てんてん
hanaregatai kemono kokoro wo yurusu
本品は『はなれがたいけもの 心を許す』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
ディリヤがアシュと2人暮らしの時のお話です。
夏を迎えると、ディリヤはいつも
アシュの初めての換毛期を思い出します。
アシュが7才になったいま思い出しても
冷静なつもりでも結構慌てていたなと頬が緩みます。
当時ディリヤとアシュは
まだ湖水地方の村で2人で暮らしていました。
初めての換毛期は
綿毛のようにぼわぼわの赤ん坊だった
アシュの旋毛の怪我薄くなる事から始まりました。
これまで人間の赤子はおろか
狼の仔を育てた事もなく、それが換毛期の始まりだと
わからなかったディリアは病気かもしれないと思います。
教会の図書室で調べてもわからず
アシュを抱えて街医者へ行こうと家を出ますが・・・
B5サイズ両面にて
アシュの初めての換毛期のお話です♪
自宅前の丘をくだったところで
隣家のスーラが声をかけてくれます。
そこでディリヤはアシュの抜け毛がひどくて
すごく嵩が減った気がするとスーラに見せると
スーラはアシュを一瞥してはっきりゆっくり
「かんもうき」と断言します。
ディリヤはスーラに
「すぐ病院にかかるのはすてきなことだけど
ちょっと相談してごらんなさい」
と優しく肩を叩かれて力なく頷き、心底安堵した
・・・という初換毛期のお話に
10数年後の後日談がプラスされたお仕立てでした。
本編中にもでてきた狼の換毛期ですが
アシュの初換毛期はディリヤの狼狽ぶりが楽しく
後日談はこれからをチラ見せしてもらって
ちょっと得した気分にさせていただきました♪
※他店舗特典(レビュー済)
アニメイト特典はユドハと暮らし始めた頃のお話です。
ディリヤがアシュの初めての換毛期に慌てふためいた微笑ましいエピソードから、リルニックから帰国後にユドハがディリヤの髪を初めて散髪する甘々なエピソードを読んでいました。
そしたら後半でなんと10年後に飛んでいるでは無いですか!
アシュは思春期になり、ララとジジはキチンとお話が出来ていました!夢オチじゃないよねと読み返しました。
本編の結末も収まりが良かったし、もしかして完結だったかしらと驚いて書籍と帯までじっくり眺め回しました。
あとがきも無いしで、慌てて八十庭先生のTwitterアカウントに飛びました。
続くようなことをツイートされていたので安心しました。
あぁびっくりした!www
もっとディリヤと家族のお話の続きが読みたいと切に思いました。