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milk to diamond
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
オメガバ2作目だそうです。そして前作も中立にしてました。
病気の母親を支える健気な唯央、魅力的な実は黒豹の神獣であるアルヴィ、2人の身分差を乗り越えた溺愛オメガバースです…設定だけ見るととても魅力的なんですがやはり消化不良でした。
出会って直ぐに求愛するアルヴィ、彼が部屋に現れた黒豹だと直ぐに想像つくのでそれは問題ではありませんでした。そして初めての発情期が来て2人は結ばれます。ここまでで半分だったので残りは2人の仲を引き裂こうとする人物が現れるとか、困難が待ち受けているのかなと勝手に想像してました。
ところが唯央がオメガだという事に縛られてて、アルヴィと連絡を絶ったりとグルグルしているうちに終盤まで来てました。妊娠が分かってもそれは変わらず、黒豹をアルヴィだと思って無いから告白するという…。
番にすると言っても愛する人は縛りたく無いから頸は噛まない。でも番のいるオメガは番のアルファにしか発情しないとか、私の読み方が悪いのかちょっと標準的なオメガバと違っていたように思います。
それとアルヴィには亡くなった前妻が居ましたが、彼女の第二性が書かれていませんでした。彼女がアルファだったなら、オメガの唯央は実は運命の番で惹かれるのが分かります。
そこら辺がハッキリしていないので、アルヴィも息子のアウラも出会ったばかりなのに唯央に夢中なのがちょっとモヤモヤしてしまいました。
それから発情期に別人のようになる唯央にとても違和感を感じてしまいました。理性が無くなるのにあんなに話せるものでしょうか?話しても良いのですが話す内容が余りにも普段とかけ離れ過ぎてて、すんって冷めてしまいました。
それを魅力だって絶賛しているアルヴィもちょっとどうかと思ってしまいました。
もっとオメガバらしい萌を勉強して欲しいと思います。
蓮川先生挿絵なのでマストバイ。黒豹は良いのですが、めっちゃ健気王道オメガバースばっちり(苦手)で、ごめんなさい、中立です。冒頭の攻め様騎乗姿は神絵だし、紳士攻めなんだけどな。本編260P弱+あとがき。獣姦はないです。出産もなし。
ベルンシュタイン公国で生まれ育った16歳の唯央(いお)。父は幼い頃に事故死、日本人の母と二人、懸命に生きてきましたが、母が病に。学校を辞めバイトに追われる日々でしたが、ある日家の庭の片隅に黒い毛玉が転がっているのを見つけ…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
アウラ(攻めの実子、めちゃカワイイ)、エアネスト(攻めの乳兄弟、側近)、受け母ぐらい。エアネストがもっと絡んでくださっても良かったんですけど…
+++++ 攻め受けについて
攻めさんは王道紳士攻め、子供の事もちゃんと愛してるし、超優良物件間違いなし!
なのですが受けに惚れた過程にシンクロできずキュンしませんでした。一目惚れということらしいですが、なんかアピール弱かった。
受けさんは弓月先生らしい、薄幸受けに加えて、かなりのぐるぐるさん&色っぽいシーンでは娼婦ばりの発情もりもりさん。
オメガが手酷い目にあうシーンは無かったと思いますが、蔑まれていた過去あり、自分に全く自信ないし、前向きに感じるところが少なくて。恋に落ちるまでのくすぐったい感情やキュンキュンするせつなさとかより、交わっておられる色っぽさの印象がとても強かったお話でした。オメガバースで色っぽい所がいいのよ!という方にはいいのかも。
こちら、王道シンデレラストーリー+オメガバースになります。
弓月先生ですが、健気で頑張り屋な不憫受けが、スパダリ攻めと出会って幸せになると言うお話がとてもお上手なんですよ。
また、スパダリ攻めが受けをこれでもかと溺愛してたりして、甘さと可愛さにも信頼が置けると思うのです。
今回も不憫受けが報われ、また王子様である攻めの溺愛ぶりが拝めと、すごく好みのお話なんですよ。
えーと、主人公である唯央ですが、ベルンシュタイン人の父親と日本人である母親のダブルなんですね。
ただ、父親は幼くして亡くなり、母親は無理がたたって身体を壊して入院。
16歳である彼が、バイトで母親の入院費から生活費まで稼いでいる。
ただ、学歴も無い上にオメガである彼は、まともな仕事では雇って貰えず、生活はとても苦しい。
で、そんな彼が、ある日庭で見つけたのは鎖が絡まって怪我をした仔豹。
保護して助けたところ、親豹が現れて連れ帰るんですね。
すると翌日、今度は迷子になっていた幼い子供・アウラになつかれる唯央。
アウラを迎えに来た父親で美しい青年・アルヴィから突然プロポーズされますが、なんとアルヴィの正体は公世子(世継ぎの王子)でー・・・。
と、言った感じでしょうか。
こちら、キモとなるのが親子の黒豹の正体なんですよね。
あと、萌え処としては、アルヴィの溺愛ぶりとスパダリぶり。
彼は比喩じゃなく王子様でして、その日の食べ物にも困る唯央に豪華な食事を食べさせ、母親は転院させて高度な医療を受けさせる。
彼はですね、とにかく優しいし紳士的なんですよ。
唯央を丸ごと受け入れて、これでもかと甘やかす。
ベルンシュタインではオメガの地位がとても低いんですが、アルファでありながら偉ぶったところが一つも無いのです。
常に選ぶ立場であるはずの彼が、オメガである唯央に「自分を選んで欲しい」と懇願すると言った具合で、すごく低姿勢。
低姿勢と言うより、唯央を一人の人間としてちゃんと敬ってるんですよね。
ここのところは、すごく良いと思う。
王子様である彼から繰り出されるセリフの一つ一つが、とにかくロマンチックでうっとりしちゃうと思う。
が、個人的にちょっと引っ掛かったところ。
えーと、主人公である唯央が好きになれない。
いや、作者さんに言わせると、彼はしっかりものなのに甘えっこで天然。
で、雑草のように逞しいって事ですが、私にはなんかやたら卑屈に思える。
自身がオメガである事に強烈なコンプレックスを持ってると言いますか。
しょっちゅう「オメガである自分なんか」「みじめなオメガだから」みたいな事を言ってて、イライラする。
もともとネガティブで大人しいキャラなら納得も行くけど、明るくて無邪気、怖いもの知らずな言動を攻めにかましたと思ったら、次には「自分はオメガ。幸せになってはいけない。なれるはずがない」とかやってる。
こう、心の揺れってよりは、キャラがブレてる気がする。
それか、精神的に不安定か。
あと、主役二人が二人とも、心情の変化が急だよ!
出会って早々に「あなたの番にして下さい」とプロポーズするアルヴィしかり、出会った翌日に「ぼくはアルヴィの事が好き」と言い出す唯央しかり。
なんと言うか「いつの間に!?」って感じで、唐突感がすごい。
一応、好きになった理由なんかも語られるんですが、それもすごく弱い。
なんかなぁ、もうちょっと「この人のこんな所じゃなきゃ!」みたいな、溺愛するなら溺愛するだけの根拠となる魅力が欲しい。
だって、主人公、申し訳ないけどそこまで魅力的じゃない。
アルヴィ、何故? お前ほどの男が・・・?みたいな。
あと、細かい事をグダグダと申し訳ないけど、なんで番になった途端に、1ヶ月も連絡しなくなったの? アルヴィ。
えーと、その間に唯央は自分が妊娠したと知りと、すごく不安を味わうんですよね。
やむを得ない事情があってとかなら納得もいくけど、特にそれも書かれてないような・・・。
溺愛攻め、失格。
読み飛ばしただけなら、申し訳ないんですけど。
と、そんな感じで、ストーリーとしては好みなんですけど、ちょくちょく引っ掛かる部分もある。
いや、う~ん・・・。
溺愛ぶりだったり、不憫受けが報われると言う点では萌えたんですけど。
受けのキャラで、好き嫌いが分かれる作品な気がします。