進展しない誠一郎とアレシュの仲。そんな中、第三の“男”が現れる?

異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画

isekai no sata wa shachiku shidai

異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神33
  • 萌×216
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
248
評価数
57
平均
4.4 / 5
神率
57.9%
著者
八月八 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
大橋キッカ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
シリーズ
異世界の沙汰は社畜次第
発売日
価格
¥1,300(税抜)  
ISBN
9784047362048

あらすじ

聖女召喚に巻き込まれ異世界転移したあげく、訳あって美貌の騎士団長アレシュと「良い仲」になってしまった社畜の誠一郎。「魔力酔い」を防ぐ結界をアレシュに張ってもらうため、効率重視の同居生活が始まるも、二人の仲は曖昧なまま。そんな矢先、宰相命令で出向した教会で誠一郎は、どこかアレシュと雰囲気の似た、実直で信心深い司祭シーグヴォルドと出会う。アレシュが瘴気浄化の遠征で不在の中、誠一郎の無自覚恋愛フラグがまた立ってしまうのか? アレシュとの仲も急展開の『異世界BL』第2巻!

表題作異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画

22歳,第三騎士団団長
30歳,異世界の王宮経理課長補佐

その他の収録作品

  • ノルベルトの報告書2
  • 誠一郎からの手紙

レビュー投稿数6

今度のお仕事は神殿です

読んだらすぐにレビューしておくのは大事です。
既読未レビューはダブり買いなどの勘違いの原因になりますから。

さて、無自覚初恋モードで近藤に執着する騎士団長さまと、そんなアレシュの気持ちを半ばわかっていながら、何とかそこをうまい感じにごまかして曖昧なままの関係で乗り切りたい近藤、二人の間には、はたして、どんな試練が、進展がまっているのか!って感じの第2巻。
近藤は、宰相殿によって送り込まれた神殿でも、社畜根性というチートスキルで、近くにいる男を次々と無自覚に誑し込んでいきます。
エロは少なめですが、年下わんこ攻め好きさんにおススメ。

0

コミカライズから原作小説へ

最近は面白いなと思っても流して一回読んでそのまま終わりな作品が多かったですが、これは久しぶりに自分の中の萌えポイントを刺激され、何度も読んでしまいました。
今巻前半イチャイチャモードのアレシュと変わらず仕事モードの誠一郎、両者の温度差が楽しかったです。
アレシュが力技(良い意味)で強引にイチャイチャしていて、誠一郎は困惑していましたが当然力押しでは敵わず・・・萌えました。

中盤~後半はアレシュの献身と可愛さが際立ちます。国最強の騎士なのにやってることが可愛すぎる。
かと思えば王子様?ダークヒーロー?のように誠一郎を助けたり、誠一郎に心配かけたくないのか、男のプライドなのか、両方かな?弱っている自分を見せないように隠したりと男っぽい部分も持ち合わせてやはりカッコいい。

後半誠一郎の大人な部分、アレシュの年下な部分がバランス良く読み取れて、くっついてから二人の年齢差が絶妙にいい味出しています。
今後も誠一郎に言いくるめられるアレシュが容易に想像できる。
脇キャラの二人に対する至極真っ当なツッコミ(心の声)も楽しいです。

2巻はアレシュが遠征に行っているので、登場は少なめかな・・。
もっと二人のやり取りが見たいです。
読む前は年下攻めが特段好きなわけではありませんでしたが、これを読んで自分の新たな嗜好に気付かされました。
こんなに続きが読みたいと思ったのは久しぶりです。
どうか続きが出ますように。

2

読めば読むほど可愛い

1巻の主人公は自分の立ち位置を確立させるため、仕事優先で攻の好意を受け流していましたが、今巻では相変わらず仕事をしていますが、二人の関係に進展が見られ、1巻より若干糖度が上がっています。
ただそういうシーンは増えていますが、内容はほぼカットされていますので、1巻に引き続き、恋愛中心の話を期待している方は注意が必要です。
最初は物足りなく感じましたが、そこを補うくらいの萌えがあったので、妄想膨らむ感じで今では逆にそこがいいと思っています。

仕事を頑張りすぎた社畜主人公は多方面から勧誘を受け、1巻では多少苛ついた聖女や王子もなんだかんだ社畜に懐いてて可愛いです。
攻めがやきもきしている姿が面白く、ピンチの時は相変わらず助けてくれる格好良さもありながら、年下の可愛さを出してくるので、主人公と同様読んでいるこちらもキュンとさせられます。
主人公がときめく要素は格好良いより可愛いなんだなぁというのが読んでいてわかり、誠一郎もノンケの男なんだなぁと妙に納得しました。攻の無駄に格好いい容姿が主人公のときめくポイントに入ってないですね。入っていたら1巻で落とされてるだろうし。元々性格も理性で動く男性脳ですし。
自分の気持ちを認めた後の主人公はちゃんと愛情表現したり、大切な事は伝えたりと年相応の行いをするので、読んでいる内にいつの間にか精神的な面で受が年上で、攻が可愛いになっていて、見た目とのギャップもありニヤニヤしてしまいました。
おそらく誠一郎やアレシュよりもずっと常識人な副団長オルジフ視点のアレシュに振り回されいらぬ気苦労をする様といつも誠一郎経由で厄介事に巻き込まれるノルベルト視点から見た二人がお気に入りです。

この作品はコミカライズもされており、コミカライズの絵の方が攻受ともに男っぽいので、あの見た目で攻のこの可愛さをどう表現するのかと楽しみです。

3

これこそが【萌】!

レビューを読んで購入しましたが、他の方も書き込んでいたようにエロは少なめ、、、
というより、そういうシーンがサクッとカットされている感じです。なので読み終わり物足りないかもなと思って読み進めましたが、逆にそこがいい!!
という感想です。
内容などは他の方のレビューなどにあるので割愛しますが、1巻はだんだん攻めがオカンの如く受けの世話を焼いていく姿にキュンキュンします。
2巻はもう少し進展するのですが、攻めの登場が少し少ないかな(笑)
出向がメインだからしょうがない。
しかし、後半から怒涛のように攻めが色々と発揮していきます。
年下攻めかわいいな、こら!!
そして最後の最後にに受けの自覚してからのデレ、、、
これで終わりなんですか?
ぜひこの受けのデレをもっと見たい!

3

お仕事らぶ

1巻で「塩対応面白いわ」と思っていた本の続き。社畜傾向あるわと自覚なさっている方にはおススメです、是非1巻からどうぞ!ムーンライトさんで掲載していた作品の加筆・修正版、本編240P+ノルベルト視点からの本編抜粋30P+セイさんからアレシュへのラブレター5P+あとがき。カバー下は本編にあったモノクロ挿絵の単一カラー版。社畜っぷりが好きで「ああ、あれね」といつまでも覚えてると思うけど、攻め受けの恋話に超盛り上がった訳ではないので萌にしました。

女子高校生(異世界では聖女)の召喚に巻き込まれ異世界にトリップしてしまった社畜誠一郎。氷の貴公子→世話焼きイケメンと化したアレシュにあれやこれやされながら、ロマーニ王国の王宮経理課(笑)でキリキリ働いていましたが、宰相カミルから頼まれて、収支報告書の提出されていない教会へ出向くことになり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
カミル(宰相、腹黒色男おっさんに見える♡)、ノルベルト(受けの部下、チャラ男)、シーグヴォルト(教会の司祭)、セリオ(教会にいる修道士見習い、可愛い思春期少年)、優愛(聖女になった女子高生、いたって普通)、ユーリウス(第一王子、優愛ラブ)、イスト(宮廷魔道課のぶっとんだ系天才)、教会関係者少々。
ちょこっと出の関係者は多め。

++今回良かったところ

攻めのアレシュが可愛い。あれこんなに可愛かったっけ?油断したら魔素に負けてしまう受けを気遣って家に囲いこみ、仕事はよ終われと迎えにいき、飯はしっかり食えと見張り、はよ寝ろとベッドへ連れ込み、あんたはおかんか!とツッコミたくなる世話焼きぶり。誠一郎が可愛くてしょがないんでしょうねえ・・・・30歳くたびれた風情の社畜なのに。

誠一郎は変わらずお仕事淡々、ちゃらんぽらん異世界どんぶり勘定に「我慢ならん」部分だけは、ざっくざっく切り込んでます、淡々と。熱血じゃないです。そこがまた良いのです。所詮異世界から来た異分子だから、と割り切っているのが面白いです。そんな誠一郎を気に入ってか、宰相だの王子の周辺だのが「うちに来ないか」と勧誘をなさって、それをまたアレシュがぷりぷり怒るのも可愛い。

もし私が異世界に行くことがあるなら、こんな風にざっくざく仕事してみたいわ・・と夢見てしまうお話でした。まだ続くのかな、これ。また出たら読むけど、今回、割合めでたしめでたしに終わったんだけどな・・?

1

低体温!……それが好き

『神』をつけるか迷ったんですけれども……やっぱりパンチの強い他作品と比べると「神?」という感じになっちゃって。
でも、この『低体温、パンチ不足』っていう所が好きなんですよねぇ。大声で「推します」と言っちゃって良いのか?むしろ私の大声をセイさん(誠一郎)は不快なものとして認識してしまうんじゃなかろうか?ああん、大きな声で推したいのに……ってな感じで、なかなか熱狂的に推せない作品です。

そう、まさしく『実生活では甘々なムードがとても苦手な為、そんな場面に陥ってしまったらくだらないギャグを飛ばしてでもその雰囲気を消散させてしまうほど自意識が過剰気味で恥ずかしがり屋』そんな貴方様とわたくしの為のお話なんですよ。

『異世界の沙汰は社畜次第 聖女召喚改善計画』の続編です。そちらを読まないと世界観や主人公の近藤誠一郎の立ち位置が解らないと思いますので、まだの方はまずそちらからどうぞ。

出版社あらすじで書いていないことをざっとご紹介。
誠一郎の出向先というのは王都の教会です。
そこの収支報告書が提出されておらず収支も不明な部分が多いため、まぁ、監査に行くんですね。でも、教会は魔力の強い場所。また魔力にあてられて倒れてしまうんじゃないかとアレシュは大反対なのですが、誠一郎は「瘴気対策と転移魔法の研究も一気に進む」と押し切ります。
で、調査をしてみると教会はどうも王宮に対しての隠し事がある様です。誠一郎の出向は長引きますが、その途中でアレシュは瘴気浄化の遠征に同行する為に王都を離れることに。彼と体を重ねることで作られた結界の働きが弱まる中、誠一郎は教会が魔力の収拾に関する秘密を隠していることを突き止めるのですが……

非力で何の能力も持っていない、むしろハンディキャップだけなら沢山ある誠一郎が「仕事をする」という意志の力で周りを巻き込み、成就させるのは読んでいてとても気持ちがいいんですね。
おまけに、セイさんの『社畜ぶり』は出世欲や献身性とは全く無縁で、単に彼の『癖(へき)』から来ているんですよ。
だからね、仕事、やめようとしてもやめられないの。
そして仕事の結果に褒賞を求めない。
その結果自体がセイさんにとってのご褒美なんですね。
カッコいいと思いますわ。こんな風に仕事をしたいもんだな。
あ、私は休みなしで仕事するのは嫌だけど。沢山休みたいけど。

嬉しいのはこんなセイさんの能力を認める人が増えていること。
聖女にくっついてきたオマケのはずが、あちこちで人を誑し込んでいます。
それに対して、大層無頓着なのもセイさんらしいんですよね。アレシュがヤキモチやきに変貌しちゃうのも解る気がします。宰相カミルだけじゃなく今作ではシーグヴォルド司祭という新たな崇拝者も登場します。

前作同様、セイさん、LOVE方面には疎いです。
でもだからこその今作の後半。
塩をかけた西瓜が甘くなる如く、ほんのちょっとのシーンがデロ甘でした。
自意識過剰で恥ずかしがりの私にちょうどいい『デロ甘さ』だったんです。

今作に「伏線?」って感じるものがいくつもあるんですよ。
続くのかな?続いて欲しいな。
出来るならセイさん達の『帰還魔法』が完成するまでの話を読みたい。
その時、セイさんはどうするんだろう?
甘さが漂う今作を読んだからこそ、とてもとても気になります。
更なる続編をつ・よ・く希望します!

6

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