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tehodoki wa ai wo komete
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
新人白バイ隊員の主人公が指導員のセクハラオヤジに翻弄されるお話です。
かなり序盤から指導員で攻めの吉住がパワハラ&セクハラな言動(軽いノリ)を繰り返しているので気になる人はそれなりにいるだろうなと思います。私も気になりました(笑)
主人公が可愛かったです。やんちゃで愛嬌があって年上から可愛がられるタイプの性格。
しかし、住吉は好きになれませんでした。序盤の下ネタセクハラオヤジな様子はキャラクターとして面白みがあったと思うのですが、最初のエロに持ち込んだ流れが無理矢理としか思えず残念。
その経験のおかげで主人公がプライドを捨て一皮むけたという話の流れでしたが、性的な接触を迫ったことを肯定するようなストーリー展開に悲しくなりました。
住吉はあくまでマトモな警察官として描かれているキャラクターだと思うので、強引に触れ合うような描写はしないで欲しかったです(セクハラの時点でダメなのだが)。
本編で登場するサブカプの短編が収録されていました。
サブカプ自体よりも七年前の交通機動隊内で、伊田→守本→吉住→伊田、の綺麗な三角形が出来ていたという設定に笑ってしまいました(笑うところでは無い)。
本編中でも判明はしていたのですが、過去回想でしっかり描写されるとちょっと面白かったです。
現在も過去も同性恋愛が多発しており、警察の同じ部署内という狭い範囲での話と考えると少し気になりました。
気になるところは幾つかありましたが、なんやかんやで楽しめたと思います。
評価とは関係ありませんが、作中で登場した幅寄せ路側帯速度超過スープラの運転手(モブ)がちゃんと捕まっていると嬉しいです(笑)
真崎さん作家買いの1作で、高速の白バイ隊員同士(指導員×新人)です。
う~ん・・・もともと『お仕事もの』自体が苦手なので、その時点でもう入り込めませんでした。
こちらに限ったことではありませんが、仕事描写(こちらでは訓練やパトロール等)が延々と続くと『私は今何読んでんだ!?』とウンザリなんです。
しかもラブにも興味が持てない。何よりキャラクターが好みじゃないんです。
オヤジは基本的に苦手ですが、特に下ネタ連発系統は生理的にダメなので吉住(攻)になんの魅力も感じないし、倭(受)もこういう受キャラクター好きじゃない。
同時収録作『恋の特別調教中』は、牧野(攻・湊の同期)×守本(受・吉住の同期で訓練所教官)がメインです。
個人的に苦手な年下攻だけど、メインCPよりはまだマシではあります。でも、なんというか短いこともあってホントにつけたしって感じでしかなかったなあ。まあ、このCPで1冊読みたいとまでは思いませんけどね。
いろんな意味で、プリズム文庫の『SD(セキュリティドッグ)』シリーズを彷彿とさせる作品でした(あちらは教官と訓練生だけど)。出た時期もSDの1作目と同じ月だし、余計に差異をハッキリさせた方がよかったと思うんだけど。
それに、どうせなら私はSDシリーズの方がまだ好みなんですよね。
申し訳ありませんがつまんなかったです。
攻・吉住隆之介(30代) 指導員
受・北里倭(25) 新人白バイ隊員
16歳でバイクの免許を取って以来、白バイ警官に憧れていた倭。
やっと白バイ警官になったのですが、指導員としてついた吉住に、運転技術への自信をコテンパンにされてしまいます。
訓練所の鬼教官も厳しかったのですが、吉住は別の意味で厳しい指導員でした。
下ネタ混じりの操縦指導。
セクハラまがいのスキンシップ。
なんなんだ、このオヤジは~!?
と慌てているところに見せ付けられた住吉の操縦テクニックに脱帽。
以来、下ネタに抗いながらももの凄い操縦技術を持った先輩として(一応)尊敬してゆくのですが。
住吉は最初から倭を狙ってた感があります。
いくら無精ヒゲのセクハラオヤジでも、好みじゃなければセクハラ発言も行動もしませんよね?
高速警備隊員としての仕事を一緒にこなしてゆく中で、信頼関係も芽生えるし、色々と気持ちも揺さぶられます。
倭は結構な意地っ張りで負けるのが大嫌いな性格。
鬼教官となにやら共通の秘密を持っている様子の住吉に悩んだり、事故ってケガをして怒鳴られ(心配のあまり、なのですが)落ち込んだり、気持ちを定めて告白しに突撃したり。
大虎に必死に向かってゆく子猫って感じで、カワイイです。
職業モノとしてもちゃんとお仕事して悩んでるし、恋愛も仕事と絡んでる。
この作品は関連作品のよりもずっと面白かったです。