お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『夜が蘇る』『夜に赦される』と続いてきたシリーズの最終巻です。
ついに秋津が極妻になりました。キャリア組のエリート警視→探偵→極妻って、どんな人生やねんw
迷ってぶつかって突き進んで、秋津は自らの力で久我の右腕になりました。久我はカワイイし、いいコンビだなァ。
このシリーズは最後の最後まで面白かったですねぇ。
エスシリーズやDEAD ROCKシリーズのようなヒリヒリする緊張感はないんですが、受のキャラとユーモアの匙加減はこの夜シリーズに軍配を上げます。
一巻だけならエスシリーズやDEAD ROCKシリーズのほうが好きです。
ただ、他のシリーズは巻が進むごとに評価を下げてたんだけど、このシリーズは最後の最後まで同じぐらい好きでした。
堪能しました。
英田サキさんありがとうございます!
夜シリーズ。3作目にして一番ほっとする表紙だと思うw
夜シリーズとある、この“夜”は何を指し示すのか?
1作目「夜が蘇る」は
彩りのある夜の情事が蘇ってくるって話で“夜”=情事
2作目の「夜に赦される」は、秋津の亡くなった情人・羽生だったり
秋津自身に赦されるという話なので“夜”=人物や気持ち
3作目の「夜に咲き誇る」は、まさに“夜”=極道の世界
なんじゃないかな?と思いました。
久我を支え一緒に並んで歩くために極道の世界へ身を置く決意をした秋津。
まさに極妻!な一冊でしたよ。
もうここまでくると、私にはシリアスレベルのおもしろさではなく
BLファンタジーの枠組みの中での娯楽的おもしろさですね。
極道の世界にわくわくしながら読みましたよーv
かっこよかったよーv
3部作の締めくくりにふさわしく1作目2作目のおさらいを交えつつ
1作目にちょろっとでてきたゲイの槙なんかもでてきて懐かしかった。
ふたりはともに極道のてっぺんを目指して歩きだす。
そんなお話でした。ファンサービス的な感じで読むといい。
私、この作品だいすきなんですよ(≧▽≦)
極道モノをこんなに楽しんで読む日がくるなんて、BLにハマるまでは思いもしなかったですw
リアルでは、やーさんは嫌いなのになァ、と。
秋津が好きで好きで。
英田サキさんの書かれたキャラのなかで、いちばん好きです。
オヤジにして美人カッコイイ受け。
帯『俺にだけ抱かれて生きろ。』
シリーズ完結編、いやーー最初から最後までホント、ホントーーに面白かった!
ちょっと対抗している相手との間が上手く行き過ぎた気がしないでもないですが、秋津〔受〕の見事な極妻っぷりといい一回り大きくなった久我〔攻〕といい、読後感は凄く充実したものでした。
秋津は男だから久我に守られる「女」である事に不満を覚えるんだけど、最終的には久我に守られる事を受け入れる、あくまで男として。
その辺りの匙加減がくーーーっ!!もうたまらんかったです。
極妻なんだけどあくまで男と男、けれど2人は寄り添って生きて行く。凄くいいラストだし、この2人もう大好き!
シリーズ通しての感想だと、やっぱ久我が可愛かったなあ。
いっぱしの極道なんだけど秋津の前ではやんちゃで、でも心底秋津に惚れてて可愛いんだけど格好良い。
ちなみに自分、久我は小西さん声で脳内変換してました!
ああっ、CD化されないものかっ!と願望も書いておきます。
シリーズ完結巻。
この最終巻含めて、シリーズ通して凄く面白かったです!
前2作の、秋津の過去から久我との愛を選んでの未来への展開は、情にもあふれ、また同時にエンタメ的観点でもハラハラありドキドキあり、エロあり、と読み応え充分。
本作は、もう過去とは決別して久我と共に生きていく事を選んだ秋津の、実に「男前」な覚悟が描かれています。
久我の「個人秘書」という肩書きで、組員ではないけれどヤクザの世界に足を踏み入れた秋津。
それは、久我が極道として頂点を極めるという意志を全身全霊で支える、という決意。でも久我は秋津を愛しているが故に極道という道に引き込みたくないと思っていて…
久我と秋津のこころが寄り添えず、すれ違っていきます。
何かあるとすぐに「俺の女だ」と表現する久我。「女扱いするな」という秋津。
でも、結局久我は極道バカで語彙が足りないだけなんですよね。今まで女を抱いてきたから「女」という呼称を使ってしまうけど、その心は「守りたい宝」の事。守りたい対象があるから強くなれる。ヤクザって単純で子供っぽい存在。そこに気付かされた秋津も、気を張るだけでなく自分も久我に守られる存在である事で逆に強さを得るのだ、とようやく悟る。
本作はヤクザの跡目抗争を舞台にした、久我と秋津のメロドラマでもある。いっとき言い争っても、反発しても、深いところで理解しあい求め合う。
秋津の、逝く時は連れて行って欲しい、という言葉を受け入れる久我の情の深さ。
英田サキ先生といえば「エス」「DEADLOCK」ですが、「エス」がより情に触れた「デコイ」や「最果ての空」を得て奥行きを出したように、また硬質な復讐劇の「DEADLOCK」がディックとユウトの愛情が中心の「STAY」「AWAY」と続く事で彩りを得たように、「情」がちりばめられているこの「夜」シリーズが真っ先に先生の代表作となってもいいと思う。それくらい面白いし、英田ワールドの良さが表れていると思います。所々久我が秋津の尻に敷かれている楽しい描写も、抜け感となっていいアクセントになっているところも素晴らしい。
未読の方、必読ですよ。
シリーズの完結巻です。
秋津は昔の情人との過去を乗り越えて、久我と生きる道を選びます。
姐さん、極妻みたいなもんと言われてムカつく秋津。
でもヤクザが言う「俺の女」は特別なんだと…
秋津の気持ちはとてもよくわかる。オンナとして守られたい訳じゃない、お互いに支えたい。並んで自信を持って横に立てる自分でいたかったのですよね。BLの醍醐味はここにあると思っているので、英田サキさん、そういうところをわかって書かれてるなって思いました。
ペアリングのくだりは、そういう付け方もあるのかーとちょっと新鮮でした。
こっからが大変な二人だけど、色んなことを乗り越えてきた二人ならこれからも一緒に守りあって生きていくんだろうなって思いました。
久我と共に生きていくことを決め、極道に身を染めることにした秋津。
とはいうものの、久我は秋津を自分の「女」扱い。
秋津はその愛情に満たされながらも、男としても必要とされたいと思い…。
相手を思いやるが故の気持ちの擦れ違い。
久我はいくら秋津が同じ世界で生きると言ってくれても、それでもやっぱり自分の大切な人をこんな世界に置きたくないし。
秋津は秋津で「久我のために」と必死になりすぎて、久我の気持ちまで無視するような形になってしまって。
秋津が久我が傷付くとわかっていて、それでも久我のためにケジメをつけようとする姿が男前というか少し痛くも感じられました。
好きな人を傷付くとわかっていて傷付けるようなことをするのはきっと本人が一番しんどくて。
それでも、これからのために必要だから。
久我なら乗り越えられるから。
と挑んでいく秋津が本当に久我のことを大切に思っているのだなぁと実感させられました。
また、久我もそんな秋津の言葉に葛藤はあっただろうけど最終的にはちゃんと従って。
「秋津の言葉に間違いがあるはずない」という解決(?)の仕方がなんとも好きです。
それまでの生き方をある意味、全否定することになるようなことだったのに、そんな自分を曲げてでも、一緒に生きていくと決めてくれた秋津の言葉を信じる。
深い愛情、絆が感じられました。
あとはもう、秋津の見事な姉さん女房っぷりですか?
怒る時はきっちり怒るけど、甘やかす時はきっちり甘やかす。
ベッドで御褒美をあげたり、乱れてみせたり。
弄んでるわけじゃないけど、年上っぽさの滲む言葉のやりとりが本筋のシリアス路線の中で楽しく映りました。