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huyu no seiza
「私の殿堂入り」です。
現在「冬の星座」は「愛と憎しみの迷宮」に題名、装丁を変えている。
以前の挿絵は小林智美さん、同人誌では四谷シモーヌさん、
それらのカットは下巻に収録されている様子なのでなかなかお得かも。
山藍紫姫子さんは何年かに一度
「両性具有、ハーレクインロマンス」を書きたくなるって
どこかで仰っていたけれど、そんな一作。
主人公のアイシスは優秀で美しくクールで、誰もが劣等感を抱いてしまう存在。
アイスドールアイシスと、熱い男カルロスの運命、すったり、もんだり、
大団円を迎えるまでを描く。
まーーーっ熱い!!苦しい程の執着がたまらない。
この頃の山藍さんはSM系もハーレクイン系、時代物も、
作品の全てが当たりって感じだったけれど、
最近は同人(バイオレット・マーキュリー)とBLで作品を分けているのか、
あまり商業誌ではアタリには当らないような...
それが残念。
復讐のために、無理やり女性に性転換させられて、
その男の花嫁に…!
美しくショッキングな展開の、黎明期のBL。
扇情的なプレイも興味シンシンですが、
やはり目を引くのは、2人の美女対決!
このお話には、とてつもなくいい女が2人登場します。
ひとりは両性具有の神秘的な麗人、サヴォウー。
(あえてアイシスではなく、サヴォウーとします。)
そしてもうひとり、王族カルロスの年上の従姉キャサリン。
(サヴォウーとは対照的な、豪奢なブロンド美女!)
このキャサリン、実にいい女っぷりなのです。
カルロスと、サヴォウーと、キャサリン、
とても微妙な三角関係なのですが、
嫉妬するでもなく、離れるでもなく、優雅で寛容。
対等にBLの受と張りあえます!
BLに登場する美女というものは、
とかく当て馬役になりがちですが、彼女は特別。
これは、とてもとても稀有なパターン。