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「オメガを集めよ、最高のアルファを生ませよ」
alpha ouji no inbou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「アルファ王子の陰謀 ~オメガバース・ハーレム~ 」のスピンオフですが未読でも楽しめると思います。わたしは過去に読んだ事はありましたが、冒頭のシーンと登場人物を薄らとしか思い出せませんでしたが楽しめました。
前作の自分のレビューを読む限りこちらの作品の方が好きです。
何と言っても幼い頃に憧れたファラーシャを手に入れるナバトに激萌えました。
以下ネタバレですのでお気をつけ下さい。
オメガだと分かってから会えなくなり、自分の宮に迎い入れを要請するも異母兄の宮(前作の攻め)に入ったと知り奪い返す機会を伺っていたんです。この事は後にファラーシャに打ち明けていますがずっと一途なんですよ。
そしてとうとう自分の成人の祝いの宴でファラーシャを捕まえるんです。
初めは頑なに打ち解けようとしないファラーシャもナバトの優しさとナバト母のタヴィールの朗らかさのおかげで心を開き始めます。
ナバトはファラーシャが大好きだから何を言われても何をされても優しいんです。タヴィールに至っては初めから家族と言って絡んでくるし、明るくて面白くて憎めない存在でした。
一人息子のファラーシャがオメガだった為に、王太子だった父が弟の現国王に蹴落とされて失意のまま亡くなっていました。ファラーシャは母親からは責められ叔父からは発情期に身体を弄ばれて辛い思いをしてきたんです。
だから初めてナバトの宮で大事にされて愛されて、仕事を見つけて心身共に輝いて来るんです。
そして宮に来てから2回目の発情期を迎える時に事件が起こります。ナバトの異母兄で牢に入っていたヤーレフが脱獄して、ナバトは捕縛する為に留守にするのです。
オメガの親睦会に招かれたファラーシャは湖の対岸でそのヤーレフと再会します。仲間の少年が瀕死の重傷だから薬を用意して欲しいと頼まれたファラーシャは、帰宅したナバトが寝てから指定された場所に届けるのです。しかしそこに踏み込んだナバトに不貞を疑われて酷く抱かれてしまい、それから2人はギクシャクしてしまいます。
そんな折にファラーシャの妊娠が判明するのです。タヴィールに勧められて手紙を書いても直ぐに破いてを繰り返しで暫く経ってしまいます。
そんな時にナバトが撃たれて重傷との知らせが入り、妊娠中にも関わらず医者と護衛を連れてファラーシャは馬車でナバトの元に向かうのです。
そして身重のファラーシャの為にと一泊する予定の宿で、元気そうなナバトと再会します。どこにも怪我をしていないナバトに驚いたファラーシャは、気を利かせたタヴィールの企みだと気が付きます。しかしナバトは驚いて口が聞けないファラーシャにヤーレフと密会をするのでは無いかと疑ってしまいます。
怒ったファラーシャは自分の部屋に戻ろうとして、ヤーレフ一味に捕まってしまい拐われてしまいました。
追いついたナバトはファラーシャを救ける為にヤーレフの言いなりになってヤーレフ一味を逃してしまいます。
そして2人は心を通い合わせて今までの事を謝り過去の話をするのです。ファラーシャは子供が産まれて最初の発情期にうなじを噛ませる約束をします。
ヤーレフを逃した罪でナバトは投獄されますが、他の宮のオメガが王子達に進言してくれてナバトに寛大な措置をと父王へ嘆願書が提出されたのです。ファラーシャの出産にナバトは間に合いました。
他作品の男オメガの出産は帝王切開が多いのですが、陣痛で苦しむファラーシャにタヴィールが自分の時はつるっと産まれたと話しているので、どうやら自然分娩の様ですが詳細は不明です…
王女を出産したファラーシャにナバトもタヴィールも大喜びで、王子でなかった事にガッカリしている様子はありませんでした。そしてナバトはファラーシャに正妃になって欲しいと改めてプロポーズしてました。
最終章ではナバトとファラーシャの結婚の宴の様子が書かれてました。あれから3年の間にナバトは軍功をあげて父王に正式にファラーシャを正妃にする許可を取り付けたのでした。
ナバトは最初からファラーシャを正妃に、ただ1人だけだと言っていたので有言実行でとても好感が持てました。
他の宮のオメガがひやかすくらい仲睦まじい2人の様子が分かります。ナバトは相変わらずファラーシャが大好きで他の王子達には見せたくなかったようですが。
一途に1人を想い続けて相手を振り向かせた年下執着溺愛攻めが好物な方にお勧めします。
「アルファ王子の陰謀 ~オメガバース・ハーレム~ 」のスピンオフ。前作でいじめっ子役をやってたファラーシャのお話。年下攻めに萌えをあまり感じない方だと思ったんですけど、今作はなぜか良かった!二段組本編200Pほど+二段組じゃない後日談6P+あとがき。カラー口絵は念願かなって肌色一色じゃなく、カラフル!アクセじゃらじゃらで衣装も超美麗!王道なんで萌にしましたが、萌2寄りです!
アルファ男子によって代々受け継がれてきたオルタナビア王国の玉座。最初のアルファ男子を産ませた王子を王位継承者とする、なんて王様が言ったから、さあ大変。「アルファ男子×オメガ男子→アルファが産まれる確率高い」とわかっているので、現国王の兄の子であるオメガのファラーシャは、「アルファ王子を産んで、ゆくゆくは玉座を自分の子に!」「どのアルファ王子をターゲットとするべきか」と思案中。第七王子ナバトの成人祝いの宴に忍び込んだのですが・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ジブリール(前作の受け)、受け伯父、タヴィール(攻め母)、他の王子(第1 イマーン、第2ニザール、第3 サイード、第4 ユーディウ、第5コルカール、第6ロロ、第8ハディ)、ミシャリ(サイードのオメガ)、ヤーレフ(アルファの元王子)、アメル(受けの側仕え)ぐらいかな。多い・・
++好きだったところ
基本的に甘い。7歳下のアルファ王子は最初っから最後まで、男前美人ファラーシャに恋焦がれてメロメロ。ちっさいころはファラーシャの膝の上が定位置だったなんて書かれたら、もうきゅうーん♡です。大きくなって男前になったんだけど、ファラーシャを手に入れるために一生懸命頑張る頑張る。挿絵的にもちょっと若い感じの表情で、可愛い・・・
強気でプライド高いファラーシャ、最初は玉座を手に入れるためといいつつ、さっさと恋に堕ちていると思うんです。本人ちっともそのように感じていないようですが。さっぱり男前な性格で「アルファ王子産むんだ!発情期?よしやろうぜ!」的考えの方で、なよなよしてなくって良かったです。
そして何より挿絵。表紙でお分かりいただけるように、王子で超金持ちだし、アラブだし、すっぽんぽんでもアンクレット等アクセ付けてて、めっちゃ美麗。
やや桃色シーン多いかなと感じましたが、王道あまあまに年下攻め萌え感じて、苦手なオメガバースだったはずなのに、ご機嫌で読み終えられました!発情期が辛いというものではなく、よし子供getだぜ!と前向き色っぽいシーンだったからかも。