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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
世は、草食男子なんてものがあふれている時代。
ほんわかした草食系のBLも大好きなのですが、この斑目を見ていると……「そうよ! 男はこうじゃなきゃ」と思います。
なんでしょう、このフェロモンは。
もっとやっちゃって~となるのですが。
攻めの斑目がフェロモン垂れ流しですが、受けの医師坂下も魅力的な男です。はきだめに鶴、ならぬ軍鶏。ただ綺麗なだけではありません。お人よしだけど、芯の強い人です。
ギャグあり、涙あり、でエロい。
続編が出たばかりなので、オッサン好きな方は読んでみてはいかがでしょうか。
日雇いのオッサンと貧乏医師がどうやって恋愛に発展するのか、正直疑心暗鬼で読み始め、途中まで。。。そう、あの事実が発覚するまでは、正直話の展開が読めず、これどうなんの〜と読むのやめようかとも思ったんですが。。。とんでもなかった。中盤からが本番です。今、シリーズの3巻目を読んでいますが、のめり込んでます。徹夜しちゃいそうです。奈良さんの挿絵も素敵です(特に2巻よかった〜)。
初めて中原一也の作品を読みました。
医師の世界に嫌気が差した受け。なぜだかドヤ街に開業。生活も医療環境もままならない中でも孤軍奮闘しながら生活しているんだけど、日雇の患者に「清潔に」とか「安静に」とか無理でしょー
甘ちゃんすぎ。世間知らず過ぎ。と萎えたものの、攻めの斑目がええ男。
正義感?から情報と引き換えに身体を差し出す展開はちょっとムリヤリ気味ですが、受けも最初からまんざらでもなかったんだろうね、多分。
作中で亡くなる人の良いおっちゃんの病気が判明したときに「俺も気付かなかった」と言うんですが、それが後に彼のバックボーンにつながると。
そうきたか。お金持ってない日雇風だけど実際のとこスパダリよね、この人。
読み進めるとなかなかおもしろくて王道の展開に安心して読める良作。
シリーズ物なので次作も続けて読んてみよう。
私が勝手に「愛してる」シリーズ、と呼んでいる一連ものの、第1作目!
中原一也先生お得意の、男臭いオヤジ攻めです。
オヤジ、といっても年齢的には30代なんだけど、人生経験その他、酸いも甘いも知り尽くして清濁併せ呑む懐の深いオトコ、という人物像なのです。
舞台はドヤ街。
主人公は、利益度外視、人道的見地から診療所を営み、路上生活者や日雇い労働者の診察を続ける真面目な医師・坂下。
そんな坂下にいつもセクハラ発言を繰り返し、何かというと診療所や坂下の住まいに現れる、フェロモンむんむん日雇い労働者の斑目(まだらめ)。
斑目は今はドヤ街で日雇いの仕事をしていますが、実は過去は「伝説の外科医」で…
そんな斑目と坂下がバディのようになって、ドヤ街でのトラブルを乗り越えていく、という展開がここから始まります。
まず最初のHは何とレイプまがい。お互い意地を張ってそんな事になりましたが、元々斑目はいつも一生懸命な世間知らずの坂下が好きだったし、坂下は斑目のいつもからかってくるけどその奥底の優しさを感じていたし、2度目はもう身を委ねる感じになっています。
作品中には中原先生ならではのオヤジギャグというかエロセリフというか、そういうのも炸裂しているので、繊細で切ないBLとは真逆の「エンタメエロ」という感覚で面白い。
本作はシリーズ1作目、この先の斑目x坂下は段々「伴侶」的な存在となり、大きなうねりを持つ物語になっていきます。
何度目かの再読です。なんで初めて読んだ時に神にしなかったのか!
やっぱりいい!最高!
私の中のオヤジ攻めNo.1は斑目です。
この作品でオヤジ攻めに出会い虜になりました。
器の大きさ、懐の深さ、男の色気、肉体美、包容力、無精髭、実は天才外科医だった過去、そして主人公をひっそり支えて助けて愛して。
たまりません。
対する受けの坂下は意地っ張りの世間知らずのお坊ちゃんですが、整った顔立ちや育ちの良さがにじみ出る姿で。どや街で金にもならない医者を始めて街に少しずつ溶け込んで。
斑目は危なっかしくて坂下をほっとけないのもわかります。
物語も盛りだくさんで。人情味が溢れてこれぞ中原作品といったところ。
おっちゃんや双葉もとてもいい味をだしていました。おっちゃんの所では思わずうるっときます。
斑目が何度も坂下を助けて守って。
おっちゃんの家族に会いに行くくだりでは、坂下を傷つけないようにハッタリをかましたのに坂下が引かず、体の関係が出来てからは坂下も斑目に対して自分の中に女性を感じるようになりましたね。
仕方ないよー、斑目相手だもん。
天才外科医なのに、男前のフェロモンムンムンなのに、稼ごうと思えばいくらでも稼げるし貢がせることも出来るのに、あえて日雇い労働者として生きているところもいいですね。
シリーズがやっと手元に揃ってきて、なんども3冊目くらいで読むのが止まってたのですが最後まで今度こそ読んでみようかな。双葉の過去編あたりで深刻そうで進めなかったんですよね。
BL本というより、
テレビの2時間ドラマや、刑事モノのドラマに雰囲気が似ているように感じました。
恋のトキメキや、きゅん♡とする想いとは無縁!とまでは言いません。
でも、そういうフワフワキラキラしたものは、
この本に出てくる労働者街で働く男どもに、かき消されてしまうのです。
その街の埃っぽさや、男たちの人情や騒がしさに、すっかりと。
攻めは色気のある魅力的な男ではありますが、無精髭の日雇い労働者。
そして重要な脇役として目を引くのは、なかなか年齢のいったふたり。
前歯が欠けていて、「しゃかしたしぇんしぇ~」と坂下先生(受け)を呼ぶホームレス。
そして、受けの祖母、妖怪みたいと言われるチャキチャキしたおばあちゃん。
そんなかんじなので、好き嫌いがハッキリと分かれる作品かなぁと思います。
そうそう、中原さんの本ですから、もちろんしっかりヤることはヤってますよ~♪
日雇い労働者のエロオヤジ × 気の強い青年医師
ちょっと強引にスタンディングでとか、青姦とかもありますし、回数もそれなりにw
ただ、そんなことをされても受けの頭の中は、
色恋<<<街の人の心配
という感じなので、切り替える時はサッと切り替えて結構サッパリしているのです。
恋する気持ちをしっかり堪能したい、という方にはお薦めできないかなぁと思います。
個人的にも、気持ちが傾いていく過程はもうちょっと丁寧な描写の方が本当はすきです。
なので、このシリーズ1巻よりも、
くっついてからの2巻目の方が(只今読み途中)面白いなぁ~と感じています。
人情モノの展開や労働者街の雰囲気を、より堪能できる感じがするので。
本のカラーとしては、とてもすきなんですよね~
この1巻を読んで、イマイチ??と思ったとしても、
設定やキャラが嫌いじゃなければ、ぜひ2巻にも手を伸ばして欲しいなぁと思います♪
って、それは2巻のレビューで言うことかな?
労働者街が舞台という、それだけで異色な設定の作品。
もっとハードボイルドな感じなのかと思ったら、結構コミカルでほろりとさせる。
斑目は下ネタ全開のエロオヤジだし、赤髭先生・坂下は男前だけれど意外に快感に流され易いし、
BLっぽくない美しくない人間臭い脇役達も、みななかなかいい。
ただ、LOVEとしてみた時には、意外にアッサリ。
倍位の分量で書けばいいのに、ビュンビュンスピードで話が進む。
エロもそれなりにあるんですけれどね、おやおや、そんなに簡単にほだされてしまう?って感じ。
どちらかというと、労働者街の人情話として読んでしまった感じかなー。
後半は「根無し草協奏曲」という、その後の話が入っている。
坂下のおばあちゃんが出て来て、これもまた楽しいが、
この話はなんだか自分的には座りが悪かった。うーん。
それはともかく、斑目が過去凄腕の心臓外科医だったことが分かったが、
一体何があったのか?とか、ヤクザの弟克幸は一体なんなのか?とか、
あと双葉は何歳で今まで何をしてきたのか?とか、
そもそもタイトルの『愛してないと云ってくれ』の意味は?とか、
気になることを沢山残して終了。
…はい、続編を読みます。
下ネタはちょっと苦手かも……って思ってたんですが大丈夫でした。
嫌な感じがなくて登場人物たちのおばかなやりとりに爆笑です。
不良オヤジたちを蹴散らす美人医師・坂下の強気なところが魅力的。
まさに“はきだめに軍鶏”です。
斑目のセクハラ発言にメスをカッっと投げつけるやりとりがほほえましい。
暴漢に襲われた坂下と斑目の逃走劇は爆笑必須!!
追手をかわすためのホモカップルの芝居で
「おやっさん、いけません」
「何を言う、平治。お前が誘ったんだぞ」
というアドリブに大笑いしました。
おやっさんに平治……最高です!!
私の萌ポイントはなんといっても斑目!
下品で変態でエロオヤジなのに……ものすごく萌える!!
彼の放つ男の色香にメロメロになり、ふと見せる優しさにきゅんとして
いつのまにか夢中です!!
もはやエロオヤジトークさえ魅力的。
牡っぽさ、獣っぽさを感じてクラクラです。
エロ悪オヤジVS美人青年医師の攻防を楽しんでください。
ナニを隠そう、この表紙とこのタイトルがこの上なくツボです。
とくにタイトル。未読のまま積んでたんですが
タイトルだけで読んでないのに萌えてました゚(*´∀`)にゃぁ
お話は普段一般の病院にはなかなか行けない人たちを専門に見ているお医者さん、坂下さんと、無精ヒゲな斑目のお話。
なんといいますかですな、なんだかんだで坂下さんにベタベタな斑目さんがちょっと可愛かったのだ。ヒゲでいろいろちょっかいかけてきて。
なんだかんだであんまりイイとはいえない男なのだが、何気に気をつかってくれたり。優しかったりというギャップに萌えでした。
なんでもないって顔して裏ではというちょっとした場面にもキュン。
後半になってわかる、斑目の正体。
ありがちだな~とちょっと思ってしまいましたが、中盤までがおちゃらけ多かった分、真面目なギャップがおいしかった。
そしてエロシーン!!
思ったより多かった。
取引から始まり、徐々に慣らされ、気持ちももっていかれ
くははヽ(´∀`)ノ .:。+゜。
ただ問題は、事件だの正体だの、なんだの~なくだりがややこしくて
あんま興味ないのも手伝ってあんまり・・・あんまり~でした。
サラサラ~っと読み流してしまいました。
もっとしっかり読めば評価もうすこしあがるやも。
すっごい面白かったですww
日雇い労働者が集まる街で診療所を営む坂下先生。
特別診療(あるとき払い)で診てあげたり、根気強く深夜のホームレス訪問を繰り返したりして、少しずつ人々の心に触れながら、坂下はこの街で少しずつ信頼を得ていきます。
今や診療所の待合室はその日の仕事にありつけなかったオッサンたちのたまり場で、チンチロリンと下ネタで溢れているんですが、その様子がなんだかとっても読んでいてほっこりします。
オッサンたちってなんで集まるとあんなに可愛いんだろう(笑)
坂下がとにかく、たくましいんですよね。
美人さんで生真面目なんだけど、オッサンたちに負けない根性があるし、待合室で喧嘩でもおっぱじめようものなら容赦の無い鉄拳制裁をお見舞いするし。
そんで、斑目のオス臭さといったら…いったら……、犯罪級っ!!!
カッコイイしっ!ズルイよね、あんなかっこよくてエロいオヤジっ!
このお話はとにかく、登場人物がみんな魅力的。ばーちゃんも凄かった…(笑)
エロも大充実で、隅々まで堪能させてもらいました。
そんな中でも楽しいばっかりじゃなくて、ちゃんと社会の闇みたいなものもしっかり見せてくれます。
日々明るく楽しく爽快に生きているように見える人たちだけど、個々に闇を抱えてたりするんですよね。
家族に見放されてここで働くオッサンが、病気を治すお金も無く、頼る人も無く、なけなしの財産を譲る相手さえなく、ゴミみたいに路上で死んでいくんです。
坂下は貧乏でもとりあえず家があるし、仕事もある。
日雇いさんたちに差し伸べる手を「セレブが着飾って小切手を渡すようなもの」だと言われてしまえばそれまでです。
苦しいだろうなぁ…と思います。色んな意味で。
読み始める前は、ちょっと前に読んだ水原さんの「夜間診療所」に設定が似てるのかな?と思ってたんですが、実際は設定は似てるけど話のノリやボリュームは榎田さんの交渉人シリーズっぽい感じでした。
絵が同じ方だからそう思っただけかな?
う~ん、どっちを先に読んだかってだけなんで「~に似てる」って感想は失礼かと思うんですが…。
けど、似てると思ったんですよね~。
自分の信念のために頑固に頑張る生真面目なオヤジと、普段エロ魔人なのにいざというときには助けてくれる、やさぐれたオヤジ。彼らの人柄に惹かれて集まり、徐々に大きくなっていく人の輪。
ともかく!オモシロイということですっ!