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hakoiri omega ha dekiai sareru
皆さんの評価が辛口でびっくりしました!
まぁ確かに『溺愛』は【番外編 ショートストーリー⠀】に頼る事になっちゃうけど。
まぁ所謂(義月先生曰く)「チャラけたインテリアルファと、箱入り仔猫オメガ」
そう、攻めは『チャラけ』てるのであります。
『受け』はお金持ちのお嬢様(笑)ならぬおぼっちゃま。
チャラけた『攻め』だし、めちゃ出来の良いインテリだし、チョーお金持ちだし。
なので相手への扱い方が実にスマートで、アレよアレよと喰ってたんでしょうね、今まで数多多数を。
勿論振られた事なし!
全て世の中、自分の思い通り!!
あ、でも学業的には必死で勉強して、今の地位を築き上げた(見せてないけど)。
そんなね、そんな『攻め』が、初めて自分の嫉妬に驚き、認められず、そして大事な大臣クラスへのプレも、「そんなもんうっちゃらかして奏(受け)を抱き潰したい!」と思っちゃうんだもん。
十分に受けにメロメロになっちゃってるよねーっ、てアタシは感じてましたよ 笑笑
それと【受けが片想い?、ちょっと切ない…。でもホントは受けよりもっともっと攻めの愛が強いんだよ】ってのが大好物でして。
そんなお嬢様・お姉様方には、オススメのお話です。(ビンボ臭いのキライ にも最高っスよ)
そんなインテリアルファが(普段全くの他人には=近付くな!=な絶対アルファオーラを出してるらしいです)どんな顔して受けに【あの、プレゼント】を買ったのか、見てみたーい。
いやいや、きっとめちゃ堂々として、売り場のお姉さんをドキドキさせたでしょうが 笑
そして【番】になる前に「ご両親に挨拶に行こう」
素晴らしいっっ。
100万点上げます!!
ちっとも『受け』が書けてない!!
『受け』はね、『攻め』にとって「可愛い可愛い仔猫ちゃん」なのです。
間違っても「可哀想な仔猫ちゃん」ではないのです!!
温室培養的な所も過分にありますが、兎に角大事に大事にされたお金持ちのおぼっちゃまなのです。
でもちゃんと勇気も持ってます。
そして真面目でチャラけた所のない大学生です。
やっぱ両方お金持ち、って好きだなー。
自分が無いから余計そう思うのかなー 笑笑
私的には、大大満足であります。
是非とも読んで頂きたい!!!
良い夢を見たいとき、寝る前に読む一冊にしたい作品。
箱入りで溺愛されているの奏が、出会っては恋人になる前までの物語。恋人からは溺愛されていない。
イラストが可愛らしい。
捻じれてもいないし、乱暴な場面もない。
恵まれた環境で育った二人が出会って、焦れるような用心深い進展で距離が縮まっていく。
オメガの奏は、アルファばかりの家族の中で育った、努力家。思考もしっかりしていて衝動的な所が無い。
アルファの宇柳は、スーパーアルファ。理性的で抑制が効くタイプ。
すんなり読める御伽噺といった内容で、誤字も少ないし、文章も難がない。書きなれている印象。
最近のBL小説の中で、珍しいのではないかと思う恋愛もの。
スラスラ悩まず読めるので、他の作品も読むことにしました。面白そう。
載せきれないエピソードをいつか公開したいと、あとがきに有ったけど、未だどこにも見当たらなかった。
著者のtwを読んだら、思想をしっかり持っている人らしい。
個人的にオメガバース作品はΩが蔑ろにされているイメージが強いのですが
こちらの作品はそんなことは全くありません。
奏(Ω)はお金持ちのおうちでまさに箱入り息子で
生きていくうえでΩとして心配ごとが少ないです。
家族や親せきなどにとても大切にされている奏と
お金持ちの大学講師の宇柳(α)のお話です。
出会いからそこまでお話が広がることはなく
安定した流れでお話が進みます。
ハラハラする展開があまり得意ではない私には有難いのですが
人によっては物足りないと感じてしまうかもしれません。
後、タイトルに【溺愛】とありますが
宇柳はいじわるなところも多々あるので
溺愛とまでは個人的に言えないのでは…と思ってしまいました。
言葉でちゃんと奏の不安を取り除いたのも最後の最後だし言葉足らずなんですよね…。
そこが溺愛モノが好きな私はちょっと引っかかっちゃいました。
常に言葉と態度で示して欲しいなぁと思ってしまいました。ごめんなさい。
「溺愛」と言いつつ、義月先生の攻めだからなぁ、どうせクソ野郎なんでしょ?と警戒しながら読み進めましたが、クソ野郎ではなかったです。
だからといって、きゃー!素敵!!というわけでもなく……。
確かに義月作品の中では、甘いしほのぼの系だとは思います。
チャラいけどインテリアルファのエリート攻めが、箱入りの可愛いオメガを仔猫扱いして、可愛い、可愛いと猫可愛がりするというお話なんですね。
でも、普段から甘々&ほのぼの系を愛好してる私からすると、なんか攻めふざけんな……と思ってしまうというか。
あくまで「仔猫扱い」でかわいい、かわいいと言ってるだけの上っ面男にしか感じないので。
そのせいで受け自身も、「自分に興味があるわけではなく、オメガだから構ってくるだけ」としか思えず、不安を抱いてしまう。
溺愛攻めなら、受けを不安にさせるなと思ってしまいます。
警戒心の強い受けのガードを、攻めの溺愛によって溶かして欲しいの。
なのにこの攻めときたら、自身の言動によって受けの不安を増長させてる始末。
しかもなんか上から目線なところも、ムカつく。
そして単なる可愛い仔猫ちゃんから、番になってほしいと望むまでの攻め自身の気持ちの変化がわからない。
あと、視点がころころ変わるので慣れないと読みづらいかもしれません。
これはこの作品に限ったことではないのですが、この作品は特に、数行で視点が攻めになったり受けになったりと目まぐるしく変化するので気になりました。
糖度120%のオメガバが読みたい!と思われたなら、もうこちらの作品を推させていただきたい!
と思う、めちゃめちゃ優しい世界観のオメガバものでした。
義月さんて何となく俺さまな攻めさんが多いイメージが個人的に強いのですが、今作品の攻めさんもちょい俺さま。強引な攻めさんスキーさんにもお勧めかなと思います。
ネタバレ含んでいます、ご注意ください。
主人公は大学生の奏。
アルファが多い一族に生まれた青年だが、オメガであるという性に関係なく家族から愛され育ってきた青年である。
アルファ、ベータ、オメガ、という性による差別は少ない世界が舞台。それでもオメガという性に負けないよう人一倍努力する努力家の青年でもある。
そんな奏はある日講座の教授に頼まれとあるボランティアに赴くことに。そこで彼は圧倒的なオーラを放つ若く優秀な講師・宇柳に出会い…。
というお話。
可愛らしいビジュアルに、裕福な家で、家族に愛され育った奏。まっすぐな性格と努力を怠らない、一本筋の通った青年。けれど中身はなかなかに豪胆。それが奏という青年である。
一方の宇柳と言えば、良家の子息で、αで有能で、イケメンで、若くして大学の講師、さらに友人の会社の役員も兼ねているという正真正銘のスパダリ。
少し前までスパダリというとアラブの石油王とか、大企業の社長あるいは嫡男、とかそういったパターンが多かったですが、オメガバものが定着した昨今、スパダリ=αという図式も多い。
で、今作品の攻めさん・宇柳も、紛うことなきスパダリ男性である。
もうね、ザ・王道といった展開。
が、今作品が王道のオメガバものと一線を画すのはその糖度の高さかと思われる。
甘々です。
ほのぼのです。
ホンワカです。
オメガバもの=シリアス、といった大方の予想をばっさり切り捨てる、糖度の高いオメガバものです。
こういう甘々~なオメガバものも良い。
良いのですが、うーん、もう一声ほしかったな、と。
宇柳と奏。
この二人は早い段階で身体の関係を持つに至ります。奏の発情期に中てられる形で。そこに、二人の恋愛感情はなく、さらに言うとこの二人が恋人同士になったのは、バッサリ言ってしまうのであれば、アルファとオメガだから、でしかないような気がしました。
恋人同士に至る、紆余曲折はほぼありません。
奏は宇柳に仄かな恋心を抱いてはいますが、宇柳の方は可愛いオメガの子がいるなーくらいな感じしか持ってない。そこから二人想いが繋がっていく過程に萌えを感じる性質なので、このあっさり感に今一つ萌えきれなかった。途中まであっさりしてた宇柳が、急に奏に対して執着心を露にし始めますが、んー、なんで?と思ってしまった…。
周囲の人たちもめっちゃ優しいですし(ヤな奴も少し登場はしますが)序盤から最後までずっとほのぼの。
オメガバものだからシリアスでなくちゃ、という風には思っていませんが、もう少し波乱がある方が好きなんです。私は今一つ話に乗り切れませんでしたが、この辺りは完全に好みの問題なので、糖度の高いオメガバものが好き、という方には超お勧めかと思われます。
個人的に義月先生は当たりはずれがあるなあという印象の作家さんなのですが、今回のは……個人的にはやや外れ寄り。
タイトル通りのオメガバースものですが、特に目立ったオメガ差別だとか番にするしないのハラハラドキドキ的なストーリーはありません。
あとがきを見るとおり、子猫的な可愛らしい受けをかわいいかわいいと攻めが愛で倒す、そういう話を書きたかったのだろうというのはわかります。
実際、出てくる人物はごく一部を除き、明るく優しい大学の生徒や受けの親族ばかりで、誰もトラブルを起こしたり二人の恋路を邪魔したりということはありません。強いて言うなら一番トラブル起こしてるのは受けのカナタ君かな?
ただ、読み終えたところ、タイトルの『溺愛』はちょっと違うなあって感じです。
攻めの宇柳はほぼ後半まで自分の恋心には無自覚。カナタの事は可愛い猫ちゃんだと思っており、気まぐれにかまうだけだと豪語。実際その通りで、作中何度もカナタが忙しい宇柳とすれ違ってばかりで不安を抱える場面が目立ちます。
溺愛というならもっと甘さを出してほしい。というのが感想ですね。
二人の恋についても、描写が足りていたかと言われると微妙なところ。二人はお互い特別な何かを感じていたようなので、多分運命の番……なのかな?というところですが、カナタはどうも他人からの『宇柳はすごい』で勝手に好感度上がってヒートからのセックスに気持ちが引っ張られた感がものすごい。(直接二人が接していた時に宇柳がそんな好感度上がるような言動をしたように見えない)
宇柳は一応作中ただ気まぐれにかまってたカナタを本気で好きなのかも?と考える描写や、これこれこうでカナタが好きなんだよと告白するシーンがありますが、それよりなんかもう常の上から目線がどうにも鼻について……
『傷ついて怒ってるカナタ可愛い』とか言ってる男はやはり溺愛ではないと思います……。
話自体は平凡な日常描写メインの割には面白かったのですが、『溺愛』というタイトルから甘いお話を予想してたのでなんか裏切られた気分です。
カナタ君自体はとても可愛かったですが、とにかくかわいい受けが一人でぐるぐるしてるのが好き!という方くらいにしかお勧めはしないかな……。