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幼なじみで同級生、子供のころからまわりに比較され続けているライバル関係な二人。
老若男女関係なく自分の周りの人間をどんどん惚れさせていく鋭、男前さと母性を併せ持ち、かっこいいのにかわいらしい、凛としてるのにどこか脆い、これはもう自分だけのものにしたくて長年執着してる颯洵も仕方ない。とっても魅力的です。
一方、頭脳派インテリやくざ、不敵で豪胆、それでいて神経質で繊細で常にピリピリしてるような冷酷非道な颯洵が鋭の前だとほんの少しだけ子供っぽさというか人間ぽさが出てくるのが本当に愛おしいです。
反発しあいながらも、見栄とプライドの間でグラグラしながら距離を縮めていく様子にドキドキ。
そして鋭が颯洵がらみだと乙女のように頬を赤らめたり不安になったり、それを颯洵がほくそ笑みつつ鉄面皮の裏で内心ガッツポーツしてるような安心安全の相思相愛具合です。
定期的に読み直すぐらい大好きな作品です。
極道もののはずなんですが、下町人情劇といった方がびったり。男気あふれる”若”こと鋭と、若頭颯洵のご近所幼なじみカップル。
鋭は極道の跡継ぎながら、昔気質の組の存続をあきらめて好きな料理でお店を開いている。この鋭のキャラの魅力につきますね。引退しても若と呼ばれるだけあって、組の解散時に組員の身の振り方の面倒を見てやったり、今でも頼られると親身に相談にのる、度量の大きな男。27歳の設定なのに、もっと年上のイメージです。
一方颯洵は、傲岸攻め様ですね。美丈夫でビジネスの才覚もあり腕も立つ。表情を表に出さないがいつも鋭をからかっていて、時折本音をのぞかせる。
脇キャラも良い味出してます。10歳も年上なのに若を慕う津田。颯洵とはバチバチのライバル関係。一方、腹違いの弟がキーパーソンになりますが、こちらも美形ながら少し線が細く、お兄ちゃんの鋭を慕っているにもかかわらず素直になれずつっかかってばかり。鋭はもってもてですね。
軽妙な二人の会話が楽しく、一方、お互いを大切に思うまでの過去のいきさつがしっかり描かれ、読み応えある作品でした。
男らしい鋭が颯洵にメロメロにされて乙女になってしまうところがギャップ萌えです。あまりにギャップが大きくて同じ人!?って思うくらい。女々しくない受けは大好きです。
李丘さんの書かれたお話の中で一番好きかもです♪
ヤクザ物に少々偏見を持っていた私をその手の世界に堕として下さった一冊です(笑)
重くなりすぎず軽くなりすぎず、でも惹きつけるものがしっかりとある。
絶妙のバランスにやられましたね~。
主人公はヤクザの家に生まれた組長の息子・鋭(長男)になっております。
組長の死後、組を解散して小料理屋の主になっておりますが、この方が受け担当です(笑)
すばらしく男っぷりの良い方で、古き良い時代の任侠の世界にいる親分肌そのもの!
元組員やご近所さんにも愛される魅力的な方です。
隣接する緋賀組若頭・緋賀颯洵も彼に惹かれた憐れな虜の一人です。この方が攻め担当ね♪(笑)
颯洵は子供のころから鋭に並々ならぬ執着を持っていたようです。
大人になって再開後もう鋭への暴走を止められない模様・・・ってか止める気ないしw
執着攻めの男前受け・・・私のストライクゾーンのど真ん中!
「兄ちゃん大好き!兄ちゃんに触んな!でも俺・・・組を解散した兄ちゃんを許せないんだ!(←反抗期?)」複雑な心情を抱えた弟君が巻き起こした事件。
インテリヤクザ颯洵頑張ります。
鋭の為ならなんでも出来るようです彼w
そんな颯洵に心を許していく鋭。
最後無事にハッピーエンドです。
あ~~~~。本当に面白かったです。大満足!!
自分の中では神に近い萌え!なんですが(榎田尤利さんの交渉人シリーズを読んだ時と同じような読後感があったんですよね~)、神評価を連発したくないし悩むな~><
う~~~ん。おまけして神です^^
ヤクザものです。表紙で男らしく着物を着こなしている短髪のほうが受けです。男前受けは好きですよ。
鋭は、ヤクザの父を持ちながらもまっすぐに育ち、周りからの信頼も厚い。父が死んでからは、跡を継がず、惜しむ声ありつつも組を解散、小料理屋を始める。その店には、かつての組員やかねてからの知り合いの颯洵がやってくる。
途中に出てくる鋭の弟・亮からはお兄ちゃんにかまってもらいたいオーラをひしひしと感じます。普段はいきがっているのに本当は甘えたな弟ってかわいいですよね。そして、いい兄ちゃんだ、鋭。
スピンオフで亮を題材にしたものも出ていますが、私はやっぱり鋭と颯洵メイン、脇で鋭と亮の仲良し兄弟を堪能したいので、今のところ読む予定はありません。
颯洵は危ないオーラを常時発しているようなお人で、敵も多く、鋭も心労過多になりそう。
ということで、男前受けならこれだ!
「この愛を喰らえ」シリーズ第一弾。とにかく鋭が男前。だから思いました。これはBLにする必要は無い!(爆)…というより、鋭が男前すぎて「抱かれる」という行為が合ってない。
…なんてことを言ってしまったらどうしようもないんですけど(笑)しかし真面目な話、身体を繋げる必要は無かったのでは?と思いました。それだけ二人の間には、身体を繋ぐ以上のものがあったと思います。
二人は緋賀組、渡木坂組の跡取りとして育ちました。小学生の頃から犬猿の仲である二人。それから十数年。颯洵は緋賀組若頭となり、鋭は渡木坂組を畳み料理人に。全く別の生き方をしているように見える二人ですが、根はやはり堅気ではありません。
鋭のもとには昔の組員が毎日鋭の料理を食べに来ます。組が無くなった今も鋭は皆に慕われており、男が惚れる男です。男だけじゃありません。店の常連さんにはNo.1ホステスのゆかりさんもいます。正直このゆかりさんとくっついてくれた方がよかった…(ボソッ…)
いや、ゆかりさん可愛かったんですよ。ちょっと頭は足りない感じだけど根性は座ってるし。鋭のことがホントに好きなんだな~と(照)なのに颯洵が強引にっ…!颯洵もゆかりの本気を見て、鋭を奪いにいったのでしょう。
このシリーズは登場人物のキャラが魅力的でした。誰をスピンオフの話として書いても大丈夫な感じです。その内の一人が鋭の異母兄弟・鈴原亮。
初めは渡木坂組を畳んでしまった鋭を恨んでいた亮ですが、本当はお兄ちゃん大好きっ子(笑)
初め亮はNo.1ホストでゼノスというチームのリーダーをしており、薬を扱う悪いやつでした。
更にはなんと緋賀組の若頭・颯洵を刺すという暴挙に。チームがじわじわと緋賀組に追い詰められ、さらに颯洵が鋭を押し倒している場面を見てしまった末の暴挙でした。渡木坂の血は引いているものの、まだまだ彼も若いです。
颯洵を傷つけられ、怒りに燃える鋭は単身亮のもとへ。兄弟が対峙する場面は緊張感があって読み応えがありました。
結局度量の違う兄に敵うはずもなく、亮は観念し緋賀組の部屋住みになることに。亮の話はスピンオフで1冊になっているのでそちらもどうぞ!
和解した亮は「兄ちゃん、兄ちゃん」と鋭にベッタリで可愛い…(・ω・)そんな亮を颯洵が許すはずもなく、大人気ない所も見せる颯洵は人間ぽくてよかったです。
この作品はシリーズになっているので、合わせて読んでみると倍楽しめます☆ぜひぜひ(・v・)
●元ヤクザとあって、自分の信じる道がある主人公で、とてもかっこいいです。
小料理屋の店主として、同じ組員であった仲間がたびたび遊び?に来るのを迎えるなど一部ほのぼのした部分もあります。
ですが幼馴染がやってくるようになり、だんだんと周りが危険な領域になっていく様子は読んでいて非常にワクワクしました。
●途中弟が出てくるところは「ああ、元やくざなんだ」というような表現が所々ありました。厳しいお兄さんです。
幼馴染と話している間は、相手に翻弄されるように可愛い面があり、そのギャップも魅力的でした。
●ちょっと主人公はツンデレかな?と思いました。