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koi suru doll ha hito ni naru yume wo miru
近未来、SF要素を含む泣けるドール(セクサロイド)の物語。
竜前寺剛三:大富豪。竜前寺グループの会長。
引退後、ドールを引き取り、家族の代わりに3体を実の子のように愛して大事に扱う
瑠衣に毎晩絵本を読んで、一緒に沿い寝。
瑠衣:価格1億円以上の美貌のドール、製造後100年ほど。
隆平:マスターに保護された孤児。人格と才能を見込まれたが、庭師を希望。
マスターが、高齢で寝たきりになる。
実の息子は、金儲け第一。ドールを投資物件か、ゴミ扱いする人。
92才になり、「生きている間に、3体のドールの新しい引き取り手を探す」と、ドール達に伝える。
二体は、希望に沿う新しい主人に譲渡されていく。
造られて100年の瑠衣が知能が他の二体よりやや低く見えるのは、
プログラムにないはずの感情が芽生えて、葛藤するから。
瑠衣の中で、人間の感情と同等の情動が育っている。
マスターの死が近いことを知り、「お父さんの傍から離れたくない」と伝えたとき、瑠衣に「悲しい」という感情が湧いて 混乱する。
・・この場面、泣ける。
プログラムされていないのに、経験から学習して、感情を理解するアンドロイドの瑠衣。
クリスマスに、瑠衣が用意したマスターに贈り物は、若い頃のマスターの絵・・マスターの趣味は絵画だった。
マスターが天に召された後、マスターの予想通り、相続で一波乱ある。
心を理解するなら、不要になったら使い捨てにしていいものじゃないと思う。
瑠衣が、人に近い「幸せ」を掴めて良かった。