知ってる躰

知ってる躰
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
10
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
水戸泉 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫
発売日
価格
¥476(税抜)  
ISBN
9784094215649

あらすじ

兄の役に立ちたい、それが執拗な愛の始まり朽木七緒は、旧華族で裕福な家に誕生。9歳年上で優秀な兄の壱矢と、養子の兄・荏田史暁の3人兄弟だ。史暁は日本人牧師と英国人娼婦との間に生まれた。そんな三人が昭和激動期を舞台に、乱れた愛と嫉妬に身を…!?

表題作知ってる躰

レビュー投稿数4

執着攻

舞台は第二次大戦中から始まり、メインは戦後。
七緒[受]は4歳の頃に、10歳年上の史暁[攻]と出会います。
実兄よりもむしろ史暁に懐き、「史暁兄さん」と呼んで慕ってます。
この史暁が病んでる系の執着攻で、戦後に孤児となった七緒を探し出し逃げ出した彼を追い続けやっと己の元へと連れて来ます。
その執着っぷりはなかなか好み。
パレット文庫なんですがエロシーンはそれなりに濃いですよー、流石水戸さんと言うべきか「私の子を孕めばいい」の台詞は執着攻スキーとしてはわーいわーいです。
SMプレイじゃないんだけど媚薬注射の針がちょっと痛そうなシーンが一箇所だけあるので苦手な方はそこ注意かも。
最後の展開はそこまでは読めなかったんで少し意表つかれました。
話的に突っ込み所が無い訳じゃないんだけど、はねっかえり元気受と執着攻は好みなので結構楽しく読みました。

0

兄さん呼び萌え

戦中戦後の横須賀を舞台にした作品。
基本は受け(七緒)をめぐる、実の兄(壱矢)と攻め(史暁)の三角関係のような構図。受けは二人とも「兄さん」と呼んでいてこの部分がストーリーの一つの鍵になっています。

受けは攻めのことが好きなので、酷い奴だと思いつつも嫌いになりきれない感じがせつなくて良かったです。

攻めは・・う~ん、よくわからないw
受け以外のことに興味は無い、と言われても・・誰が生きているとか死んでいるとか殺されたとか話がややこしいんだからちゃんと説明してよと思ってしまった。
つかみどころがないのが魅力なのでしょうか。飄々としてる鬼畜みたいな攻めが好みの方にはおすすめかもです。

エロはなかなかエロいですが、お話の中の比率としてはあまり多くありません。

個人的に実のお兄ちゃんのほうが好きだったのでもっと登場させてほしかったなぁ。

1

鬼畜な執着攻

クールで容赦ない攻の史暁がいいです。
受の為なら何の躊躇いもなくさっくり人を刺せる。
これが受の七緒に向けられたら怖いですが(笑)

そして史暁の掴み所がない性格もちょっとミステリアスで素敵。
父親と思われていた男は実は義兄だったというオチ、
せっかくだからもう少し生かせたら良かったかな。
あるいはこの設定でスピンオフ書いて頂けるとか。

元気で跳ねっ返りな受というのは実は好きでないですが、
色々大変な目にあった事もあって、
世間を知ってしまった為に大人になってしまった、
という暗さが入って来たので少し好きなタイプに近かった、
と個人的には思うし良かったです。

Mなシーンも程よくて良かった。
そして割と濃厚なエロシーンたくさんなので、
そういうの好きな人も満足できるのではないかと思います。

ただ、ずっと史暁に犯されそうになってたと思ってた七緒が、
実は自分を犯そうとしたのは実の兄だった、
と知った後のパニックが少なかったような?
少なからずパニックして狂わされるのですが、
それでもかなりのブラコンな割に冷静?かな?

あと自分が躰を差し出してまで助けようとした、
孤児達が自分の敵である渡辺と通じていて騙されたのに、
それにもショックを覚えてない様子なのも不自然。
気付いてないような様子でもあったけど、
七尾は賢いキャラ設定なのでそれも不自然。
っていうか、そこで孤児にも裏切られた事実を知って、
精神的にも突き落とされた姿があった方が萌えたように思う。

やや話とズレてしまいますが、
舞台となった横須賀市を良く知ってるけど、
いくら戦後でもあれはないです(^_^;)
娼婦や孤児がいる程色っぽい土地ではないし、
将校も洋館も間違いなくないです。
横須賀にいた兵士は下級兵士中心でしたし。
なんて事が分かり過ぎてる為そこだけが残念。

1

戦後の横須賀を舞台とし

丘のうえにある洋館は、米軍高級将校。
この場所に、荏田史暁はいた。史暁とは兄弟のように育ち、史暁の親友で兄の壱矢に役立ちたいと、スパイみたいなことをした。

壱矢が、戦地に向かう前日に、
壱矢と史暁が、刀を振り回すほどの喧嘩をしていた。その様子は全身の毛を立たせ恐怖でなかった。
その原因が、自分(七緒)なだけに・・・。
翌日、何も言わす出征した兄は、その後亡くなった。空襲で両親もなくしてた。
そして、史暁のもとへ届けらるた。無理やりベットにくくりつけられる。
兄と史暁の斬り付けたあの日、誰かに身体をいじらるたが、それが史暁だと思っていた。
その夜の記憶が・・・。
史暁の言葉攻めに、頭では嫌がり身体は受け入れてしまう。
兄と史暁のもとで、スパイみたいなことをしてた時の被害をうけた男が現れた。
史暁に恨みをもち、命を狙う。そのために、七緒をエサに誘き寄せる。そして、死んだと思っていた両親は生きていた。
史暁に危険なところを助けられた。
そして、あの時自分の身体をいじっていたのが、兄の壱矢だったことをしる。
その事実に狂わされる!

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う