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miyabi ni koishite
なんて風情のある作品なんでしょうか。
(*´∀`*)
BLと言う事を忘れてしまいそうな作品でした。
平安時代の雅な恋物語です。
時は平安時代。
早咲きの桜の咲く中、池に泳ぐ鴨のつがいを見て、いつか自分にも睦み合う相手が現れるのだろうか。桜の花に、どうか運命の人を連れてきて欲しいと願う左紀(受け)。
そこへ桜色の薄紙が飛んできた。
まるで自分が今思っていたような歌が書かれてあった。
紙が来た方向には木蓮が満開で咲いていて、そこに美しい男性が立っていた。
それが、左紀と惟康(攻め)との出会いだった。
惟康は身分の低い開文院だが優秀な学生だったので、藤原氏の別曹である観学院の学生達からやっかみを受けていた。
身分の違いで学習する院が違い、扱いの違う事に疑問を持つ左紀。
彼は堂々として男らしい惟康に次第に惹かれていく。
そして左紀の優しさに惟康も惹かれていくのだが、左紀の為に身を引く惟康だった。
素晴らしい世界観でした。
平安時代の話なので、キスという書き方ではなく普通だったら接吻とかですが、ここでは「唇が触れる、重なる」などの素敵な表現でした。
桜の散る中での逢瀬や月明かりの中で二人が結ばれたり、現代とは違う自然のなかでの描写がすごく素敵。
まるで自分もそこにいるように感じました。
惟康の左紀を思いやる気持ち、でも自分の止められない想い。
そして純真無垢で優しい心を持つ左紀の惟康への想い。
この二人のピュアな気持ちが切なく愛しかったです。
それに身分が低い惟康だけど実は…ってところがまた夢乃先生らしいですね。
上手く書けない自分がもどかしいです。
すごく良い作品なんです。
明神先生の絵がまた可愛くってたまりません。
見開きでの挿し絵があるのですが、すごくキレイです。
この雅で素敵な恋物語、読み終わった後の余韻がまた良いのです。
(*´▽`*)