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shiawase no mitsukekata
「アルファは薔薇を抱く~白衣のオメガと秘密の子~」2021/1/20 の続編。
「幸せの見つけ方~アルファは薔薇を抱く 2~」
---主な登場人物をメモ。だいたいこれで粗筋が想像できると思う。
▶大人
香月千晶: (旧姓桜庭)総合病院のオメガ専門病棟勤務の心理カウンセラー。
香月直哉: アルファ、整形外科医(前作では月本姓)で医学系研究所勤務。実家は富裕な経営者。
秋本美南:千晶の姉、産婦人科医。夫も医師。真尋がママと呼ぶ人。
香月の兄:親が経営する会社を継承。妻はオメガ男子。
▶子供達
香月真尋: 小学三年生 千晶が17才の時に未婚で産んだ、直哉との第一子。父似。
香月美智瑠: 一歳の娘・ 香月との第二子。母似。
更科瑠佳: 転校生。小学三年生、真尋の友達、女子のような美少年。
結婚した二人の家庭は、とても円満。真尋に妹が生まれている。
父親似の真尋は、責任感がとても強い良いお兄ちゃん。
・・でも、未だ千晶を「ママ」と呼ばせていない。
直哉の兄夫婦もアルファとオメガだけど、兄は経営者で対外的な事への配慮から、通い婚。
オメガへの世間の意識は、偏見に満ちていて理解できない存在として差別されている。
出産経験があるオメガ男子への偏見は強い。
直哉は、千晶を真尋の学校行事に参加させない。
真尋と千晶を虐めから守りたいという理由を聞いて、落ち込む千晶。
千晶は、真尋が連れてきた瑠佳の様子が昔の自分と重なって、気になって仕方ない。
不安そうな挙動の瑠佳を庇う真尋。
感想
著者は医療現場に勤務する人なので、実際に見聞きした事が土台になっているのだと思う。「〇〇は見た」的なリアル感が今作も高い。「カウンセラー千晶は、観た」
オメガバース抜きで、この小説の中に有る様に、
カウンセラーが常勤する病院内に、虐待を受けた子供達の保護施設が併設されて居たら、理想。
少子化対策の一環として、不妊治療が保険適用になったけど、
せっかく生まれてきたのに、虐待で短い生涯で終える子供を減らす対策は、ひょっとしたら産む事よりも大事なんじゃないかと思った。