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kirakira ittousei to tensai mayoiboshi no junnai report
大学の同級生で、モデルばりの容姿のモテ男×コミュ障の天才です。
短編ですがストーリーの山場があり、キャラクターにも好感が持てる作品でした。
受の理人を、ここまで浮世離れした人物として描き切ったことがすごいと思います。口調とか考え方とか、常人とは一線を画していますね。でも実は面食いだったり、イケメンの攻・真崎が話しかけてきて内心めちゃくちゃ動揺していたり、人間らしいところもあるし、何より可愛いと思ったのが、真崎に「ツッコミ入れろよ〜」的なことを言われてから、テレビでツッコミを勉強して実践していたこと。ま〜いじらしい!!キュンとしました。
対する攻の真崎は、キラキラしてるけど実際は無理して上辺だけ良く見せているイケメン。まあそのおかげで面食いの理人にも好意を持たれたわけですが(笑)。
理人が電話をかけてきたときの、真崎の「好きだぜ」にはキュンとしましたね〜。ちなみに理人は携帯電話を持っていないので、固定電話からかけています。理人が真崎の電話番号をすっかり暗記していたエピソード、理人らしくて良かったです。
理人は、真崎みたいなイケメンは自分にはもったいないと思っているのですが、真崎も理人があまりにも純粋できれいすぎて、自分なんかには釣り合わないと悩みます。確かに理人は、もしかすると真崎は目的があって自分に近づいてきただけで、本当は自分のことが好きではないのではないか?と思った時ですら、恋愛感情を教えてくれた真崎に感謝していると伝えています。嫌味でも何でもなく、本心からそう思っているのがわかるんですよね。
こんなに混じり気のない人を前にしたら、私も「私なんかと会話させちゃだめだ」と思ってしまいそうです。
それでもそんな理人を離さないと決意した真崎もかっこよかったです。
アパレルブランドを持つ夢は…、結構大変だと思いますが、このご時世ならSNSで人気が出れば一般人でも一躍有名人になり得ますもんね。がんばれ真崎。
今野先生の面倒見の良さにはびっくりですが(笑)、あんな天然記念物の理人をほっとけないという気持ちもわかります。