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takane no hana wo taorumade
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
主人公は、コンビニバイトの宗吾、23才。
ある日客の一人に目を奪われ、それが人気急上昇中のモデル「祥一」で、中学時代の同級生で初恋のひと・行成祥一だとわかり…
…と始まります。
行成と宗吾はすぐに連絡先を交換し、家にも行き来したりと友情を復活させます。
行成は芸能人オーラはありつつ、昔と変わらないいい奴。
宗吾のアパートでぼや騒ぎが起きた時もすぐに同居を申し出てくれたり。
宗吾はずっと恋心を抱いているから複雑な感情も抱きつつも、今の関係性を大事に思っていて。
で、特に何か事件があって急激にBL展開になるわけではありません。
今ドキの、芸能人の動画配信、宣伝と同時に炎上のリスクも負うこと、いじめ問題などを絡めつつの「地味っ子に王子あらわる」系のストーリーだと思います。
煌めくような魅力の行成も、両親の離婚のゴタゴタや高校に入ってからのいじめ、そこから逃げたという挫折、しかし逃げたことで見えた新しい世界…
そんな毎日の中、等身大の自分でずっと忘れなかった宗吾の存在。
お互い知らずの8年間の両片想いでした。
感想としては正直可もなく不可もなく。ちょっとご都合も匂う。
ラスト、宗吾をいじめてた奴もタレントになっていて…というのは要らないし、タイトルが内容と合ってない気がする。
今回は注目の若手俳優と元同級生のコンビニバイトのお話です。
芸能人となった攻様と再会した受様が初恋を実らせるまで。
受様は石材店の次男として不自由なく育てられますが
勉強はできても運動音痴で地味な生徒だった事から
中学時代にいじめにあいます。
中学2年のクラス替えで
大病院の跡取りで人気者だった男子生徒が
受様に成績で抜かれた事を根に持ち
受様はクラスでハブられます。
そんな受様に1人だけ声を掛けてきたのが
後の席に座っていた攻様でした♪
攻様はいじめのリーダーさえ一目置く生徒で
受様はなぜ声を掛けられたのか不思議でしたが
友達付合いが進む中で受様は攻様に惹かれていきます。
しかし、
別々の高校すると攻様との連絡は途絶え
受様の初恋はずっと胸の奥に潜み続けていました。
受様は昔から新品よりも古いものが好きで
行きつけの古着屋の店員になりたかったのですが
親の反対にあいアパレルメーカーに就職しました。
しかし、
人付き合いが苦手でブランドに愛着がもてない受様は
同僚との疎外感がぬぐえず5ケ月で辞職するのです。
今度は好きな古着屋で働きたいと思う受様でしたが
単騎で前職を止めた事が響いて不採用続きで
コンビニでのバイトを始めます。
そんなある日、
アッシュブロンドの髪をひとまとめにして
深くキャップを被り、マスクをつけた客を担当し
思い出の人の姿が被ります。
気になりながら雑誌の整理をしだした受様は
入荷したばかりの女性誌のスナップ写真と見出しに
釘付けになります。
ソレは今注目を集めるモデル兼俳優の
私服スナップの小特集でしたが
そのモデルが攻様その人だったのです♪
その3日後、再びコンビニに現れた攻様に
受様は思い切って声を掛けるのですが・・・
中学時代の友人で初恋相手の攻様と
偶然を再会果たした受様の恋物語になります♪
再会した2人は再び友人付合いを始めますが
受様のアパートでボヤ騒ぎが起こり
攻様宅に居候することになります。
受様が再会した初恋の君はイイ役者になろうと
努力を重ねる素敵な男性になっていて
就職した会社をすぐ辞めて
生活するためにコンビニバイトな受様は
昔以上に遠い存在になっています。
そんな受様の恋がどうやって実を結ぶのかと
ワクワクで読み進めたのですが
受様の暗黒時代では唯一の友人であり
きらびやかな芸能界に生きる攻様は
「高嶺の花」なのでしょうけど
まだ駆け出しでオーディションに落ちたり
リスナーに真正面から対する攻様は
受様と同じ等身大の若者に見えました。
2人のハピエンは既定路線なので
攻様には受様こそが「高嶺の花」で
手に入れるために頑張っていたという意味なら
かなり判り辛いです (^-^A
タイトルイメージもありますが
萌え成分をあまり感じなかったので
今回は「中立」します。
前作の他レーベルのオメガバのレビューで「今月末に出る作品はオメガバでは無いみたいなので、そちらに期待してみようと思います。」と書いていました。
そして期待は裏切られました…。
まずタイトルからして意味不明でした。こちらの作品をコミコミさんで予約した時は「八年越しのマフラー」だったと思うのですが、そちらの方がしっくりしていました。何が「高嶺の花を手折るまで」なのかがよく分かりません。
宗吾が祥一をそれに例えたのは作中に一度だけでした。
それとあとがきで秀先生が動画配信にハマってるのは分かりましたが、主人公2人がいじめにあってたのがとてもキツかったです。祥一のあれだけもったいつけた思わせぶりな発言と態度が告白してみれば、宋吾と同じだった点にも拍子抜けしました。てっきり現在形で酷い目に遭ってると思っていたんです。
中学時代のいじめの中心人物だった木内に、同窓会で宋吾が言葉を放ったシーンだけがスカッとしました。でもそれだけです。
実は祥一も宋吾が好きだったという真実は、なんだか取って付けたようで置いてけぼり感を味わいました。
初めて2人が最後まで結ばれるシーンに至っては萌が無くて飛ばし読みしました。
両片思いの社会人になったばかりの若い2人のセックスなのに、アレの表現や祥一の言動がチンピラや極道ものにピッタリなんです。
最後に主演ドラマが決まった話も例の木内まで共演するとあって一気に冷めました。
そして宋吾が最初から祥一を好きな「男」とか、ずっと思ってた「男」と何度も「男」と例えるのが百戦錬磨の手だれのようで馴染めませんでした。
慣れて無いはずなのに積極的なのも肉食系に見えて好きになれませんでした。
イジメとか人種差別や人間の価値観とか動画配信とか、難しい題材を取り上げたのは素晴らしいと思いますが、これだけしか無いページ数では書き切れ無いと思います。
これだけ萌を外して来る作品もある意味凄いと思いました。
タイトル買い。なんだけど攻め受けともキャラに入れこめず、大変申し訳無いです、中立にしました。モデル→役者さんという設定や、古着屋さん話が好きな方、長い恋やいじめ話にシンクロする方には良いのかも。本編240ページ弱+あとがき。
新卒入社したアパレル会社を辞め、コンビニでバイトをする宗吾(そうご)。ある日店に来た客が、中学時代の唯一の友だった行成(ゆきなり)じゃないかと気になっていましたが、実はその行成は読者モデルから俳優もするようになっていて…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
中学時代のクラスメート(くずあり)、コンビニのバイト仲間ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めさんはキラキライケメン、役者として頑張ろうとしているところ。溺愛、スパダリ感はあまり感じず、芸能界話メインでもないので、等身大という印象。
受けさんは、古着、アンティーク大好きなんだけど、働きたい店のバイト募集待ち中。やや内向的?いじめられた経験アリの子。こっちも等身大な印象。
そんな二人の恋話で「きゃ♡」とシンクロする所があまり無くて盛り上がらないまま、終わっちゃいました。いじめの話が山?で、いい事言ってるなあとは思うものの読んでるとツラいので、ついつい目を背けてしまったのです。
高嶺の花感を今一つ掴みきれず読了してしまって、ちょっとくやしかった1冊でした。