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君に対して一番効果があるのは、セックスだと僕は思う
majo no ketsuzoku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
出た!木馬!!!改良型!!!!
1巻にも登場した木馬がまたしても!!浅葱先生の木馬への執着なんなんですかね?すばらしいですね!挿絵もあるし、凄まじさが凄まじかったです。木馬すごい。
でも、そこばかりご執心だから、司に魔女の血統しか興味ないって思われるんですよ。それがすごく切なくて…切ないのに先生のえげつない責めっぷりにニマニマしちゃってすみません。明確にはされてないけど、結腸…責められてましたよね?押し開いてる~~~って感じで息も絶え絶え。すごい…
先生はエキセントリックやりたい放題なので、陰毛も剃っちゃうんだけど、そそり勃った周りを丁寧に丁寧に意地悪く刈ってくのがたいそうえっちでした。笠井あゆみ先生のイラストで脳内再生されるから、えっち度が凄まじい!大変でした。
体はエッロエロ陥落しまくっているのに、気持ちがなかなか通じ合わないもどかしさや、魔女の資質との向き合いなんかも面白く、魔女設定はおいしかったです。
個人的にすっごい気になってるんですけど、2人が会いに行ったおばあさんってどなた??司のおばあさんは亡くなってるから魔女の詳細は不明って1巻で言ってませんでしたっけ…こういうの突っ込むのって野暮なのかな。読解力ないだけかもしれませんが…そこだけ悶々としちゃっています。丸く収まってるから良いんですけど!
今回もすすすごかった…
前作オリジナルウィッチで初めて西野作品を読み、この続編の電子書籍待ちの間に何作か読みました。3P4Pオメガバースにドラッグ…いざこちらのお話に戻って物足りなく感じるんじゃないかと思いましたが全く杞憂でした。今回も読むドラッグでした。
そしてやはりお話自体面白く説得力があって、自分が苦手意識があった要素要素(少年漫画で頻繁に出てくる血統や、BLで主人公が敏感でエッチなのとか、勘違いで悩むとか)が塗り替えられていく快感すらありました。魔女といっても特にファンタジーではないのも読みやすいです。
それは主人公の司に、変に正義感やエロさ、特出した歪みのあるキャラ設定でないのも一つの理由だと思います。先生はいつまで経っても無駄に怪しいけど(それも一つの味)
司は「先生が好きなのは僕じゃなくて魔女の血統…」と若干ナヨるものの、結構健全に先生に問いただすし自分で結論出す子なのが好感持てます。魔女の血じゃなくて自分自身が先生を欲しいんだと言う司が凄く良かった!
敵に誘い出されつつも同じ轍を踏まないところも、読むこちらとしても苛々しないので本当に有難いですし、しなやかだなぁと思いました。
先生は今回も、司を翻弄しているように見えて逆に煽られまくってるし全然余裕ないのが最高でした。だってベッドでの司の台詞の数々がすっごいんだもの。それで余裕なくなっても情けなくなったりあちゃーにならない先生が良いし、スパダリ(私はこれも通常苦手)っぽく羽振りも溺愛ぷりも良いのに全然良い人そうにならないところも良いです(笑)
そのあたり笠井さんの素敵で妖しーい挿絵が効いています。やはりこの作者でこの絵は最強タッグだと思いました。
「魔女の血族 オリジナルウィッチ」続編になります。
一応、今作だけでも読める感じで書かれてはいるんですけど、前作を読んでいないと分かり辛い部分があると思います。
ご注意下さい。
で、前作で魔女として覚醒し、また、実は魔女を保護する協会組織の司祭であった大学教授・浅葱と結ばれた司。
今回、彼の魔女としての成長だったり、二人の関係性の変化がテーマになると思うんですけど。
こちら、大筋としてはとても面白いんですよね。
ただ、重きを置かれてるのが二人のイチャ甘でして、面白い展開の方は、わりと手早く片付けられちゃう。
その為、印象としてはアッサリなんですよね。
えーと、主人公をエロエロ調教しまくる為の設定であり、エロエロシーン増量の為のページ配分と言いますか。
いや、続編まで読んどいて今さらですが、何でセックスする事が魔女としての修行になるのか、未だに良く分からないですもん。
とは言え、そのエロエロ描写が楽しいなら、甘さ増し増しの二人の関係性は楽しい。
そして、求められているのは魔女としての自分で、そうではない自分は価値が無い・・・的な切ない胸のうちにはキュンキュンさせられる。
そんなワケで、とても楽しく読めました。
でも、エロ特化もエロ特化なので、苦手な方はご注意下さい。
ザックリした内容です。
原初の魔女の血を引く大学生・司。
魔女研究の第一人者で大学教授・浅葱により魔女として覚醒した彼は、修行の為に浅葱と淫蕩に耽る日々。
そんな中、級友からセミナーへの参加を勧誘される司。
実はそのセミナーでは、参加者の行方不明事件が起きていてー・・・と言うものです。
で、この事件と並行して、見知らぬ男性が現れる奇妙な夢を見るようになる司。
また、協会から、近くに存在するらしい魔女の調査を依頼される二人。
果たして、その「魔女」の正体は?
そして、参加すれば願いが叶うとされるセミナー「dollminer」。
実は魔女が主催するその集会の、真の狙いとはー?
と言った部分が見処になるんじゃないでしょうか。
ただこれ、繰り返しになりますが、展開としてはとても面白いのに、どれこれもアッサリと片付けられちゃうんですよね。
また、夢に現れる不思議な男(達)ですが、彼等の狙いも早々に予想がつきます。
ついでに、司が強いのか、彼等が弱いのか、ページの都合か。
わりと簡単にやっつけられちゃうし退場。
改心するの、早いな!って感じで。
前作ですが、この魔女としてのストーリー部分が面白かっただけに、そこの掘り下げが今回は甘くて残念なんですよね。
とは言え、その分エロがとにかく濃厚。
それも、甘さが加わった超イチャラブエロ。
いや、「魔女の血族」というと三角木馬が(私は)まず思い浮かぶんですけど、それが更に改良、淫靡さもパワーアップって感じで。
また、マンションで大学で別荘でと、二人はひたすらエッチしまくりなんですよね。
本編の2/3くらいはエロシーンじゃないかと思うんですけど。
本当、すぐにエロなだれ込む・・・。
そう、修行と称してヤりまくり!
そもそも、魔女の修行がセックスする事と言うのが未だに良く分からないんですけど(個人の読解力の問題です)、とても素敵な設定なのでまぁいいか!って感じで。
ちなみに、浅葱は相変わらず、魔女に心酔する変態チックな男なんですよね。
その為、司は、魔女としての自分しか求められていないと思い悩みます。
ただ、読者には浅葱の溺愛っぷりが丸分かりな為、これも逆に萌え要素。
可愛いよな~と、微笑ましく見守らせていただきました。
まぁそんな感じで、安定の西野エロ+甘々と、とても楽しい作品でした。
作家買い。
西野作品の『魔女の血族 オリジナルウィッチ』の続編です。前作未読でも読めないことはないと思いますが、でも前作ありきの作品なので前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
ということでレビューを。
前作『魔女の血族 オリジナルウィッチ』も含めてのネタバレ表現があります。苦手な方はご注意ください。
大学生の司は碧い瞳がコンプレックスで、それ故に人づきあいが苦手。そんな司は、彼の通う大学の西洋史の准教授で、特に魔女の研究に造詣の深い浅葱に恋をする。
が、実は司は魔女。
魔女の力を持つことを見抜いた浅葱は、司を半ば無理やり抱き、魔女の力を解き放ち―。
というのが前作『魔女の血族 オリジナルウィッチ』で描かれていたお話。
今巻は無事恋人同士になった二人のその後のお話が描かれています。
司の魔女としての能力を安定させさらにコントロールできるように訓練する。
という趣旨のもと、司は浅葱に抱かれる。
司は浅葱を愛しているが、だからこそ、浅葱が自分に固執するのは「魔女」の自分を欲しているだけではないのか。そんな不安を抱え続けている。けれど浅葱のもとを離れることもできない。
今作品はすでに恋人同士になった浅葱×司のお話で、彼らの恋の成就を描いた作品ではありませんが、浅葱を愛するが故の司の内に秘めた想いがなんとも切ないです。
そして司は、最近同じ夢をよく見る。
一人の男性が登場する夢。
その男性が誰なのかわからずにいるが、かつて協会の暴走した関係者に襲われた過去(前作『魔女の血族 オリジナルウィッチ』参照)から、すべてを浅葱に伝え相談することに。
すると、浅葱から、その人物はアメリカから英語教師として大学に派遣されてきたジェームズだという男性ではないかと指摘される。ジェームズとの関わりが、新たな波乱を呼び―?
前作では司の魔女としての能力を開花させるため。
そして今巻は、魔女の力をコントロールできるようになる特訓として。
司は浅葱に激しく抱かれるシーンがてんこ盛りです。セックスが魔女としての力を引き出し、さらにパワーアップさせる、というストーリー展開なのですが、そこは西野さんならでは、と言って良いでしょう。
何とも言えない淫美で美しいストーリーに仕上がっています。この世界観が、今作品の大きな魅力の一つです。
前作でも登場した三角木馬がバージョンアップ(←ここポイント)して今作でも登場してますが、んー、さすが西野作品。安定のエロです。
三角木馬あり、tkb責めあり、剃毛あり、お風呂エッチあり。
これでもかと描かれるバリエーション豊かな濡れ場には、いっそ感心するほどです。
この行為を、浅葱は「特訓」と称して司に施すわけですが、浅葱先生、アンタ絶対楽しんでるよね?という甘々ぶりです。
傍から見ると浅葱は司にメロメロなわけですが、当の司は浅葱の愛情をすんなり信じられない。
それは司が「魔女」だから。
浅葱は魔女に心酔しているから。
魔女の力をもつ司を探していたから。
もし自分が魔女でなかったら、浅葱は自分を欲してくれただろうか―?
司のそんな葛藤と、かつて信じていた隣人に裏切られ、あるいは拷問され、惨殺されてきた魔女たちの記憶がオーバーラップし、物語に奥行きを与えています。
今巻で重要なキーパーソンになる人物が二人登場しますが、うん。
彼らの目的とか、そういったものは早々にわかってしまいます。わかってしまいますが、彼らの過去が非常に気になりました。ぜひとも続編あるいはスピンオフを描いていただきたい。そんな魅力あふれるキャラでした。
で。
今巻も笠井さんの挿絵はすんごいです。
まず表紙。
お尻鷲掴みとか…。いやいや、浅葱先生の手と司のおチリの大きさの違いにまず萌え。
で、中身の挿絵も非常によろしいです。
美しく、そこはかとなくほの暗く、そして淫靡で。
最高か。
表紙も、裏表紙も、帯の煽り文句も、表紙捲ってすぐのカラーの口絵も。待ったなしのエロスにまみれてますので、リアル書店で買われる腐姐さまは心してレジまで行かれてください☆
安定の西野作品のエロが突き抜けた作品ではありますが、このシリーズの持つ世界観が非常にツボなので、大変美味しく読ませていただきました。