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hogoneko to amayakashi doukyo hajimemasu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あらすじに惹かれて購入。
ちょっと繊細な、っていうのかな。複雑なバックボーンを持つ作品で、もしかしたら好みが分かれる作品かもしれません。「犯罪」というものに拒否感のある方は注意が必要かもです。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は売れない漫画家の一路。
生活のためにゲイ向けのボーイズバー「Romeo」で働く青年です。
とある日、彼の働くボーイズバーにマネージャーが一人の男の子を連れてきた。「Romeo」では古株にあたる一路はマネージャーからも信頼されていて、その男の子に仕事の説明をしておくよう頼まれる。
が、話をしてみるとその男の子・行深はボーイズバーが何の仕事をするのか全く理解していなかった。ウリということの中身も、もっと言うと性的なことを全く知らない様子。荷物を抱え何やら訳ありの様子の行深を放っておけなかった一路は自分の家に連れていくことにするが、そこで行深に頼まれる形で身体の関係を持ってしまう。
が実は、行深には秘密があってー。
というお話。
激しいネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、行深という男の子の過去はかなり壮絶です。その過去のために、行深は20歳になるまで外の世界を何も知らずに生きてきた。そんな行深にどこまで踏み込んでいいのか悩み、けれど放っておくこともできない一路との恋のお話です。
行深の過去、を考えるとちょっととんでもなくシリアスな話(犯罪がらみです。苦手な方は注意されてください)でして、こうやってあっさり書いてしまうことに拒否感を感じる方はもしかしたらいるのかなと思います。
が、ストーリー展開が非常にお上手って言うんですかね。
何も知らずに育ってきた行深の「過去」と「今」そして「これから」を、上手に無理なく描いています。ドシリアスに振り切ってしまうことなく、終始温かさとほのぼのさがあるのはキャラによるところが大きい。
性的には奔放で恋人を作る気がないけれど、根っこは優しく困っている人を放っておけない一路。
壮絶な過去持ちさんでありながら健気で一途で優しい行深。
そしてその二人をサポートする一路の友人・慎太郎。
彼らが紡いでいく日常は、平凡で、普通で、けれど温かい。
過去の理由により日々の生活でも困難を感じることが多い行深ですが、そこをサポートする一路と、そして一路のためにと頑張る行深のやり取りに心癒されます。
とある事情により世間から注目を集めるようになるこの二人ですが、だからこそ行深の過去をほじくろうとする輩も現れます。現実には、こんなにハートフルな展開にならないだろうという感情も、頭の中をよぎったりもします。
作中、敢えて行深の「ママ」について触れていないのだろうと思いますが、行深の思い出の中だけで登場するからこそふんわりとしてて良いのかな、と思ったりもしました。
色々突っ込もうと思うと突っ込めるバックボーンを持つ作品ではありますが、そこはあえてあっさり受け止めて、一路と行深との恋の物語、という部分に焦点を当てて読むとめちゃめちゃ萌える作品でした。
行深のために右往左往する一路は紛れもなく行深にとって輝く存在であったのだろうと。
そして、はじめは興味から行深に手を出した一路ではありますが彼の根っこに惚れた行深の深い愛情にも。
公私ともに唯一無二の存在になっていく彼らに心からのエールを送りたいです。
今回はボーイズバーでアルバイトする漫画家と
訳有で求職中の青年のお話です。
漫画家だけでは食べていけない攻様が
訳有の受様を助けた事で生き方を変えるまで。
攻様はWEB漫画雑誌に連載を持つ漫画家ですが、
本業だけで食べていけずボーイズバーで
アルバイトしています。
今では入れ替わりの激しいキャストの中でも
古株で新人の教育係をすることもあります。
そんなある日
面接を始めたマネージャーにオーナーから電話が入り
攻様はかわいい顔立ちの若い男の面接を
押し付けられてしまいます。
この若者が今回の受様になります♪
大容量のリュックを背負った受様は
地方から家出してきた未成年のようです。
一応成人はしていましたが
受様はこの店がゲイ向けボーイズバーで
キャストの売りもサービスと知らず
簡単かつ具体的にサービス内容を説明すると
受様は青ざめてしまいます。
その後、受様は働く事は断ったものの
ボーイズバーには興味を惹かれていたようで
「社会経験だから飲んでいく?」と進めると
カウンターでお客様となります。
受様はカクテルばかりかコーラも飲んだ事が無く
生チョコにも初体験で
話の流れからキスもエツチも未経験で
本番行為にも興味を示します。
攻様の説明ではいまいちピンと来ないようで
攻様はスマホでゲイ動画を見せる事にします。
動画を見た受様はさらに興味を持ったようですが
攻様もセックスの快感を上手く説明できず
「手っ取り早く自分で経験してみたら?」なんて
言ってしまうのですよ♪
キスの相手もいないのにという受様に
攻様はつい「キスしてみる?」と言ってしまい
受様のファーストキスの相手になったばかりか
受様の可愛すぎる反応に
ねだられるままにエッチまですることになり!?
特殊な生い立ちをもつ受様と
漫画家だけでは食べていけない攻様が
恋を育てていく物語になります。
受様は「赤ちゃんポスト」に置かれる寸前に誘拐され
誘拐犯だった母が逮捕される20才まで
隔離されて育った子供だったのです。
受様が求職中の理由と共にその過去を知った攻様は
何も知らない受様に手を出してしまった事を
激しく後悔する事になります。
しかし住む所もないという受様をそのまま手放すのも
また心配で受様の仕事が見つかるまでと
攻様宅に留め置く事にするのです。
そんな身体から始まった2人の関係に
攻様の漫画家というお仕事を上手く絡ませて
物語は進んでいきます。
受様の出生はあまりにも特殊なもので
受様は良くも悪くも大多数にとって
"常識"的な言動を押し付けられます。
でもそれは受様にとっての"普通"ではなく
わかる事と感じる事もまた別なのです。
攻様は受様の気持ちを大切にしたいと思いつつも
彼自身もまたその"常識"を捨てきれません。
そんな攻様がどうやって
受様への気持ちを認めるのかとハラハラしつつ
2人の恋が実を結ぶまで楽しく読ませて頂きました♡
タイトルの印象から
ラブコメ風味で軽く笑えるお話なのかと思ったら
受様の背景はけっこう重くシリアスでしたが
知らない事を重荷にすることなく
できる事を探し続ける受様の頑張る姿が
とっても良かったです (^-^)v
「赤ちゃんポスト」に捨てられた直後に誘拐され20歳まで隔離されて育てられていたという特殊な生育環境だった行深(受け)とたまたま行深のバイトの面接を担当した一路(攻め)。
なんとなくほっとけなくて世話をし、流れでエッチをしてしまい、いい感じになった直後、行深の生い立ちを聞かされ、真っさらに近い行深におかしなことを教えてはと自戒する一路はとてもいい人でした。
世間を知らない行深は出会った人が良い人か悪い人か判断つかないので、行深を都合よく使うような悪人に出会っていたら全く違う人生を歩むことになったのではと思うと、行深の特殊なスキルを考えると漫画家である一路と出会ったことは幸運だったと思います。
両視点で読めるので、2人の変化がよくわかるし行深の成長具合を追いかけられるのが良かったです。
行深の好奇心からいきなり体の関係から入ってしまうけど、その行為も行深のことを慮ったとても優しいものだったし、それ以降はゆっくり進むので、ほのぼのとしていてとても優しいお話で、とても良かったです。
そして、親友の慎太郎がとてもいい人。
初めは特殊な環境で育った行深に対して、一路が下手に介入することを警戒していたけど、途中からは2人の見守り役になっていました。
これからも2人を見守りながら、何かあれば手伝ってくれるのでしょう。
せっかくなので、いくらちゃんのアイコン見たかったです。
めためたに癒されました~
世間から隔離されて育って物事を知らない行深が
どんどん吸収して楽しい好きが増してくのが可愛い!!
構いたくなる可愛さ!選択肢のある甘やかしは良い…
一路と一緒に漫画を作り上げてくことの楽しさとやり甲斐にもグッときました。
ほんわか可愛いのにエロはエロい!!!
結腸で攻めのtnkちゅうちゅう撫で回してる感じがエロ可愛で!!
奥の奥は自分じゃコントロールできないでしょうに…
右も左も分からん子に穏やかに気持ちいいを落とし込んでくの最高
「気持ちいいね」って同意を求めてくる攻め方大好きです。
なんとなく買ったけれども、漫画家話部分が面白かったので萌2よりの萌にしました!ゲイバーでバイトもしている漫画家さんと特殊な育ち方した真っ白な子の恋話、本編310Pほど+あとがき。漫画家さんお話がお好きな方には楽しいのではと思います。
住み込みで働ける場所を探し、新宿二丁目のゲイバーの面接にやって来た行深(いくみ)。マネージャーの代わりに色々説明することになった一路が話をしてみるものの、あまりの真っ白何も知りません、どう見ても今晩泊るところないでしょ状態なので気になって・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
慎太郎(高校からの親友、漫画のアシスタントもできる)、風太(攻めの飼い猫、しゃべりません)、ゲイバー関係者、編集者少々。
++好きだったところ
受けが画像の記憶力がすごく高いところ、それを生かして絵がめちゃくちゃ上手いところがめっちゃ良かったでした。背景書かせたらぴかイチ!素敵すぎる。
川琴先生、絵を描くことへの憧れが強いのでしょうか?一路や行深が絵を描くシーンの描写がとても素敵で、そのあたりの知識が全くない私でもとてもウキウキするような内容でした。最後の方に出てくる漫画(タイトル「うにといくらの軍艦巻き」)も行深の気持ちがほんわか現れている気がしてめっちゃ嬉しい。
2人の恋話も、最初はやることやっちゃいますが、その後はゆっくり育てていく感じのお話なので、嬉しかったなあ。漫画家さんとしての成長話部分もあって、将来楽しみじゃん~と思えるのも嬉しい。攻めさんは器大きそうだなあと感じる良い方!変態要素なしクセなしなんですが、受けが特殊(生まれた時に遺棄されたけど連れ去られそのまま育てられた方)なので、ひたすら器おっきい人一点張りで大正解!と個人的にはめちゃくちゃ思います。
恋話&漫画家さんお話がいい案配で、読んでいてほっこり嬉しいお話でした!現代もの、ゆっくりお話がお好きな方でしたら是非是非。
幸薄い受けを世話焼きの性格の攻めが温かく包み込む、という王道甘々かと思ったら、受けの過去が思ったより重かったです。映画「八日目の蝉」の設定にちょっと似てる。幼い頃に攫われたけど育ててくれた犯人を母親だと思い込む、みたいな話。あれは女の子だったけど。
まあ育ててくれた犯人がなんの目的で?ってのはよくわからず愛情を注いでたみたいなのになぜ20歳になったら放り出すんだ?とかいうのはあまり深く考えない方がいい。冒頭の性がなんたるかもわからない無垢な受けがウリもやってるボーイズ・バーのバイト面接に来ちゃう導入部分にはドキドキさせられました。しかしその後攻めが手を出すの…早っ!受けの特殊な境遇を知らなかったとはいえ、ね。
川琴先生の攻めは基本優しくて意地悪な人はあまりいないので安心して読めました。しかし受けを保護して養うつもりが中盤から受けに特殊才能がある事がわかり意外な展開に。学校に行ってないのにあんなにちゃんと喋れるなんてかなりIQの高い人だよなーとは思ってましたが。
最後はハッピーエンドで久しぶりにザ・BLって感じのお話が読めて楽しかったです。金ひかる先生の挿し絵もいつもながら「ああアタイ今BLを読んでる!」と実感できる素敵さで良かったです。