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konya mo gochisousamadeshita
ポワンとした小動物みたいな子が、優しい王子様に、思い切りいただかれちゃうお話。
ハーレクインなシンデレラストーリー。
バカバカしいほど甘アマだけど、王子様の高城が結構せっぱ詰まった感じに歩に夢中で、大人の余裕でやせ我慢しようとしているのに、つい、がっついちゃう感じがなかなか好感もてた。
歩も歩で、無自覚なだけで最初から高城に惹かれているので、お酒が入ったりしてちょっとガードが緩くなると、少し押されただけでも易々と陥落してしまう。
エチシーンは割合多めだけど、高城が歩を大事にして可愛がりたいんだって雰囲気がいっぱいで、甘やかだし、歩の反応もかわいい。
気楽にちょっと甘いものを楽しむ感じで、これはこれでいいと思うわ。
まるで閑古鳥が鳴いているようなスポーツジム。施設に真新しいものが何もなく、決して安くはない値段設定、おまけに近場に競合店ができた――そんな現状で、入社して一年も経たない歩でも思っていた。
「ここ、やばいんじゃないか?」
でもまさか、本当につぶれてしまうなんて……
職を失い、会社が借りてくれていたアパートからも追い出されそうになった歩。そんな歩が、仕事が見つかるように神社に願掛けに行くと、今度は部屋の鍵まで落としてしまう。まさに踏んだり蹴ったりなこの現状で、声をかけてきたのは、客としてジムに通ってきていた高城。
歩の窮状を聞いた高城の「よろしければうちにいらっしゃいますか?」という言葉に甘えて、歩は高城の部屋で一晩を過ごすことに。おまけに高城は泊めてくれただけではなく、食事やお酒まで出してくれた。
たっぷり食べて、たっぷり飲んですっかり酔っぱらってしまった歩はついうっかり「今までと同じ生活ができるなら何でもする」と言ってしまったことから、流されるまま高城においしく頂かれてしまった。
その後も、歩のことを「好きだ」という高城に会うたびにおいしくいただかれてしまう歩――一度だけならお酒のせいにできるけど、二度目以降は……?
結局、病気の時に看病してもらったりした高城の優しさにほだされて、歩も高城に流されるようにして高城のことを好きになっちゃいます。
まぁ、なんていうか、歩自身にも流されやすい自覚はあるみたいなので、大丈夫だと思いますが……まぁ、でもいくら流されやすくても本当に嫌だったら、歩ももうちょっと真剣に抵抗してたよね! という、BLの論理がここでも成立するわけですが。
何はともあれ、歩君の最後の拙い誘い文句が可愛いです! あの照れるから、怒ったように言っちゃうところとか、慣れてないから微妙にずれたこと言ってるのとか、ものすごく、好き!! キュンキュンします!
好きな人にされる一生懸命な拙い告白とか、誘い文句って、とっても悶えますよね! いいなぁ……。私も、こんな、一生懸命な告白をしてもらいたい……。
でもまぁ、好きでもない人は、これでは振り向いてくれないと思いますが……(苦笑)
何でもそうだけど、結局気持ちがあってこそ! 何ですよね。
そして、最後には強力なライバルになりそうな弟君の登場。
「春からは、歩と住む!」と言い切ってます。多分、セリフから考えるに、かなりしっかりした弟君っぽいから、高城の言うとおり、かなり苦戦しそうな予感☆
でも、それもBLの一つのエッセンスだと思うので、続きが楽しみです!
うーーん、何というかスカスカな印象。
勤めていたスポーツジムが倒産して、アパートも出なくちゃいけなくて、そして初詣でアパートの鍵落して、寒空の下で困っていた歩〔受〕を、ジムの常連客である高城〔攻〕が自宅へ連れていってくれます。
その豪華なマンションでお酒をいただき酔っ払ってやられちゃう歩。
その後もまあ実は高城が凄いやり手の実業家で、潰れたスポーツジムを復活させて復職されてくれたりと色々あって、そして酔っぱらってはセックス。
ストーリーは一応あるにはあるんですが、どうも自分的にはどのエピソードもスカスカで先が読める展開でしかなかったです。
最後に出てきた弟が兄弟スキーとしてはちょっと良かったかな、それ位。