お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
lesson my love
バレエを題材にした、剛しいらさん、デビュー10年目の作品。
2012年10月25日発刊。
関連作「レッスンディープラブ」は、時系列だとこの後で留学中の話。
イマージュクラブに連載されていた作品に加筆修正したもの。
紙本の挿絵には、バレエシーンが無く、からみ場面ばかりらしいのだけど、電子版は挿絵なしだった。
「レッスン マイ ラブ」は高校生になった主人公。
登場する演目
くるみ割り
眠りの森
白鳥の湖
真夏の夜の夢
挿絵が小学生ぽいけれど、中身は大人向け。
剛先生は、クラッシックバレエのファンだったようです。
バレエをやっている中学生男子と9歳歳上の天才ダンサーカップルのお話です。
全体としては一昔(ふた昔?)前のラブコメ少女マンガ風の空気感。主人公や主人公を取り巻く人物たちのキャラ設定が少々極端なのでマンガ感が強いのだと思います。
トーンがコミカルなので、なんとなく読んでしまいますが、恋のお相手であるダンサー・服部さんって、冷静に考えると、かなりヤバイ人物ですよね。「子どもが好きだから」と周囲から認識されていて、これまでにも教室の少年に手を出していた……って。
……そういうことを気にすると、純粋に読めなくなってしまうのですが、主人公の美晴くんのキャラ設定は普通の男の子らしくてかわいいです。
ただ、この本だけでは「この後は!?」という所で終わっています。続編も出ているのでそのままgo!ですね。
年の差カップルのお話。
主人公の受けは中学生。ずっとクラシックバレエをやってます。
攻めは22歳の天才バレエダンサー。
二人はバレエ教室で出会い、攻めが受けに熱烈に恋する。いきなりキスされて、受けも攻めを意識しはじめ、好きになる。
中学生受けというのがかなり引っかかりました。
中学生同士の恋ならいいんだけど、相手役の攻めが二十歳越えてると、むくむくと私のナケナシのモラルが頭をもたげてしまい、物語を楽しむことができなくなっちゃうみたいです。いきなりキスというのも、なんだかなァ…みたいな。
ただ、主人公の男の子の性格は、見た目に似合わず意外とオトコマエで好きでした。
結末はモヤモヤした感じなんですが、あとがきによると、受けが高校生となった続編があるようです。高校生ならok、いつか読んでみよっと。