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kuroneko wa kiss ga suki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
アメリカが舞台の、ちょっとハードボイルド風味の小説です。
主人公はジョージ・ローガン。
ニューヨーク市警殺人課の刑事で「スーパー・コップ」の異名をとる敏腕です。
少年レイプ殺人事件を追っていて、オフのときに飲んでいた酒場で、偶然に殺人未遂事件が発生したことでレイと知り合います。
レイ・リードは黒髪黒瞳のしなやかな身体を持つ若者で、母親が日本人。漢字で「礼」という字だろうということが間接的にわかります。
初めての出会いですっかり意気投合し、身体の相性もバッチリだとわかってから、仕事と離れた場所で二人は逢瀬を楽しみます。
ところが、ローガンは並行して別の事件も担当することになります。
それは高級美術品ばかりを狙う窃盗犯の事件。犯人は猫の足跡のスタンプを残していくことから「ダークキャット」というコードネームで呼ばれています。
ダークキャットは、少年殺人犯として目をつけていたジョンソン弁護士の屋敷の絵を盗み出しました。これが契機となって、殺人犯の証拠を手に入れたローガンは、事件の解決が偶然だと思えません。
その直前に会い、ローガンが「ジョンソンが怪しい」と話したのは、レイだけだったからです。
ダークキャットがレイではないかと苦しむローガン。
刑事の立場では疑わなければならず、恋人の立場では信じてやりたくて身もだえします。
ここが萌えです。
レイの無実を信じて、捜査を進めれば進めるほど、レイが犯人になっていってしまうジレンマが良いです。
ダークキャットは本当にレイなのか?
ローガンは決死の想いで潜入捜査に加わります。
そこでローガンは思わぬ体験をします…。
最後の最後に、目からウロコのどんでん返しがありますが、そこは読んでからのお楽しみ。次作がとても楽しみで続きがぜひ読みたい作品です。
ニューヨーク市警殺人課の刑事、ローガン。
あるときバーでいざこざが起こり、それを止めようと動く。
銃口を向けられた女性を庇おうと覆い被さるも、無傷。
助けてくれたのは美しい獣を思わせる、黒い瞳が印象的なレイ。
神出鬼没で、まるで猫のようなレイにローガンは次第に惹かれていく。
しかしレイの正体は、いま世間を騒がせている窃盗犯ではないかと気になり───?
レイが気になり心配してしまう熱血刑事と、ふらふらっと現れてはローガンにすり寄って甘える小悪魔くんのお話です。
ローガンの視点でお話は流れていくので、レイの本性がつかめず本当に猫みたいな奴だなぁとローガンと共にジレジレしていました。
レイの本性も、猫のように振る舞うことでうまく隠されていて、おもしろかったです。
コロコロとレイに転がされるローガンや、ローガン大好き!がたまーに滲み出るレイの可愛さを楽しめた作品でした。
イラスト、レイが女性に見えなくもない…。つやつやお肌にぷりっとした唇。
受けが可愛い雰囲気が好きな方には受け入れてもらえるかも。
表紙よりも挿絵の方が女性に見えました。