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kobonnou na danasan to koiirobentou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
コロッケや、串カツ、トンカツや蕎麦、焼き立ての煎餅
、、商店街の食べ物が、懐かしいというか、読みながら味や香りを連想してしまう。
そして、商店街にある銭湯。
ちょっと前の商店街って、こんな感じが多かった
でも今はスーパー銭湯が増えたし、商店街の小売店は閉じて、大型ショッピング店に飲み込まれて消えている。
大手スーパーが退店したら、街に店が無くなってしまうくらい。
・・と、考えながら読んでいたら、主人公の恋物語なのに、
食いものに押されて、読了後に美味しいものは思い出せるけれど、
恋に進展する過程はボンヤリ。
ハピエンで終わっているけど、恋愛場面は薄ぼんやり・・・かなぁ。
六芦先生の挿絵目当てに購入したら!あーーーしまった腹減り時に読んではいけないヤツだった!!!コロッケが猛烈に食べたくなるので超要注意本です!お話はルウ先生らしく「あ、終わった!」だったので萌にしました。コロッケは絶好調だったんだけどな・・本編210Pほど+あとがき。
古くからある紅葉通り商店街のど真ん中、居抜きで惣菜店を始めた充己(みつみ)。始めたばかりの店を気にして声をかけてくれたのは商店街青年部の部長を務めている祥吾(しょうご)。老舗呉服店の主人で和服を着こなすイケメンさんで、男のお子さんがいると分かって・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
蒼吾(そうご、幼稚園児)、鈴美(幼稚園の先生)、純一、田中(商店街の仲間)等。蒼吾がお子様らしいお子様で可愛かったです。
++良かったところ
なんといってもコロッケ!なんと揚げたてコロッケ1個80円、安い!男子高校生二人が仲良く買いにきたりするんですよね、熱々食べたいー!!めっちゃ下町という設定ではないと思うのですが、商店街にこういう惣菜屋があるのは正直羨ましい。可愛いオーナーさんがコロッケ売ってくれてたら、寄るのも楽しいに違いない。
そんな総菜屋の各種揚げ物に腹をつかまれたのがちびっこ。から揚げもコロッケも大好きだもんね、分かるわ。お子様が懐いた→なんとなく一緒にいることが増え→恋心という王道パターンですが、そのお子様の父が呉服店主人!カッコいい・・・たまの洋装もこれまたカッコいいらしく、受けさんドキドキ。二人ともゲイではないのですが、一緒にいるのがあまりに馴染んじゃったみたいです。
恋心の最後は急展開すぎて、ああルウ先生らしい終わり方(急展開&ばっさりと終わる)という個人的見解はありますが、コロッケに全て気持ちが持っていかれてしまったお話でした。コロッケ好きな方は手元にご用意の上、お読みいただいた方がよいと思います。
タイトルと
「充己は昔ながらの商店街に惣菜店をオープン。呉服屋の旦那で和装の似合う祥吾と息子・蒼吾とお弁当デートで幸せな日々なんですけど!?」
というあらすじのまんまの作品でした。
当て馬もなく、騒動もなく。
ノンケ同士が何故だか男相手にドキドキし始め、居心地良さを覚えて…。
ノンケ同士だけど?というツッコミが野暮に感じるレベルで恋に発展。
あっさりと読み終わってしまい、しばらくしたら忘れてしまいそう…
お惣菜屋をやってる受けのコロッケが美味しそうなのと、呉服屋の旦那が常時和装で、そこがやたらカッコよく見えました。