My Ride, I Love You 上

My Ride, I Love You 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
Patrick Rangsimant 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
楔ケリ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
発売日
電子発売日
価格
¥1,500(税抜)  
ISBN
9784041112007

あらすじ

タイBLドラマ化決定!バイクタクシーと医者が織りなす恋の行方とは…?

ドラマ化も決定している話題のタイBL作品!研修医であるタワンは、先輩のポーと再会をし、晴れて恋人同士となる。ポーの家に行くためにバイクタクシーを拾うが、その運転手が年下のモークだった。ただのお客と運転手の関係に過ぎなかった二人だったが、お互いを理解し合ううちにいつしか大切な存在に。モークは医者であるタワンと自分が釣り合うのか悩むが……。

イラストは、楔ケリ先生が担当。上下巻それぞれを描きおろし、世界観を華麗に描きます。

翻訳:宇戸優美子

表題作My Ride, I Love You 上

歯科医
内科の研修医

その他の収録作品

  • コメント(Patrick Rangsimant)
  • コメント(宇戸優美子)

レビュー投稿数1

「タイBL」と聞いて

「タイBL」と聞くと食指が動いてしまう。
そして楔さんの描かれた表紙。
ということでお買い上げ。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





医学部を卒業し内科医の研修医となったタワンが主人公。
彼には学生の時から憧れていた先輩がいた。歯学部に通うポー先輩。カッコよくてイケメンで、けれど彼に恋人がいると知ってその恋心は封印した。

が、研修医として配属された病院で、タワンはポー先輩と再会する。そしてポーから告白されたことをきっかけに憧れだったポーと無事恋人同士になるが―。

序盤から甘々です。
「ロマンティック」という形容詞が本文中にも使われていますが、もう、本当にロマンティック、といった感じ。ポー先輩が色事に長けているのが文中から読み取れる。そして、そんなポーに口説かれ恋人になったタワンの周りにも、お花が咲いているのが見えるかのような甘々ぶりです。

ポー×タワンの恋は初っ端から成就していることもあって、え、これどういうストーリー展開になるのかな?と思いつつ読み進めました。障害が何もないように見えるので。

が、うん。
今作品はポー×タワンの恋のお話ではないんですね。タワンがポーのマンションに向かうために利用するバイクタクシーの運転手、モークとタワンの恋のお話なんです。

タワンは医者ということからもわかるように、そこそこ良いお家の子息。自分でバイクを運転することはおろかバイクタクシーにも乗ったことがない、いわば箱入り息子。その彼が、今までの自分の周りにいた友人たちとは少し違う世界に住む(ごめんなさい、見下しているわけではなくって、こういう書き方しかできなかった)モークと出会い、新たな世界を知っていく。

タワンは医者だし、モークはバイクタクシーの運転手ではありますが、仕事絡みの描写はほぼありません。ひたすら恋愛を軸に紡がれていくストーリーで、個人的な好みとしては甘すぎた感じ。悪いわけではなくって、こういう甘くて恋愛メインのストーリーがお好きな方は多いだろうなと思います。あくまで個人的な好みの問題ではるのですが、ちょっと締まりどころがないなあと感じました。ちなみに彼らを取り巻くサブキャラもそこそこ登場しますが、その誰もがオネエだったり、ゲイだったり、男の恋人がいる人だったりと男しか登場しません。BLにおける女性キャラがあまり好きではない人にはお勧めな作品かと思います。

すでにドラマ化が決まっているとのことですが、イケメン俳優さんたちが演じたら映えるだろうなというストーリーだと思います。

年上で、いろいろなことに余裕がある、色事にも長けたイケメン・ポー。
可愛くて素直で、ちょっぴり頑固、でも医者としても有能なタワン。
タワンに恋しちゃって、タワンに恋人がいることを知りつつそれでも恋心を捨てることができないモーク。

三者三様の、タイプの異なるイケメンさんたちが絡む絵面はさぞかし見ごたえがあるんじゃないかな。

あ、あと、楔さんの描かれた表紙はとっても素敵でしたが、作中の挿絵は一枚もありません。KADOKAWAさんの海外BLって、そういえば挿絵がないものが多かったなあ…、とちょっぴり残念な気持ちになりました。

1

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