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kamen no koi
受が裸で攻に絡みつく表紙にちょっと怯んだけれど、読んでよかった~!
大切な人を失い孤独な攻と、奇抜な外見(ばっちりメイク&ビジュアル系の服装)で自分を守る寂しがりやの受の、救済ストーリー。
室岡と至の、すれ違う想いがとっても切ない!
さらに、最初から室岡に嘘をついている至の後ろめたさが加わって切なさ倍増!!
カップルは、綺月陣作品でよく登場する「わがままで、気が強くて、感情豊かで、Hに積極的で、攻めにぞっこんの甘えたがり受」という自分好みの受に、真面目で包容力のある優しい攻という、これまたタイプの攻。
室岡が探している男にも感情移入しちゃって、胸が締め付けられた!
著者 綺月陣
イラスト ひたき
攻 室岡大悟,知人を探している建築デザイナー,33歳
受 至,化粧で仮面を被る援交高校生,17歳
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この小説は、著者の育児体験が元なんじゃないかと思う。
ブログを読むと、苦労されたようなので。
思春期の少年が、化粧で偽装して、嘘をつき続けることを始めた切っ掛けが、曖昧。
傷つけた佐野にのこのこついていったのも、納得いかない。
探していた人を見つけた後、アッサリ復縁したので拍子抜けしました。
ハッピーエンドなので、まあいいか・・
至〔受〕は思いっきり化粧をし髪にメッシュも入れて夜の街を彷徨っては援助交際するという快楽的な生活を送ってます。
ある時、至はとりわけ目立ついい男をみかけ、その彼が人探しをしているのをいい事に、「そいつを知っている」と嘘をついては室岡〔攻〕をあちこち引っ張りまわし、また電話で「いまそいつと居る」とまで嘘を付いて彼を呼び出したりをもします。
でも最初はただからかい半分な至だったんですが、途中から室岡に対して魅かれてきていて、その会う口実に嘘を繰り返してしまう。
馬鹿な子だなーと思いつつも、その馬鹿さ加減が可愛かったです。