条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
俺はおまえを愛せるぞ
amakameru ou no nie
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
まさかのシリーズ物の最終章だったこちら、単体でも面白かった。ひょんなことから友達になった2人が、番だと判り気持ちが伴わぬまま結ばれる…。
エルが鳳王だと知り、鳳王として接するようになるユキ。刷り込みもあるし、エルへの気持ちがはっきりしてないから仕方ない。周りの圧も辛かった。エルは自分の気持ちに気づいてるから、ユキの変化が辛いよね。仕方なく受け入れさせた負い目や悔しさもあって悲しかったな。このすれ違いは苦しいけど、ときめきました。
非常事態でやっと気持ちに気づいたユキ、ギリギリだけど想いが通じて良かった。2人が互いに大好きで対等に笑い会う姿が可愛くて好きでした。
今回は天の四界の天鳳界を治める鳳王と
鳳王な献上する果物も育てる果樹園の主のお話です。
偏食(!?)な攻様を餌付けした受様が彼の伴侶となるにまで。
天には天竜界、天虎界、天亀界、天鳳界の四界があります。
受様は天鳳界で流浪の民といわれるロアの民でしたが
旅の途中で天鳳界で伝説の農夫と言われた人物に
助けられた事がきっかけで定住し、
老人の死後は彼の果樹園を引継ぎ、
鳳王にも献上するほどの豊潤な果物を作っています。
受様の子供の頃は青い空やすこやかな緑、
澄んだ水は当たり前でしたが
近年では天鳳界と続く人間界の空の淀みが広がり
空が灰色にすすみ、風に異臭や湧き水の濁りが
恒常化しています。
そんな穢れを浄化しているのが
純白の翼を広げて空を行く鳳王です。
鳳王は汚れを祓い、よどみを流す力で
天鳳界のみならず人間界の空までも浄化しており
他の三界に武力で劣っても侮られる事は有りません。
実は受様は天鳳界では不吉とされる黒鳥です。
人間界からの穢れの流入も黒鳥がいるせいとも噂され
受様は人との接触を最小限に暮らしています。
ところがある日、果樹園に勝手に入り込み、
王宮に収めるつもりで丹精していた桃を
食べた猛者が現れるのです。
彼こそが今回の攻様になります♪
攻様はびっくりするほどの美貌の主ですが
なぜかいつも腹を減らしていて
受様は果実や食事を振舞うようになります。
受様の料理を気に入ったらしい攻様は
王宮に食事をつくりに来てれないか
とまで言いますが
身分的にも秘密を抱える身としても
そんなことは出来るはずがありません。
そもそも受様を王宮にと誘う攻様は
いったい何者なの!?
既刊『龍の妻恋い~うそつき龍の嫁取綺譚~』から続く
四界シリーズのスピンオフで天鳳界を舞台にした
鳳王である攻様と秘密を抱える受様の恋物語になります♪
前巻『虎王の秘め事 ~天虎界綺譚~』同様、
シャレード文庫HP企画のWEB連載した
スペシャルストーリーに加筆修正しての文庫化ですが
既刊キャラとの絡みは無いので本作のみでも
楽しく読めるお仕立てです。
もふもふ系が大好きなので
天地を制する四神を絡めた世界設定も大好物なので
WEB連載も楽しく拝読させて頂いていました。
攻様の正体はほぼ初回からバレバレですが
それがどう転んでいくのかがワクワクどころで
受様の秘密、過去が明かされていくことで
攻様との関係が少しづつ変化していき、
毎週の更新をとても楽しみにしていました。
今回は連載中に文庫化が決まったため
結末は文庫化してから読もうと我慢していたので
予想通りでウキウキ!! なところと、
こそうくるの!? 的なところがあり
とっても面白く読了させて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
羽純先生のイラストも華やかな雰囲気が
物語世界にぴったりでしたが
鳥姿のイラストがなかったのだけが
ちょっと残念でした。
天界シリーズ最後は超美形鳳さんでした。攻め受けのキャラ、お話ともストレート王道だなと思ったので萌にしました。キラキライケメンなのに食べるものを選ぶのって可愛い。本編260Pほど+あとがき。
天鳳界で極上の果実を栽培しているユキ。ある日、桃畑でとりわけ美味しい実をつける木の下で、かじった桃の落ちている中に寝ていたのはキラキラしいイケメンで・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
バルク(受けの果樹園を手伝ってくれる♂)、カラール(攻めの側近)、スラー(攻めの医師)ぐらいかな。これぐらいの人数で役割設定が分かりやすい方が嬉しい♡
++攻め受けについて
攻めも受けもどっちかていうと単純はっきり裏表なし純粋さんという印象です。エルは偉大な力をもった王様のくせに、食べるものを選んで受けの作ってくれたものだったらパクパクうまいうまいいって食べたり(普通に食ってりゃもうちょっと力出てるだろうよと思う)、聞こえないって言って「好きだ」って何回も言わせたり、可愛い。
受けは受けで恋愛なんてこれっぽっちも思ってない感じで、エルが大変だからと一生懸命尽くして。最後は思う気持ちをいっぱい溢れさせて、攻めをきちんと助けていて、そのシーンは良かったなあ。
分かりやすい王道なのですが、攻め受けのキャラが可愛いなと思えて良かったお話でした!カラールやスラーも分かりやすく好きなパターンにきちんとハマっていて嬉しかったです!
楠田さんのファンタジーは初めて読みます。
こちらの作品は天の四界シリーズの最終章だそうで。
鳥人の世界が舞台です。ちなみに知らずに読みました。
さてさてお話は、読み進めるとじっちゃんの果樹園を継いで一人で切り盛りし慎ましく暮らすユキと、果樹園の大事な王宮に納める一番美味しくて実の大きい桃の実を勝手に食べて木の下に寝ている超絶美形の空腹な青年エルとの出会いと…。
尊大なエルですが、なんだかんだでユキの言うことを素直にきいたり、ユキの家庭料理を美味しい美味しいって頬いっぱいにさせて喜んでおかわりしたり。感謝の気持ちだとハグしたり。
と、ほのぼのと進むのですが。
エルの正体は実は四界の清浄を唯一できる鳳王で。
ユキは鳳王様をとても尊敬して神様のように思っており。しかしユキの正体は絶対に知られてはならず…。
鳳王にはつがいとの触れ合いによって力を取り戻し子供を成すことができるようで…。でもそれは心の底から愛し合うつがいでないと全力の力や真の鳳王の姿になれなくて。
エルとユキの想いが噛み合わないのが切なくて、エルが辛そうで気の毒で。
ユキよ、違う違うそうじゃない!と何度も言いたくなりました。
ここが作者さんの萌え所だそうなんですが。
エルの深い愛情にユキは忠実な民としてしか応えられないのか?なところが肝ですかね。
ユキ視点なのでエルの正体を知る前の二人の交流も友達以上?って感じだったし…。
う〜ん、発売日のレビューになんて書いたらよいのか非常に悩みます。
二人は運命の相手だったんですね。ユキの存在意義もちゃんとあって。素敵なラストでした。