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下界(街)から隔離された場所に立つ全寮制男子学園、それならば、「流星シロップ」や「空色スピカ」みたいに甘いお話が待っていてもよさそうだけど、そうはならないのが樹生作品。
女子高との交流もなければ、ムサイ・古臭い、そんな学生寮だからホモはしようがない!?
そうでなくても仲がよければ、何でもホモ?
題名は、作者のこだわりで付きましたラブホの名前です、、、
さて、前作で37人にも振られ続けてる久典の、大和明智跡取り・深秋とのホモ疑惑を解明するために宗家から派遣された密偵役の直之。
中等部まではこの清水谷にいましたから、各メンツは顔なじみなんですが、入った寮が鬼の忍が寮長を務める第一寮。
しかも部屋は隣が繁方と丈のホモカップル、もう片となりもホモカップル。
直之、夜眠れなくて苦労します、、繁方と丈の体位がきまらない会話が笑えるデス。
やっぱり、久典と深秋の雰囲気はどう見てもホモにしか見えない、後を付けると何とラブホに入る二人!!
実はAVが寮で見られないからラブホで見たということらしいのですが。
ホモ確定に、宗家に連絡すると久典は自ら宗家に出向いて女が好きを力説すること激しく、、、使用人のおばあちゃんまで口説く日照りぶりに、宗家からは、久典をホモにしろ命令が!?
そんなで、結局最後まで久典は女に恵まれることなく、限りなくホモに近いというか、ホモにしか周りに見えない雰囲気を醸し出したまま深水と過ごすのです。
ここからは、久典と、副寮長・篤郎、寮長・忍がメインの話に突入していきます。
鬼畜の忍の取りえは顔だけ、、篤郎はもう忍のフォローでハゲも心配なら死にそうな毎日に成績も死にそう。
柔道部とバスケ部のいがみ合いも発生したりして、もう学園も寮もハチャメチャです。
それと同時に忍の罰も鬼畜度もアップして、意見する篤郎の下の毛をライターで焼いてしまう忍に、篤郎の下半身は使い物にならなくなったという噂。
とうとう堪忍袋の切れた篤郎が忍を押し倒して・・・
忍は篤郎が好きだったという結末へとたどり着きます。
女性が全く関与してこない学園ですから、一時の疑似恋愛が学園で発生するという、熱病のようなホモかもしれません。
だからBLというより、古き昔のよき学生寮の風景物語であると思いました。