お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表題作「花の檻」と続編「花の影」の中編2作品が収録されています。
どちらも左近(受け)の視点でストーリーは進みます。
「花の檻」
次期宗家である橘平(攻め)の要望により、左近は過去の醜聞から遠ざけられていた舞台へ呼び戻されます。橘平の一途な愛に応えて恋人同士になるという内容です。
「花の影」
一緒に檻に入ろうと決めて、橘平と付き合い始めた左近ですが、思うように回復しない肩や先代の思惑に不安で心が揺れ動きます。そんな中、醜聞のきっかけとなった元恋人と再会し…という話です。
個人的には橘平が高校生だというのがツボでした…!
大学生なら同じ未成年でもまたちょっと受ける印象が違った気がします。
若い情熱が素敵なのですが、だからこそ将来を案じて左近が悩むという展開に納得できました。
左近にとって橘平は初めての男というわけではないのですが、好きになったら一途に健気に相手のためを思うので、好感が持てました。
左近が自分の肩の症状と、元カレの登場に戸惑う続編「花の影」の方が作品としては好きですが、イラストは「花の檻」の障子戸が背景のエロい二人がお気に入りです。
不憫受け、健気受け、年下攻め、和装がお好きな方にお勧めです。謡曲の引用もありますので、能楽好きには特に良いと思います。
日本の芸能文化の「能」を舞台にしていて
自分のしらない知識というか言葉が出てきて勉強になった感じです。
左近(受)の一途でもどこか普通の人とは違う愛の現れ方で
その事をまだ知らない橘平(攻)との心のすれ違い
とても泣けます!!
私は一回呼んでで4回泣きましたww