kurinn
nijuu rasen
二重螺旋
こちらのお話は伊崎の個展で尚人が音声ガイドをする事になった裏側が加々美視点で語られていました。
伊崎から電話があって、雅紀といつも行く例の和食ダイニング「真砂」の個室で伊崎が話す内容が加々美には予想外で驚愕していました。
本当に尚人は無自覚な人タラシだと加々美は改めて実感したらしい様子でした。
そして話は伊崎の個展での話になるのですが、傲慢で人間嫌いの伊崎が尚人の意見を素直に聞き入れて加々美に音声ガイドの相談を持ち掛けて来た事に、加々美は更に驚きながら複雑な気持ちにもなっていました。
その話に乗りながらも頭の中で色々と策を巡らせる加々美がとても興味深くて、タイトルの「遊びの時間の終わり」に何となく不穏な空気を感じてしまいました。
次回からはかなり尚人を取り巻く環境が変わりそうで、雅紀の気苦労が増えそうだと思ってしまいました。