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猿を助けたと思ったら、異世界で猿になっていた!?
saru ni natte ouji wo sukuu
ちょっと評価が甘いのですけれど、楽しいから『神』を付けちゃおうと思います。
伊達きよさんって、まだこの本も含めて3冊しか読んでいませんが、多分、ジンと来るお話や泣かせるお話も書ける方なんじゃなかろうかと思うのですね。
でもコメディで攻めて来る。
この心意気を感じちゃってね「推したいなぁ」と思ったのですよ。コメディBL小説受難の時代(大げさ?)が来つつあるような予感がする私としては。
この『楽しさ』を生み出しているのはテンポの良い語り口だと思うんです。
子猿を助けて命を落とした主人公は、あの世とこの世の境目で出会った神様に、多次元世界に転生して病気の王子を救う様にと言われます。そして、死んじゃった彼の体を神様が形成するまでの間、昼は子猿の体を借り、夜は人間に戻るという生活をおくることになります。
転生した世界の人々は身長が2m超えも普通の、大柄な人々の世界。
小さな小さな子猿&人間に戻っても子どもに見えちゃう日本人が、異世界の大きな人々に可愛がられたり、惚れられたりしながら、不遇の王子を何とかしようと奮闘するお話。
いや、実はそれほど突飛なことが起きている訳じゃないのです。
ただね、そこはかとなく可笑しい。
『変で可笑しい』のではなくて『ハートフルに可笑しい』のですけれど。
前述しましたが文章のリズムが最高!
非常に読みやすいので逆に凄さを見過ごしてしまいそうになるのですが、このリズム感は白眉だと思いますよ。癖になる。
追いかける作家さんがまた増えました。
俺、猿だけど頑張るよ!
とっても楽しいお話でした。まだ続きあります。
異世界トリップ物?ですが、その王道を逆手に?取って、面白くて。確かに!異世界トリップ物ならそれあるよね、って設定やキャラがないことを突っ込んでたり(笑)
主人公が異世界トリップを受け入れて馴染むのが早い!まああんなに良いご主人に飼われたら仕方ないよね。
昼間は可愛い子猿で深夜は少年姿な主人公シェフタリ(果物屋のご主人がつけてくれた名前で桃のこと)。
亀神様に言われた通り王子の病気を治すべく頑張りますが…。
もうシェフタリの子猿っぷりも可愛いし、ご主人がメロメロなのも楽しいし。少年姿で見る者みんなに、「うっ」とか、色っぽいとか、誘惑するなとか、本人的にはなんだよ!って感じで。
ご主人や庭師や王子との交流も楽しくて。
王子がバカのふりをしてる理由とは?病気なのか?どうなるのか?
続編を読むのがめちゃくちゃ楽しみです。
シェフタリがとても面白い人物でコミカルで笑えます。
猿を庇って死んでしまった会社員が、神様の温情で異世界へと転生。
病気だと言う王子を救うべく、神様から貸して貰った転生後の姿・猿で奮闘してー。
って感じの、笑えて明るく楽しいアラブ風ファンタジーになります。
タイトルに①がつくように、続きものなのでご注意下さい。
来月発売の2巻で完結になります。
実は作者さんのデビュー作である「物言わずとも愛語る 」にめちゃくちゃハマっちゃいまして。
こちらもムーンライトノベルズさんの方で投稿されてた作品の書籍化になりますが、既に既読だったりします。
もうね、めちゃくちゃ可愛いし笑えるし癒されるしで、最高なんですよー!
ああ、お猿の主人公がキュートすぎる。
人間姿の主人公(夜だけ人間に戻ります)のおバカっぷりも、楽しすぎる。
いや、私の黄金パターン「チョロい・単純・ちょいアホの子」を全て兼ね揃えた、パーフェクトな受けなのです。
またこちら、主人公であるシェフタリだったり、攻めである王子だけでなく、他のサブキャラも魅力的なのです。
えーと、異世界へと飛ばされた早々、猿の姿で砂漠で干からびそうになっていたシェフタリ。
そんな彼を拾ってくれ、ペットとして慈しんでくれるご主人様。
いやもう、ゴツい外見に強面の彼が、シェフタリ(猿)にメロメロで猫可愛がりしてる様たるや!
ご主人とシェフタリの間に恋愛感情は一切無いのです。
その上で、家族としてシェフタリの絶対的味方でいてくれるご主人に、もう私もメロメロ。
行方不明のシェフタリを探して夜明けの街をさ迷うご主人の姿には、涙が出ちゃいそうだったわ。
ああ、ご主人、好きすぎる・・・!
ちなみに、大筋としては、仔猿であるシェフタリが神様から頼まれて「病気の王子」を救う為に奮闘するってものなんですよね。
この王子、臣下から阿呆呼ばわりされてる出来損ないなんですけど、お猿のシェフタリの前で見せる姿は決してそうでは無い。
どちらかと言うと、一生懸命国を思ういい王子に思える。
彼が阿呆を演じるその理由とは?
そして、そんな王子の病気を治し、またシェフタリはちゃんと人間に戻れるのか?
と言うのが見処になるんじゃないでしょうか。
とりあえず、今の所二人は、恋愛の入り口にようやく立ったって感じでしょうかね。
個人的には、まだ猿のシェフタリ=人間だと気付いてない王子が、ニアミスで人間姿のシェフタリとバッティングするシーンなんか萌えまくりでした。
お風呂で互いに裸だし。
ホント、シェフタリはチョロいのよね。
あと、一応、加筆修正はされてるみたいですが、大きな変更箇所はなさそうです。
書き下ろしも無しです。
私は最後まで既読なので大丈夫なんですけど、結構不穏な所で続くなんですよね。
気になりそうな方は、2巻が発売されてからまとめて読まれた方がいいかもしれません。
最後になっちゃいましたが、イラストは表紙だけです。
ご主人が見れなかったのだけが残念。
伊達きよ先生の「猿になって王子を救う」拝読。まずお猿( ˙꒳˙ )???って所でドキドキしながら読み始めたけど、テンポよくてコミカルで面白かった 佳境に入った所で続く‥なので2巻が楽しみ✨主人公が小悪魔キャラでそこにまつわるアレコレが楽しかった⤴️ イラストがコウキ。先生なので可愛さ増し増しでした
♡(❁´◡`❁)