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公子を溺愛する護衛官×無自覚美人な第三公子の、主従溺愛ファンタジー!
ore no nozomi ha hitotsu dake!
桃瀬わさび先生は初読み作家さまです。今のところは電子でしか発表されていないみたいです。それ故かお名前を存じ上げませんでした。
ツイートである作家様が紹介されていて、興味を持ち購入してみました。
本編はニコラスとレオの両視点で語られるので、ニコラスの心の変化とレオのニコラスへの一途な思いが分かるので、そこにワクワクしました。
大国リーグエリクを舞台にしてるんですが、リーグ王家とエリク家で国を治めてて、リーグ家は名目だけの王家で、実力も財力もエリク家には敵わないんです。だからこそ両家は度々婚姻関係を結んで、友好関係を保ってたんです。
そこに事件が起こるわけです。
こちら魔力とか魔法が使える世界になってました。
ニコラスとレオの両視点故のまどろっこしさはありますが、ニコラスが初代大公になってリーグ王家の馬鹿王子を捕らえて、エリク公国をまとめて行く過程はテンポが良くてとても面白く読み進めました。
レオが異母兄が外戚として権力を得ようとしている事を知り、ニコラスの元を去って陰謀を阻止しようとしたのも、その異母兄を更に上を行く策略でニコラスが退ける様もとても見事でした。
でもですね、全てが片付いて両思いになってからが失速したと思いました。それまでの知力を尽くした作戦や戦いが見事にだった為に、ニコラスがレオに真正面から向き合わずに逃げ出してからが、ダラついてみえてしまったんです。
番外編の「どんなニコも」はレオ視点のお話でした。レオがどんな思いでニコラスの側で仕えていたかが分かり、ニコラスの伴侶としての幸せが書いてあって読後感も良かったです。
文体は苦手な方もいるかもしれません。
でもWEB作品に慣れてる方なら楽しめると思います。
ストーリーは面白いけれど、
王子とその婚約者がメインキャラなのに、
「やべえ」などといった風に、言葉使いに品格が無さ過ぎて、違和感を感じた。
嫌いな言葉遣いが頻繁に出てくると、楽しく読めなくなる。
残念。