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読み終わってみたら、初めにイメージしていたお話しと違って、甘々なラブロマンスでした。
強引で支配者然としている攻めに、クールビューティな受け。
亡くなった恋人の自殺の理由を探るため、カジノの豪華客船に攻めを利用して乗り込む受け。
攻めは会社の経営者と名乗るが、ミステリアスで何かあるのではと思わせます。
しかし、亡くなった恋人の謎も明かし、ハッピーエンドになれば、ミステリアスな攻めは受けに惚れた甘々な攻めでした。
エッチに関しては強引な攻めですが、受けの願いを叶えてやったり、危険だと判断すればカジノ船に出禁にしてボディーガードつけたりと甘々です。
お話しも良くできてましたが、エロが濃いです。クールビューティな受けが攻めの手管に溶かされてドロドロになっていきます。
ツンデレな受けが攻めにキスされただけで、立ってられなくなるなど読んでて萌えました。
面白いです。
H度をエロエロとしましたが、お話の筋もちゃんとあります。
そしてその“筋”は、エロへの伏線としての役割だけではなく、
ちゃんと納得させてくれるエピソードとして成り立っています。
設定がエロを エロが設定を 引き立てるっていうのかな(笑)
良い相乗効果を生んでいると思います。
本来それが当たり前というか、あえて分ける必要ないんですけどね(^_^;)
BLはエロ&萌えと、お話が別物のように感じることがわりとあるので……、
これだけエロを楽しませてくれつつ、
話の流れともちゃんとマッチしているのはスゴイなぁと思った次第です。
え~~~それから、
上でエロが良かったとか書いたけど、
あとがきを読むと、この作品は他のよりはエロを控えめにしたみたいです。
でも私はこれで十分堪能したと感じたのですが。。。
特殊な道具とかは出てこないので、
まぁその点アッサリしてるとも言えなくないかな??とも思いますけどね。。。
しかし、そういうねちっこさはなくても、言葉のねちっこさは“強”ですよ!
この作品に関しては、
なかなか言葉攻めって萌えるな~ってのが一つ発見でもあったくらいです。
陵辱系って結構読んでてクスッってなる話とかも多いのに、
このお話は真剣に読んじゃった!
攻め:会社社長 崔麗敏(ツィ・リーウェン)
受け:キャリア官僚 芹沢幸彦
参事官の幸彦は香港で自殺したという恋人の死の謎を探るため、以前から香港の日本国総領事館に異動届を出していたが、ようやく赴任する事ができた。
謎を探るうちに辿り着いた会員制海上カジノ船の前で、幸彦は会社社長・崔麗敏と出会い、船の中に一緒に連れて行ってもらう事になる。
船の支配人を紹介してもらう変わりにキスをされ、恋人への想いから罪悪感を抱きつつ崔麗敏とのキスに溺れてしまう。
船の奥にある場所で月というディーラーと出会うが、恋人はここで月と身体をかけたギャンブルをして勝ったら月を抱いていた事を聞き、ショックを受ける幸彦。
「俺には甘えてもいいんだよ」
麗敏に恋人の口癖だった言葉を囁かれながら抱かれる幸彦。
そして幸彦は恋人の死の原因や麗敏の正体を知る事になる…
エロかった。濃かったです。
恋人の事を忘れられない幸彦ですが、段々と麗敏惹かれて行きます。
麗敏は強引で独占欲も強い男ですが、恋人を想う幸彦ごと愛すると言ったり幸彦を大事にしています。
恋人をアッサリ忘れて麗敏に行かず、葛藤が描かれていて良かった。
亡き恋人の死が受け入れられない幸彦(受)は、死の謎を探る過程で危険な匂いのする男、麗敏(攻)に出会う。
体での取引を受け入れるも、恋人とは違う、激しい麗敏との行為に溺れ苦悩する幸彦。
調べるうち、恋人の心変わりを知り落胆するが、そんな幸彦の全てを奪うように抱く麗敏に惹かれつつも疑念を抱き、、。
あさひさんの作品は結構ムラがあるのですが、こちらは、プロット、キャラなどよく練り上げられているのでは?
エロも濃ゆく、緻密。
俺様攻めの言葉攻めがなかなか良い、言葉攻めって難しい。笑っちゃう時ありますよね?
生まれついてのS麗敏の力量、なかなかのものです。
ですが~、、こんだけ褒めといて、萌えませんでした。
いつものあさひさんだとS気味攻は受をいたぶりまくりなんだけど、実は苦悩していて、、な話なのでそうなっちゃうとそれはそれでワンパターンだし、あえてなんだと思います。これはこれでいい。
趣味の問題でしょうか?
自信家S攻様にはあまり萌えを感じないらしいね。私。