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kakure omega no ore desuga shuchaku alpha ni hodasaresoudesu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
こちらの出版社の本は外すととても精神的ダメージが大きいですね。
あらすじと神と萌2の比率も見て買ったのに、どうしても最後まで読めませんでした。
仲良し仲間の中学時代。バース性検査結果がわかってからの仲間内での居づらさ。
そして運命の番が編入してΩなのを隠してたったひとりの友達になって。
高校生ならではの学校内での思春期ならではな一人ぼっちに対する恐怖と、一人ではないことへの飢え。
家庭内で次期社長と期待されてたのにΩで申し訳無さと割り切れなさ。
最初の数十ページで延々と続き、大人になれば一人ぼっちでも平気だよ…と言いたい。
いつまでもグルグルしてて雄大も翔さえいれば…な依存気味で、お腹いっぱいでした。
ごめんなさい。
一人称視点の作品は実は結構苦手ですが、
こちらの作品の文体がとても読みやすく、設定も面白くて、全体的にコメディ調で、読み始めると物語に引き込まれて一気に読んじゃいました。
オメガバ設定の中でも結構細かく設定されていて、世界観の説明文もやや多い。
オメガバだが、LGBT・ジェンダー問題を含まれる内容もあり、
シリアスな描写が苦手な方にはおすすめできないです。
以下はネタバレあり感想
主人公である畑中はαのような見た目で、本人は自分がβだと思っているが、実際はΩだった。かなり動揺して、異性愛者で、男に抱かれる自分が想像できず、自分の第二性別が受け入れられなかった。
Ωだと診断された日から生活が大きく変わった。第二性別がバレないように周囲を拒み、家族との間にも大きな溝ができた。
そんな彼の前に、以前一度街ですれ違ったαの宮本が現れた。
ひょんなことで二人は友人になり、宮本の「運命の番」に執着する理由を知り、絆されつつもやっぱり彼を受け入れられず、せめて親友でいられたらと願う。
物語面だと、よくある設定と流れです。
キャラの心情描写がとにかく細かく書き込まれ、ここが個人的にかなり面白かったと思いました。
しかし一番初めに書いた通り、特に畑中の心の葛藤は結構リアルとリンクできる部分もあり、苦手な人もいそうだなと読みながら思いました。
そして個人的に、読んでいるとき、畑中が第二性別を知ったことをきっかけで疎遠になった幼馴染との仲が修復するシーンを楽しみにしていたが、
結局最後までそういう描写がなく、疎遠のまま卒業したのかなと少し切なくなりました。現実にもよくあることなので、物語の中でも畑中に友人と仲直りしてほしかったし、畑中のことを友だちとして大好きだった幼馴染が畑中と仲直りして宮本とやり合うシーンとか、勝手に期待していたが残念です(笑)
そしてキャラ紹介ページにも入っている、宮本に片想いしている戸塚という役だが、当て馬役だろうと思っていたが、出番はほんの2ページぐらいで、「えええ!?」と驚いた気持ちも。
序盤では割と畑中と友人たちの描写も多かったが、宮本が登場してから最初に出てきたキャラたちの出番がほとんどなくなります。
そりゃBLなので主人公たちの恋・心情中心に描写されるのは当然だが、その他の人物の登場が中途半端の気がして少しもやもやしました。
今回は運命の番を探す転校生と
自分のバース性を受け入れられない高校生のお話です。
受様が攻様との出会いで自らの性を受け入れ番となるまでと
留学先での大学性格を収録。
この世界には先天的な男女という生とは別に
アルファ、ベータ、オメガという第二の性があります。
第二性は成長期と共に特性が現れ検査によって判明し
それにより生殖対象は限定される事となります。
ベータと呼ばれるほとんどの人間ですが
先天的性の男女の組合わせてで生殖しますが
人口の1割程度しかいないアルファとオメガは
アルファ×オメガでなければ生殖できません。
受様は国内有数の医療機器メーカの社長令息で
高身長で整った容姿と運動神経を持ち、
成績も優秀な生徒でした。
受様の通う男子校はオメガの香りとフェロモンを遮断する
特許システムの導入を売りにする全寮制男子学園です。
受様は自身をアルファかベータだろうと思っていましたが
受様の判定はオメガと下されたのです!!
オメガは男であっても小さくて華奢なので
体格の良い自分がオメガとは信じられませんでしたが
発達性バース適応障害と言われるのです。
受様はベータでもアルファでも
可愛らしい小柄な女の子と結婚して
子を持つ事を夢見ていたのに
オメガでは相手が男でも女でも
抱かれる事でしか子供を作る事は出来ません。
自分がオメガという事実にたまらなくなりながらも
安全地帯である学園へと足を速めた受様したが
運命の番の甘い香りを感じる事となるのです。
なんとか学園の校舎に逃げ込んだ受様は
オメガにとっての"幸運"に号泣してしまいますが
高等部に進学した受様を待っていたのは
『運命の番』を探すために学園に編入してきた
攻様だったのです!!
オメガである受様は運命から逃れることはできないのか!?
運命の相手を探す攻様と
発達性バース適応障害と診断された受様の
学園オメガバースになります♪
攻様は電子機器メーカーの社長令息ですが
母親は結婚後に出会った「運命の番」のために子を捨て
母を罵倒する父と相手である後妻に愛されること無く
孤独な幼少期を過ごしていました。
そんな孤独な環境と母親の与えたトラウマから
運命の番への異常ともいえる執着を持っていたのです。
受様は自分が攻様の運命の番だと知りながら
学園の遮断システムを利用して攻様の
「受様はアルファ」という誤解を解かずにいますが
いくら探しても攻様の運命の番が見つからないまま
攻様は大型犬よろしく受様に懐き、
「番が見つからなくても受様がいればいい」
とまで言うほどに受様に執着していきます。
受様を運命の番と知らなくても受様自身に惹かれ、
執着していく攻様の恋が実るには
受様がオメガである自分を受け入れる事が必須です。
バース性を認められない受様の矜持と家族との関り、
攻様に被虐性を植え付けた家族の存在を絡ませながら
学園という閉じられた世界で攻様の想いが実るまで
どうなるのかとワクワク読ませて頂きました。
2人のすれ違いやぐるぐるは楽しかったですが
リアルが前面に出ていて
ロマンや甘さがかき消されるシーンが有り
「萌」評価と致しました。
個人的な好みの問題ですが
ヒート時のオメガの身体の変化とかの
設定説明は要らないかな。