用でわざと野々原を自分の配下に置いたそうな。華宮の独占欲と執着を感じました。


野々原が仕事を頑張って認められるシーンも面白くて、あっという間に読んでしまいました。お仕事BLだと仕事の部分にウェイトが偏りがちな作品が結構あるけど、この作品は半々で甘いラブとエロが適度にあって、私の中ではすごく満足しました。

アシスタントの先輩2人ももしかしてラブが育ってる?…なんて想像もしました。彼らのスピンオフあったら読んでみたいです。


4

昭和のかほり

……すみません、正しい読み方かどうかわからないのですが「お、昭和」って思っちゃったんですよ。
これはたぶん、あーちゃん2016さんがレビューに書かれている様に『昨今難しい社内恋愛というか上に立つものからの手出し』だからなんじゃなかろうかと思うのです。

それもこの『上に立つ人』が受けくんの憧れのブランドのデザイナーなんですよ。
おまけにこの憧れブランドに入社したその日に、彼のアシスタントに抜擢されてしまうんです。
理由不明の抜擢、空の上の人との交流(突然の肉体的な触れ合いも含む)、突然変わってしまった環境に刺激されてすくすくと育つ主人公の向上心etc.etc.

そんでもって、華宮が醸し出す昭和を一番感じたのは『いたしている最中の科白』なのね。
一個一個の科白を取り出して読む分には、野々原くんを気遣っている言葉なんだけど、連続して執拗に発されると趣が変わって来るタイプの科白なのね。
これがエロオヤジ感を醸し出しちゃうんだなぁ……
「あれ?」って最初は思ったんですよ。
でも、連続して何度もこの感じが襲ってくるんで「こりゃ秀さん、確信犯だな」っていう結論に達しました。
攻めの華宮は35歳。
考えてみれば、最後の昭和生まれなんだよね。

あたしゃ、この華宮のエロオヤジぶりがとてつもなく笑えた(これは賛辞です)。
そんで、お話の筋とかとは関係ない部分で、久方ぶりに性的なニュアンスを含んだ『萌え』を感じちゃいました。
この、懐かしいかほり、大きいお姐さまには解っていただけるんじゃなかろうか?

0

コムサかセオリー

八千代先生の挿絵大好きなんで購入。秀先生、ファッションお好きなのかな?作中のブランドに対する受けの熱意の記載がすごく良かったので萌2よりの萌にしました。個人的に大好きなTheoryで脳内は溢れかえってましたが、モデルはCOMME CAかな?お洋服大好きな方でしたらオススメしたいです♡本編220頁+あとがき。

幼い頃からファッションに興味があった朝陽。大学卒業しめでたく大好きなブランド、ナイト・ギャルソンに就職!しかし配属先は希望していた店頭販売ではなくデザイナー華宮のアシスタントで…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
桐谷、皆木(アシスタント仲間)、ハイネ(美容師)、和田(後半登場)ぐらいかな。いいなあ…こっから、ここまで全部いただくわ♡って誰か私に買って。

++お話の舞台などについて

受けは服もなかなか買えない育ちなのですが、コツコツ貯めたお金で憧れのブランドで少しずつ買い物をするという方。まだお金があまり無いときに色んな服をどっかえひっかえ試着させてもらって大ファンになったという方。ここにすっごくシンクロしちゃったんです…試着楽しいですよねえ…着てみないとわかんないですよねえ…ああ大好きお洋服ショッピング。舞台となっているブランドはスレンダーラインらしく、読んでいると「あー体絞らなきゃ!!!」と危機感満点になるんですけど、とにかくお洋服話が楽しい。

そして最後に出てくる和田さんが良い!!!マットな質感のダウンがよく似合うらしい、年齢少しハイっぽい方で、受けに10着分のコーディネート考えてって頼むんですよぅ!!!!あーこういう金に糸目をつけない買い方大好き!!!!

攻め受けの恋愛話は昨今難しい社内恋愛というか上に立つものからの手出しなんで、全面的には同意しかねるんですが、洋服話が楽しすぎてウキウキしたお話でした!

2

憧れのデザイナーに指名にされて

今回はメンズブランドデザイナーと
憧れのプラントに入社した新入社員のお話です。 

憧れのブランドに入社した受様が
攻様のアシスタントとなり、恋人になるまで。

両親のギャンブル好きで貧乏だった受様は
おさがり服しか与えらなかった事から
自分で稼げるようになったら好きな服を買いたいと
強く思い続けて育ちます。

そんな受様が高校生の時に出会ったのが
メンズブランド「ナイト・ギャルソン」でした。

モノトーンで構成され、
シンプルながらもエッジの効いた服は
受様が即払えるような価格ではありませんでしたが
なんとかバイトで金を貯めて新宿の百貨店店舗で
初めてのネクタイを手にします。

実家を出た大学時代はバイトに精を出して
シャツやジャケットを購入し
新社会人となる今日は初めて手にしたネクタイを
絞めて会社に向かいました。

受様が入社するのは憧れ続けたナイト・ギャルソンです。
受様は自分が初めて店舗を訪れた時の
夢のような一時を今度は自分が客に提供したいと
思い続けてきたのですが

人事部長から伝えられた受様の配属先は
なんと「ナイト・ギャルソン」の専属デザイナーの
アシスタントだったのです。

このデザイナーが今回の攻様です♪
受様にとって攻様は雲の上の人物ですが

どうやらかなり癖のある人物らしく
アシスタントの1人が突然辞めてしまい
後任を探していたところで
攻様の指名で決まったと言われます。

攻様が素人の受様を選んだのはなぜ!?
受様の会社生活は初日から前途多難!?

アパレル業界を舞台にした本作は
ハイブランド専属デザイナーの攻様と
攻様の服に憧れ続けた受様のオフィスラブです♪

攻様は艶のある黒髪を綺麗に撫でつけ
鍛え上げた逞しい肢体をナイト・ギャルソンの
スーツで固めた美丈夫でしたが

攻様は受様を見て開口一番
「そのスーツ、たまらなくダサいな」と言い
色も形も野暮の極み、受様の肌色にもあっていない、
ネクタイは別格だがと続けて受様を呆然とさせます。

しかし受様も攻様が来ているスーツが
来シーズンのショウにでいたモノだと気づき
攻様の胸元に顔を近づけてステッチやカットの
素晴らしさに感嘆の言葉を漏らすのです。

この邂逅で攻様は受様を面白がるのですが
読者的にもなかなか面白い展開です。

もしかして似た者同士なのか
何かしらの波長が合うのか。

受様が憧れの人である攻様に恋にする要因は
わんさかありそうですが
攻様にとって何が良かったのかは
なかなか判りません。

受様が攻様のアシスタントとして
少しづつ成長していく様と
攻様が受様になぜ落ちるのかと言う謎が
いつ解けるのかとワクワク&ドキドキ
楽しく読ませて頂きました。

ファストファッションが主流の現在
ハイブランドが生き残る道や
ファッション業界の未来についても
いろいろと考察れていて面白かったです。

0

メンズファッション業界もの

最近高山真さんのブログで、ファッション業界のの蘊蓄を読んで、
そういえば、BLにも業界ものが最近出ていた、と、選んだ本。

作品には、業界事情がホドホドに書かれています。
主人公と上司の展開は、上司の態度が他と異なるので、
冒頭の伏線仕込みですぐわかってしまう、ワクワクはしない。

黒服ばかりと言えば、ソニアリキエルを真似たコムサや、Y’s
色々連想すると、面白い糸編系の業界ものBL
だけど、dress codeの題名から連想する内容と、中身に齟齬があるような。
dress code:シーン折々の服装ルール







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