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想像していたより読みやすくそこそこ楽しかったです。刑事という役職柄事件に係わりつつ話が進むわけですが、猟奇的な事件内容や事実関係が興味をそそり退屈しませんでした。あっさりした事件解決はそれ専門の小説とは比ぶべくもなく、しかし不満も感じませんでした。そもそも“事件簿”とはありますが少なくともこの巻に関して言えば事件そのものよりスタンレーとロスフィールドの接近をメインに据えたものだと受け取れます。また事件の真相に迫る重要な働きをしたロスフィールドの特殊な能力は、彼をミステリアスなキャラクターに仕立て上げ、それが恋愛要素・事件要素と並んで作品の魅力になっていると感じました。とはいえ明らかな齟齬や不自然さがあったら困りますが個人的にはそういったものは感じませんでした。
恋愛面はスタンレーがロスフィールドへの情欲を自覚するまでが描かれています。元々ロスフィールドは日本人精神科医・神操(ジン・ミサオ)と5年の付き合いがあり、スタンレーが首をつっこんだかたちで三角関係になるんですが、そこにはちょっとした思惑も絡んでいます。興味深いのはジンとロスフィールドの関係でしょうか。ロスフィールドがミステリアスであることは先にも述べましたがジンはそれに輪をかけて怪しいので・・・(爆)。スタンレーは一応主人公だけどまだ蚊帳の外といった感じです。
茶鬼
はちみつさま、はじめまして
自分もこの小説とても気になっていました。
本仁戻さんのコミックスが出るのを待っていたんですが、休筆が入ったりして未だ未定なんで、無理しても原作を読むべきかな~と思っていたところ嬉しいレビューでした。
やはり、待てないので読むことにします!
ありがとうございました。