可愛い下僕の育て方

kawaii geboku no sodatekata

可愛い下僕の育て方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×215
  • 萌12
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
196
評価数
52
平均
3.9 / 5
神率
36.5%
著者
雪代鞠絵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784592874799

あらすじ

清和学園高等部一年の佐倉みのりと、一学年上の生徒会副会長・鷹野克幸は暴君と下僕の関係だ。
どんなにワガママを言われても、意地悪されても克幸には絶対服従の毎日を送るみのり。
ある日、みのりは克幸の悪友である生徒会長・久津見麗に恋してしまう。
それを知った克幸は、地味でサエないメガネっ子のみのりが麗にふさわしい相手になれるよう、レッスンしてやると言うが、それはとってもHなもので…。

表題作可愛い下僕の育て方

高2,みのりを下僕扱いする生徒会副会長
高1,克幸の下僕として言いなり

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

ヤバイ、超面白かった

あらすじ読んだ時点では、まったく私の趣味からハズレてるっぽかったこの小説なんですが、読んでみるとがっつりハマっちゃいました。
ヤバイぐらいに面白くて、ヤバイぐらいに切なくて、後半めちゃくちゃ萌えまくった。挙げ句、ボロボロに泣いてしまいました。
これがあるから、BL読むのはやめられないんだ!
で、あらすじだけで拒否ったらダメだなァとも思わされました。

主従モノです。
主人公は、心優しくておとなしい下僕のみのり。
天涯孤独のみのりを引き取ってくれた家の息子である克幸に、昔からイジメられつつも、命令に服従する日々を送っている。
そんなみのりが、学校の生徒会長に恋をする。
克幸は、『生徒会長にふさわしい人間になれるよう、レッスンする』と言って、エロエロなレッスンをはじめる。
萌えポイントは、克幸はみのりに苦しいほど切ない恋をしてるところです。『キスと挿入はしない』と言ってみのりに触れてるんですが、したくて仕方ないのだ。
みのりは克幸のことを恨みません。ひたすら服従している。
みのりの天然ボケが入った鈍さと、傲岸不遜でツンデレな克幸の自己嫌悪っぷりに、最後の最後までキュンキュン悶絶しました。
最高でした。

4

意外とオススメ!

題名がもう少し穏やかだったら人気ももっと出たであろうと思われる、個人的にとてもお気に入りの一冊。
「下僕」とか入ってるとちょっと買うのに抵抗あるよね…。
門地先生の挿絵じゃなかったら恐らく手に取っていなかったでしょう。

ふざけたタイトルとは裏腹に(←ここ笑うとこ)、かなり純愛モノの一冊です。
攻は幼い頃から受のことが大大大大大大大大大好きなのに、ニブチンな受は全く気がつかず、むしろ下僕並みの扱いにおびえている毎日。攻もやきもきして、意に反して随分と彼を苛めてしまう。
いやあなんて美味しいシチュエーションでしょう!

攻の愛情が全く報われない話が大好物なので、私のツボ押されまくりでした。

この本の最も評価したいところは、勿論シチュエーションの好みもあるのですが、それよりも雪代先生の文章の美しさです。
情景描写がとても綺麗。「うーんさすが2次元!」というようなドリーミー展開(夕暮れにブラスバンドの練習音が聞こえる噴水の前でダンスとか)なのですが、頭のなかでサアッと思い描けるような綺麗な情景を花丸文庫で読めるとは思いませんでした。さすがです。

特に、メイン2人の恋愛よりも攻とその親友の友情の方に胸がこみ上げました。いやここも情景が綺麗なんだ!筆舌し難いので是非読んで欲しいです。
思わず自分の高校時代を思い返してしまいました。
門地先生の透明感のある挿絵と絶妙にマッチしていて、たぶん全ての要素が上手く調和してるんだなと。
門地先生じゃなきゃ薄っぺらくなっていただろうし、雪代先生じゃなきゃ単なる学園ラブスト―リーで終わっていたでしょう。

学校という「世界の狭さ」が良く出た素晴らしい一冊です。
題名と粗筋に惑わされず、ぜひ読んでみて欲しい。
読了後、優しい気持ちになれます。

余談。ドラマCD化もされたので当時喜び勇んで聴いたのですが、この雪代先生の情景描写が全く活かされないシナリオにがっくり。声優さんの演技は良かったのですが…。

3

雪代先生と門地先生の最強タッグ

もっと評価されて欲しい!!!
雪代先生は最も素晴らしい作家さんだと思うのですが…!

小説作家で1番好きなのが雪代先生です。いつもピンポイントで萌えツボを撃ち抜かれてます(笑)なので最近かなり買い漁ってます。
また、門地先生の絵柄も大大大好きです。門地先生挿絵の本はとりあえず買うくらいです。
しかも!設定もこんなに魅力的で(;_;)これは読まない手はないと思ってました。
私は傲慢鬼畜俺様攻め×健気過ぎる受け が大好きなので、他の方とは違い、タイトルの「下僕」にかなり魅力を感じましたw
感想としては、みのりが可愛い。本当に可愛い。そしてみのりが可愛くて仕方ない克幸も可愛い(笑)
克幸がお母さんの呼び方を変える理由とか、些細な思いやりに感動しました。
最後、麗と克幸の別れのシーンは切なくて涙が出そうでした。
雰囲気とセリフの選び方が秀逸で、、流石雪代先生…>_<…
麗がみのりを好きになったのも、なんだかみのりの可愛さを分かってもらえたみたいで嬉しかったです。

今回は、みのりが嫌われてはいたものの、克幸が大切に大切にしてたので、不憫受けとは感じなかったですね。でもこういうほのぼの系も、とっても面白かったです。
雪代先生の小説は、完結であっても、いつまでも2人のその先のストーリーが読みたくなります。

3

みのりがイイコすぎて泣いた(笑)

はいはいメガネとって手入れしたら可愛かった系な話ねーなんて読んでたらうっかりみのりにハマってしまった(´・Д・)」

なにこいつ、、、、泣かせ上手じゃねーか!
料理はうめー、顔は可愛いー、性格もいいー。しかも天然焦らし(笑)うはっ!

意地っ張りでプライドが高い克幸は元使用人の子供であるみのりに昔から恋をしていて。
みのりは本当の子じゃないのに克幸と分け隔てなく育ててくれたことに感謝して恩返ししたくて克幸のわがままや家のことを難なくこなしてゆく。
克幸の親友の麗からハンカチを借りたことがきっかけで麗に恋したと思い込んだ克幸とみのりは克幸のHなレッスンを受け麗に告白できるように磨きをかけることに(笑)

Hなレッスンって(´・Д・)」うんまー。

克幸の恋心を知らないみのりは無邪気に綺麗になってきます(笑)
ふたりの思い違いやすれ違い、克幸の出来心でみのりを傷つけたシーンはギュッとなりました。

しかし、ラストのみのりは実は小悪魔?
克幸おめー泣いたろ?私なら泣くね。あんなこといわれた(笑)
みのりは小悪魔だった。

2

キュンで可愛いかった

手で顔を覆いたくなるほど、甘かったーっ!バンバン!
この手の下の顔はニンマリ~口角が上がってます~>▽<~♪

受け→従順・健気・素地が可愛い
攻め→オレ様・ツンデレ・ガマン
シチュ→主従・すれ違い・みにくいアヒルの子・凌辱

受け攻めが幼い頃から主従関係なんだけど、攻めの方が受けに実はゾッコンなんですよ~!
だけど、オレ様だから優しくできなくて。
心のうちではず~っと「あ~可愛い~、あ~触りたい~」なのです!
親友の王子様な生徒会長に、みのりが憧れたのをきっかけに、それじゃあオレ様が振り向いてもらうようにレッスンしてやる~と、無垢なみのりに念願のエロを・・・
だけど、ツンで変にきまじめな気性が災い、モヤモヤが嵩んでいく訳です!

一線を越えない我慢や、可愛くなっていくみのりにメガネは外すなと命令したり、あまりのいじましさに「負けるな!克ちゃん!」と応援してました^^
実は下僕ってどっちよ~?って思っていたら、王子様なあて馬とみのりとの妄想に思い余っての悪行!これで下僕は克幸に決定!(苦笑)
損して得取れ・・とは、みのりの為の言葉だったようです♪

門地絵がとっても合っていてキャラの魅力たっぷり堪能できます!
読み易くて可愛い話なので、ニンマリしたい時にお薦めしたいです♪

3

だいすき~!

もともと雪代さん大好きなので作家買いで自然に手に取ったんですが、読む前のイメージとは全然違って、もうすごく面白かったです。はじめはコメディかな?と思ってたんですが、(ドシリアスではないにしても)なんともかわいくて切ないストーリーでしたね。

私は『傲慢攻』は大キライです。でも、克幸(攻)は、一応『傲慢』なんですが、まったく気になりません。それどころか好きですね。傲慢の前にあまりにも情けないからでしょうか。『可愛い下僕』ってみのり(受)を指すんでしょうが、可愛いのはオマエだろ、克幸!

それに、攻め視点だからというのも大きいかもしれませんね。『好きだから苛める』も本来ならキライなエピソードなんですが、まあ子どものころはともかく、現在はリアルタイムで攻の心情だだもれだから、微笑ましく流せました。これが受視点だったら、私はダメだったんじゃないかなあ。

他の方のレビューを拝見したりして、このタイトルに引く方がいると初めて知ったのですが(私はまったく平気なので)、でもタイトルのせいでこんな面白い作品を避ける方が多いとしたら、ホントにもったいない!そうか『下僕』って引き要素なんですね・・・。気にも留めない私は、もう汚れてる?

3

切ないスレ違い勘違いラブストーリーでしたقƂ

他のレビュアーさんも書かれていますが,門地センセの絵でなければ手にとらなかったです。タイトルが薄っぺらいありがちなストーリーを連想してしまって(;A´▽`A{ゴメンナサイ

暇だったのと門地センセの絵になんとなく誘われて読んでみたら,,,スッゴーくキュンキュンさせられました!ストーリーが佳境に入った辺りから涙止まらなくなるし[iLPj[iLPj[iLPj(;∀;)

とにかく『みのり(受)が可愛い』としか言ってない攻め(笑)どんだけ好きなんだょッてツッコミたいぐらい。
なのに不器用にしか接する事が出来なかったり,傲慢な態度を取りつつ色々な下心を抱えながら受の恋心を見守ったり,焦ったり取り乱したり,という攻を見てたら切なさに泣けて泣けて仕方なかった。

BL小説は初めて読みましたが,ハマりそうです(´∀`)

3

素直じゃない可愛い暴君に萌え

いじめっ子×いじめられっ子設定が好きで、答えて姐さんのコーナーでお勧めされていたので、購入しました。
面白かったです!!!
受けがとにかく純で一生懸命で可愛いのと、攻めも暴君というわりに、ただただ受けのことが好きで不器用なだけで、好きな子ほどいじめちゃう、けど優しくしたいという姿がとっても可愛かったです。
攻め視点のお話がちょこちょこ入っているのが良かったです。
もうそんなに好きならいじめてないで、とっとと告って大切にしちゃいなよ!と思いながらも、そのジレジレした感じを堪能させて頂きました。
上から目線で恋のレッスンとかしちゃうのに、本当は攻めは内心歓喜!でそれがバレないように平静を装うとか最高に萌えますね!
よくある設定ではあるのですが、2人とも可愛かったのと、門地先生のイラストがまた素敵でした。

2

健気なのは、

タイトル通り、下僕を(今以上に)可愛く(するべく)育てていかんとするストーリーなんですが、なにせこちらの攻めさま、下僕である受けをひっそりこっそり溺愛しているものだから、どこを読んでも甘くて可愛かったです(^ω^)
タイトルや表紙から俺様な傲慢攻め×健気受けのお話なのねと勝手に想像していたのだけれども、想像を良い意味で裏切る可愛いお話でした。
兎にも角にも、このお話のキモは「健気攻め」克幸だと思う。


みのりは自分の容姿に劣等感を持つ。
カサついた肌に、分厚いメガネ、地味な見た目に貧相な身体…。
ちなみに克幸のみのりに対する評価は全く異なる。
長い睫毛に縁取られた大きな瞳、鼻と口は小さくこぢんまりとまとまり…と、まぁベタ褒め。
でも、みのりの魅力に気付いているのは克幸だけで良い。みのりに恋をするのは克幸一人で充分だから。
良い!好きよ!その独占欲、執着!
存分に拗らせて下さいな!と私の好みに突っ走っていって欲しかったところなんですが、表面上は偉そうで俺様な克幸が、話が進めば進むほど健気で可愛く思えてきちゃいまして(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
健気受けといえば雪代さん。ってくらい健気受けを書かれるのがお上手な雪代さんですが、まさか、健気攻めまでお上手だったとは!です。


そんな溺愛する下僕を、誰の目にも触れさせたくないはずの下僕を、可愛く育てていくことになったのには理由があります。
みのりが克幸の友人「麗」に恋をしたと言いだしたから。
それを聞いた克幸の心中穏やかじゃない様は、克幸ごめんね、とても楽しませていただきましたm(_ _)m笑
しかし、克幸には、勝算がある。
みのりがいくら魅力的になろうとも「麗」は訳あってみのりを選ぶことはないのだから。

ここからはぜひぜひ本編にて楽しんでいただきたい♡

ひとつだけ注意点があるかな?終始甘くて可愛いお話なんですが、途中、克幸の有り余る愛が暴走しちゃって、みのりに無体を働くシーンがあります。
その後みのりに拒絶されちゃったりして克幸すんごいしょぼくれますので!溜飲を下げることはできると思いますので……!

ふたりの、さらにあまーい後日談なども読みたかったな〜。と名残惜しくも読了。
面白かったです。健気攻めがお好きな方はぜひぜひ。オススメです♪

1

可愛いのは王様のほうだった

主の息子と居候、王様と下僕、の関係で育った克幸(攻め)とみのり(受け)。みのりが克幸の友達、生徒会長の麗に恋をして・・
受けと攻めの視点が交互に描かれています。

いや~攻めが可愛かった!好きな相手をいじめてしまう不器用な男子ですね。
あと、受けの想い人麗も王子様って感じでいい味出してました。
受けはちょっといい子ちゃん過ぎたかも。素直で健気、メガネ外すと美人、料理上手、趣味はお花を育てること、パーティーの企画もできちゃう、主の家からも頼りにされている、でも自信がなくて自分の魅力に気付いていない、って・・なんだか出来過ぎ感があるんだよなぁ(^_^;)
受けより攻めの可愛さが際立っているかなと思いました。

思春期の切ない雰囲気とか、同級生からの嫉妬とか、学園物の良さが大いに発揮されている作品でした。

3

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