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柏枝先生は、落ち着いた文章で本当に読ませてくれます。最近集めてる作家さんの一人。
BLではないですが、友情、ともなんか違う気が。
今時の青年な容姿をした常泉崇志は、国家二種に合格した準キャリアで地方勤務を経て刑事となり東京に戻ってきた。折りしも半年程前に警察庁に転属してきた日本文化新聞社会部の記者・八木澤克。二人は、ある事件を通じて出会うが、最初事件現場にいた常泉に気づいたのは八木澤で、大学時代一緒だったことがあり、そのときの体育会系に向かない常泉が刑事になっていたことに驚く。
二人とも不規則な業務。そして、朝のコンビニでばったり出会い、再開の朝ごはん。八木澤は現場で会ったことを常泉が知らないと思い、さりげなく事件について持ち出してみる。実は気づいていたと知ったのはのちのち。
新聞記者は俗にハイエナとよばれ、不幸な事件も追い回し記事にするということで忌み嫌われる存在で、作中でも遺族に殴られたりしてます。
事件を追ううちに、解決のために常泉が八木澤にリークする場面もあったりで、水面下で協力しあう関係に。副題の「競争と協力と」はそういう意味。
新聞記者は他の新聞社との競争もあり、警察側との折衝もあり大変なのを今回少し垣間見れてよかったです。
最後、常泉が東京に来る前置いてきた彼女からもらったタンブラーを持って、スタバで八木澤と話すシーン。なんかいいなぁ。
3巻まであります。古街キッカさんの絵も素敵なのでおすすめ。