魔女の血族 淫蕩な贄

majo no ketsuzoku

魔女の血族 淫蕩な贄
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
40
評価数
10
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
西野花 

作家さんの新作発表
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イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
シリーズ
魔女の血族 オリジナルウィッチ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799753392

あらすじ

「君の中は綺麗な、いやらしい色だ」
准教授で魔女研究の第一人者である浅葱に魔女の力とエロスを開花させられ、共に問題解決していく大学生の司。
蕩けるまで愛され快楽に溺れる日々を過ごす中で、夢に肉体の復活を企む原初の魔女が現れる。
さらに浅葱が魔女の力を求める『魔女喰い』の家系だと知り、不安になる。
だが、原初の魔女と戦うためには、本質を高めなければならない――。
司は三角木馬の上で欲情した身体を浅葱の前に晒しながら、絶え間ない愉悦の嵐に身を捧げ甘い蜜を零し…。

表題作魔女の血族 淫蕩な贄

30代半ば,教会組織の司祭で大学准教授
魔女の力を持つ大学生

その他の収録作品

  • 夕陽と星の海で
  • あとがき

レビュー投稿数2

笠井先生なのでマストバイ。シリーズ3冊目。そういえばこの二人は木馬使うんだったわ・・と思い出しました。キャラにもお話にも今一つ盛り上がりきれず中立にしました。エッロエロ大好物!!!!!!な方には安心安定超おススメなお話、200Pほど+後日談8Pほど+あとがき。

浅葱とともに教会の仕事を通じて、自らの能力を鍛えている司。ある異形を倒した後から、浅葱が女性を抱いている夢を見るようになり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
リリア(魔女)、吉川、矢本(教会関係者)ぐらいかな。

++攻め受けについて

受けはずいぶん力を使えるようになってきたし、色々やっつけているし、今回もパワーアップしたし、良い感じ!魔力は大きいけれど控えめ健気さんという印象です。

攻めは丁寧なものいいをするけど我が道を行く俺様という感じ。ひょうひょうとしている気がして、ほんとに受けのこと大事に思ってる?と問い詰めたくなるんですよね。私だけ?木馬LOVEな方でして、受けを乗せちゃうんですよね・・・まあ受けも喜んでいるからいいのか???

半分ぐらいヤってるページなんじゃないかというぐらい、滴ってます。さすが西野先生というべきか。木馬なんて、他ではなかなかお目にかかれないと思いますので、つゆだくBLがお好きな方でしたら是非と思う一冊でした。

3

陰の主役、今回も活躍してます

『魔女の血族 オリジナルウィッチ』、『魔女の血族 運命の蜜月』に続く「魔女の血族」シリーズの3作目。

西野さん×笠井さん、というゴールデンコンビで紡がれる今作品ですが、笠井さんの描かれる表紙がいつもなかなかに攻めてましてですね。今作品も肌色率が高く、さらに帯が全く役に立っていないので(むしろ帯の煽り文句がエロ度を上げてます。そして褒めてます)リアル書店で買うのはちょびっと勇気が必要かもです。

今シリーズ大好きでして、発売日を心待ちにしていました。シリーズものなので、前作ありきの内容になっています。前2作が未読でも問題ない造りにはなっているのですが、ちょいちょいと前巻の内容を浚う描写が出てきますので、前作未読で興味のある方は1作目から読まれることをお勧めします。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






大学生の司は魔女の血族。
魔女に造詣が深く研究もしている准教授の浅葱にその素質を見抜かれ、抱かれることで快楽を与えられ、そして魔女として司は開花していく。

という内容の今シリーズですが、魔女として開眼したがゆえに司は様々なトラブルに巻き込まれ、その都度浅葱に助けられていく、という展開。3冊目に当たる今作品はどんな困難に巻き込まれるのかな?と思いつつ読み進めました。

基本的なストーリーは3冊とも同じなんですね。
魔女としてパワーアップするために浅葱にあんなことやこんなことをされ。
司に近づいてくる人物は、はたして仲間なのか敵なのか。
夢で見るものが少しずつ現実になっていき、
浅葱に猜疑心を抱きつつ、けれど浅葱に助けられ共に敵を討つ。

みたいな感じ。

が、今作は浅葱に対する猜疑心が深く、ちょっとシリアス度が高かったように思いました。それは、今まで謎に包まれていた「浅葱」という人物の、その中身が見えてきたから。彼の正体についてはぜひとも本編を読んで確認していただきたいですが、ああ、なるほど!という感じ。1巻目からの伏線が上手に回収されていて納得でした。

そしてシリアス度を上げている因子がもう一つ。
原初の魔女が登場します。彼女の存在が司を不安に陥れていく過程がめっちゃ面白かった。浅葱を信じていいのかわからない、けれど、司が最後に求めたものは―?

今巻も浅葱先生絶好調であります。
司にあれやこれや致す彼ですが、アンタ絶対に楽しんでるよね?という凄まじさです。そして、今シリーズには欠かせない「アレ」も再登場しています。もう「アレ」は今シリーズの陰の主役ですな。

魔女としての能力を引き出すため、という口実(口実っていうと表現が悪いかも。特訓、ですかね)のもと浅葱が司を抱きつぶすという展開なので、濡れ場はかなり多くあります。今巻は特に原初の魔女との対決を見据えて、「特訓」が激しいです。半分くらいは司くん、服を着ていないんじゃなかろうか。

が、決してエロに特化した作品ではなく、司の魔女という能力を使っての闘いや、浅葱に対する猜疑心、愛情、信じたい気持ち、などがきちんと描かれているためにストーリー自体非常に面白いのです。結局のところ、司は浅葱先生に何をされても許してしまうのでしょうね。

司は最後とある理由で力を増幅させています。
せっかく取り込んだこの能力を使って浅葱先生と共闘していただきたいので、まだまだ続きを読んでみたいです。

笠井画伯の素晴らしさは言うに及ばず。
表紙がとにかく素晴らしいです。読後に見直すと、その表現力の凄さに圧倒されます。

今巻も最高。
その一言しか出てこない神作品でした。

7

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