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このシリーズの他の本が未読の状態で読みました。
国王・ハインツを慕う従者ウィルの話。
身分差は王道ですね。
ハインツの想い人に容姿が似ているために、身代わりでもいいと思っているウィル。
夜な夜な抱かれても健気に応じるウィルが朝ハインツの寝室を出たところを従者長に見られ、咎められる。
婚約者の身代わりで結婚式出されたり身代わりで命狙われる場所に滞在させられたりウィルの扱いが可愛そうですね。
私は不幸体質健気受け好きなのでそれだけでも良かったのですが…
後半のとんでも展開に置いてかれた感じでしたが、とりあえず苦しんでたウィルが幸せになれたから良かったのかな…??
いまいちでした。
まず私が、「王子様」という存在に基本的に萌えがないということ。
あと、先にレビューされた方も書かれてますが、ハインツの「過去の本気の恋愛」とやらがさっぱり伝わってこないということ。
過去作品で当て馬やってたからには、さぞかし熱烈な恋をして失恋して傷ついて落ち込んだんだろなーと思うんですが、ちっとも伝わらない。
「手近にいた人間に手を出してみたら、過去の恋はさくっと忘れて好きになりました!」みたいな安易さ。
まあ「当て馬時代の恋は別に本気ではなく、今回が本気だ」みたいなことにしたそうな結末だったけど、だとしたらなおさら萌えないです。
受けは、やたらうじうじぐるぐる悲劇のヒロインぶってて構ってちゃん思考だからイライラするし。
エッチのあとに気絶したとこでゲンナリ。なんでBLの受けはこうも簡単に気絶するかな。いっそ攻めが気絶するパターンとかのほうが萌える気がするw
「自分が攻めの過去の恋を忘れさせてやる!」ぐらいの気概と芯の強さのある一途受けのほうが良かったなー。
仕事中にエロをしかけられても流されてばかりだし、エッチの回数は多いけど、攻めはテクニシャンでひたすら受けは翻弄されるだけのワンパターンだし。
お手つきになって可愛がられてる立場に満足して感謝してれば「可愛い健気受け」って思えるんだけどな。白いバラをくれないことでうじうじしてて、相手に優しくされてもネガティブなことばかり考えるのは、健気というより傲慢に思えました。
後半にある怒涛のようなしつこいモノローグに本当にウンザリ。同じことの繰り返しモノローグばかりだし、自分に酔いすぎ。切ないモノローグのつもりなんだろうけど…。
ちなみにこの作品はシリーズの四作目らしいですが、過去三作は私は未読です。一作ごとに主役がかわるシリーズらしい。
読んでなくても問題はなかったです。
兄のリヒトにも弟のユーリにも振られたブリスデンの皇帝ハインツの救済話です。過去のプリンスシリーズとリンクした話です。
やっと幸せになれてよかったね!と言うより、残り物を安易に片づけたという印象がいなめません。
あんなに好きだった相手をそんなにあっさり諦められるものなのかと、過去の作品での相手への愛すら疑問に思ってしまいました。
過去の当て馬キャラを利用してカップルを作るリンク作が苦手なので、余計にそう思うのかもしれません。
ブリスデンの皇帝・ハインツ 俺様攻め×従者ウィル 一途健気受け
従者のウィルは前からハインツが好きだが、ハインツはリヒトが好きで。
ハインツに政略結婚の話が持ちあがり、最後になるならと誘いをかけて。
ハインツがウィルを好きになった理由が曖昧で、傍にいて優しくしてくれる子なら誰でもいいのかと思えて、ハインツの愛のふらふら具合に萎えてしまいました。
普段なら健気で一途なウィルに感情移入するのですが、健気さアピールが過ぎる気がして、世界に入り込めなかったです。
ハインツがウィルを花嫁にしたりHを楽しみすぎて明るすぎたのも、原因にあるかも。
彼だって幸せになってもいいとは思いますが、非常に勝手な意見だとは承知の上で、ハインツにはどこか知らない所で立ち直って幸せになって欲しかった気がします。
過去シリーズで相手の幸せを思って想いがあるのに諦めた大人なハインツの姿が、この作品で台無しになった感を受けました。
エロ:★4 皇帝という立場を利用してのご無体目なH多め。
総合:★3 安易な気がして、この話は受け入れられませんでした。