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omegaouji to alpha ouji no ko ga kodakusan sweet home
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初読み作家様でした。
このお話はオメガ王子のアルフレートを好きになれるかなれないかで、評価は変わって来ると思います。
実際にアルフレートが城を抜け出して、ラインハルトの元から城に戻るまでが苛ついて好きになれなかったです。
好きなのはまさにラインハルトだけでしょうww
顔も見た事無い許婚同士が偶然に出会って恋に落ちて結ばれたのに、お互いに身分を偽っている為に話が進まないのです。壮大なすれ違いを起こしてます。この点にもイライラさせられましたが、作者様の物語を盛り上げる為の策略なんだと我慢して読みました。
双子を産んだアルフレートの元に、王子のエルンストとして現れてからは一気に面白くなりました。
しかし一卵性のアルファの王子を産んだ後に、二卵性の男女のベータの双子とか産ませ過ぎじゃないですか?この後に1人産まれて5人だしww
義兄のヘルマンの悪事を暴く辺りが1番面白かったかもです。あの無知で世間知らずな箱入り王子が、よくぞここまで成長したなと感心しました。
ただアルフレートが元気良すぎて、オメガバに感じる萌が無かったのが残念でした。
表紙の絵が美しくて可愛い。
電子版は、挿絵が少なくなっています。イラストを堪能するなら、紙版をお勧めします。
Amazonの書評で、「主人公が好みであれば・・」という意見が多かったので、興味を持って読みました。
「墨谷先生の過去作の王室子育て物」はだいたい同じ路線らしくて、固定のファンが付いているようです。華麗な王族の恋愛物語で甘々、幼児キャラ登場。
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許嫁制度を持つ王国同士で、結婚相手を決められた許嫁同士。
隔離されて育った世間知らずのΩ王子は、婚前の18才に城を出奔。
相手の顔も確認せず家出をした先で、追剥にあい、底なし沼の手前で行き倒れたところを、老人と青年に助けられる。発情抑制剤まで追剥に盗られてしまう。
助けてもらった青年は、運命の番で実は許嫁。
過保護に育ったΩ王子は、α王子のお店で働くことになり、世間と貧困層の苦しみを知ります。
Ω王子の容姿は、許嫁の国の伝説の大魔法使いとソックリで縁起良いと人気。
お互いに素性を知らずに出会って、二人は恋をして、Ω王子が婚前妊娠。
黙ってα王子から去り、城に戻ってΩ王子は双子を出産。
その後のα王子の御家騒動など色々あって、最後はハッピーエンド。
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私はだめだった。
この作品は、BL要素を削り落として、TLかハーレクインに持っていけば良かったのではないかと読後思いました。
甘すぎる内容に感じてしまうのは、台詞の幼稚さ。ストーリは、面白いのですが、肉付けがBL読者の年齢層に不相応。特に幼児の発言部分とΩ王子の内言部分は、サザ〇さんのタラちゃんの言葉と似ている。
なので、BLじゃなく、ハーレクインでもない、もっと読者の年齢層が低いTL向け?
BL要素を抜けば、BLを嫌う読者向けの御伽噺として人気が上がるのではないかと思ったり、・・これは編集者側の著者への提案ミスもあったんじゃないか?と疑ってしまった。
他のちるちるの書評も似た意見のようで、私だけじゃないのか・・と二度残念。
ちるちるの読者層向けじゃない、ってことかもしれません。
こちら、明るく元気でロマンチックな王宮もの+オメガバースになります。
オメガが王位を継承する事から、大切に保護され、愛されて育った末王子のアール。
隣国の王子との婚姻が決まりますが、運命の相手との恋に憧れる彼は、家出を決行したんですね。
そこで危ない所を救ってくれたのは、魔法使いの末裔で薬師であるライ。
世間知らずで何も出来ない自分を優しく、時に厳しく導いてくれる彼に惹かれて行きますがー・・・と言うものです。
こちら、大筋としてはとても好みなんですよ。
身分も何も無く出逢い、自然に愛し合った相手。
しかし、自分の立場故に、決して結ばれる事は叶わない。
やがて、彼との愛の結晶を身に宿し、王子の身分に戻った主人公。
婚約者である隣国の王子と対面すると、彼の正体はー?
みたいな。
こう、とてもロマンチックなストーリーですし、国を狙う隣国の王との対決だったりと、ハラハラドキドキの展開で飽きさせずに読ませてくれるのもいい。
また、基本的には明るくて可愛い雰囲気なので、とても読みやすいし楽しいお話なんですよね。
ハイファタジーらしく、攻めが魔力持ちと言う設定が、随所随所で生かされてるのも素敵だと思います。
ファンタジー好きさんなら、楽しく読めるんじゃないでしょうか。
ただこちら、完全に個人的な好みや感覚になるんですけど、受けが好きになれない。
と言うか、受けに萌える事が出来ない。
いや、大切に大切に保護され、甘やかされて育った存在なんですよね。
で、天真爛漫と言えば聞こえはいいですが、こう、すごく幼稚。
一応、彼は18歳なんですよ。
なのに、隣国の王子との婚約が決まれば、「嫌です」「僕は結婚は嫌だと言ったの!」「好きでも無い人と結婚出来ない!」みたいな。
え? これって、物心つく頃から分かってた事じゃないの?と。
ここから、運命の番(恋)に憧れる彼は、「兄さまたちの言いなりになってたまるもんか。僕だってやれば出来るんだって事を見せてやる!」と、家出を決行。
また、道中で老人が荒くれ者達に襲われていれば、「何をしている。ご老人を離せ。これは命令だ!」みたいな。
いや、何だろうな。
襲われてる人を助けようとする事自体は素晴らしいと思うんですけど、18歳にしては、あまりに幼いと言うか考え無しと言うか。
そもそも、いくら世間知らずとは言え、仮にも彼は王族なんですよね。
国としての立場とか、何も考えんのかなぁと。
王族としての責任とか、民の事とか、何も考えんのかなぁと。
だって、下手すれば、隣国と戦争になりかねないじゃん。
えーと、そんな彼が攻めと出会って、成長するというのが今作の見処でもあるのです。
母親となる事で、大切なものを守りたいと、強くなるのが見処だと思うのです。
確かに感動的だし。
ただね、なんかあまりに甘ちょろすぎて、読んでてイライラしちゃうんですよ。
また、あくまで私の感覚ですが、受けが18歳の王子ではなく、14歳くらいの王女にしか見えてこない。
こう、彼がおてんばで天真爛漫で愛くるしい末王女で、これがTLなら、なんの違和感も無く読める感じなんですけど。
彼の「漢!」って部分は、どこにあるんかなぁと。
実際、しゃべり方から行動から、やたら女子っぽいですし。
えーと、ライを手伝おうとして、遠慮されれば「僕にも出来るのに。やりたかったのに」とふくれ、勝手に手伝って大失敗。
で、「だから休んでいろと言っただろう?」と強めの口調で言われれば、「うっく・・・ひっく・・・」と泣き出してな具合で。
やっぱ、これ、14歳くらいの王女じゃね?
あと、ちょくちょく展開に、都合の良さを感じます。
都合の良さと言うか、雑さと言うか。
いつの間にかライと兄王子が協力体制をとっていて、攻めは全てをお見通しみたいな。
二人が誤解から、あまりにスレ違うのは辛いけど、ここまでトントン拍子だと、それはそれで肩透かしなんですよね。
互いの言葉でさ、ちゃんと分かりあって欲しいんだけど。
ここは萌える大事な部分だから、数行で簡単に済ませちゃうのでは無く。
う~ん・・・。
そんな感じで私の感覚では、どうにも萌えが上がりませんでした。
すごくいいお話だとは思うんですけど。