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kami ha yogoto junshin na shuudoushi ni ai wo sasagu
絵が丁寧でとても綺麗だったので、御伽噺の雰囲気が上がって楽しめました。
聖ベルナルド神の神託で神の嫁として、天界に転移する修道士のユリスの物語。
限られた頁数の中で、起承転結が上手くまとまってます。
貧しい農家に生まれたユリスは口減らしとして修道院に預けられる。
その後、両親と兄弟は流行り病で絶滅、ユリスは天涯孤独の孤児になる。
身寄りのないユリスに、毎年定期的に届け物を寄贈する「白薔薇の人」が居た。
白薔薇の人に御礼を書いた手紙を、ユリスは同僚の修道士に手紙を託して、
ユリスは神託に従い、三日後に洞窟の中へ入り天界へ行く。
・・天界に行く=肉体の死? この場面、不安を感じた。
洞窟の中に入ると、いきなり異世界=神界に繋がる。
夫となる聖ベルナルドは、物凄く嫉妬深い。
ユリスが纏う、お別れのハグで付いた雄の匂いに怒り、お尻を叩いたり、目隠ししたり。
・・・一体どうなるのか、ベルナルドの真意不明で、ユリスの処遇が心配になる展開。
ユリスを溺愛して「ずっと願いをかなえていたのに・・」と呟くベルナルド神、謎深い。
人間的な神、ベルナルド神の謎解きがテーマ。
そのため、ユリスはベルナルドの気持ちに察しが悪い設定になってます。
思い過ごしのすれ違いが面白かった。
子供まで生まれるハピエンでした。
神様×修道士。135P
権力に物を言わせて身体を奪おうとするディルワータから逃れ、幸せになれると思ったら神様ベルナルドのまさかの仕打ち。理由があった事は後に理解できたけど、不器用とは言ってもあれは流石にね〜ユリスが可哀想。それでもベルナルドを信じれたのはユリスが信仰深く純真だからかな。結果的に信じる者が救われて良かったです。これからはユリスがベルナルドを掌で転がしてほしい、できるだろうしその方が上手くいきそう。ピニャとティトが可愛かった。