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小説の世界に召喚されて、推しキャラと種付けSEX!?
shachiku na boku to koukatsu na akuma no koufuku na kekkon
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
昨年末から読み始めて本日読み終えたこのお話。
ものすごーく好きな所と「?」と思う所が混ぜこぜになっておりました。でも、最終盤で「こうなったらイヤだなぁ」と思っていた結末にはならずに、おまけ4コママンガでニヤッと出来て、新年早々気分が良いです。
気が付いたら魔界に召喚されており、『地獄の獅子王』コルレオニスの花嫁としてイヤラしくも恥ずかしい責め苦を受ける佐原。特筆すべきはこの佐原、仕事中毒の編集者で、コルレオニスは彼が担当するベストセラーシリーズの主人公の1人。それも佐原の一番の推しキャラだということ。
コルレオニスは佐原を、物語の中で死んでしまったミセリアの生まれ変わりなので人間界から召喚したと言いますが、佐原はそれを信じられません。だってミセリアは佐原とは比べようがないほど美しく、高貴な魂を持っていたからです。
残して来た仕事が気になるのと同時に、コルレオニスの愛撫によって自分が変わっていくことを恐れる佐原はコルレオニスの屋敷から逃げようとしますが、彼の深い孤独に触れ、生きることに疲れ隠遁するコルレオニスに再び生気を取り戻してもらう為に、また、自分が魔界にいることによって起きる変化が、人間界に居る担当作品の創作に影響を与えることに気づいたこともあり、婚礼を行う決意を固めます。そして自分のプロデュースによりコルレオニスの影響力を復活させる為に使おうとしますが、悪魔と対立する天使の介入や、コルレオニスを追い落とそうとする魔界の勢力による不穏な動きが見え隠れし……
お話は二重構造で、佐原が召喚された『今』が書かれる途中に、小説『機械仕掛けの神(デスマキ)』のコルレオニスとミセリアとのエピソードが所々挟まれます。
この構成は好きでした。
佐原が「自分がミセリアの生まれ変わりである訳がない」と思うのが非常に納得がいくんですよね。あまりにもミセリアが完璧なもので。
だから読んでいるこっちは、佐原が本当にミセリアなら「佐原本人が軽んじられているみたいでちょっとイヤかも」と思っちゃう。でも、コルレオニスの孤独、そして佐原への溺愛ぶりを見ていると「勘違いだったらそれはそれで不憫な感じが……」とも思う。
これがね、とても美しく解決するのが「お見事!」だったんですよ。
気持ちよかったわ、これは。
人間界での佐原の社畜ぶりやコルレオニスへの傾倒ぶりがもっと書かれていれば、物語世界に入るのがもう少しすんなり行けたと思うんですよ。あと『召喚された花嫁』が軽い扱いをされる理由とか、魔界のしきたりと言うか『お約束』がちょっと説明不足の感も。確かに、世界観の説明をたくさんしなければならないお話なので大変なことだと思うんですけれど。
あと、クライマックスの戦闘シーンの尺がもう少し長ければもっと好きだっただろうと。
ただ、全体的にはニャッと笑える所も、物悲しく切ない所も、闘いにドキドキする所もありまして、読み応えがありました。
あとね、エロが濃厚と言うか、好みだったんです。『くどい(?)エロ』みたいな。
2020年初読の一冊として、満足のいくお話でした。
異世界に召還されて、悪魔の花嫁にされるお話です。
近年流行りの異世界転生や、異世界召還ストーリーは、何だか知らないけど、異世界に来たからには、何とかしないとって無双する系だったりします。
このお話の主人公も、異世界で悪魔の花嫁にされるという理不尽な状況に置かれて、自分が花嫁なのは受け入れ難くても、コルレオニスのために、自分に出来ることを模索して、最高の結婚式を準備するのですが、、。
まあここまでは、普通の異世界話です。
で、この後にネタばらしというか、ちゃんと納得できる辻褄合わせが有るところが、流石のベテランの味わいです。
羽根もの!とウキウキ購入。確かに好きな路線ではあったけれど、ちょーーーーーーーっとぐるぐるが長すぎやしませんか・・・・という気持ちが否めないので萌にしました。本編310Pほど+あとがき+香坂先生の4コマ2P(爆笑)。天使悪魔がお好きな方でしたら、手に取ってみてもよいかもです。
気がついたら異世界のゴージャスベッドの上&超イケメン付き。そしてそのイケメンは、担当している作家のベストセラー小説の登場人物コルレオニス!なんで??と戸惑う間もなく、「私の花嫁だ」と愛撫され・・・と続きます。冒頭からぐちょぐちょ。
攻め受け以外の登場人物は
攻めさんと仲良しのティグリス(別名狡悪の王)、きらきら天使、攻めさんをめっちゃ慕うその他悪魔さん、そしてミセリア。小説内小説として書かれた内容も同時進行します。どっちかっつーと小説内小説の方が、個人的にはより好きな路線(超せつない系)
**内容に触れる感想
受けさんはミセリアという美人さんの転生した姿と、攻めさんに思われているんです。
でも受けさんは、目立たない、空気のような人物で、自分がミセリア(超美人♂、小説の中の登場人物)の転生した姿なんかであるわけはない!と頑なでして。
召喚された先は自分がこよなく愛している小説(担当していた作家さんのもの)の世界なので、隅から隅まで愛着あるし、コルレオニスは超推しキャラだし、でも生きていた世界に残してきた仕事や担当作家さんのことも気になるし・・とまあ、ぐるぐる&すれ違いが色々。そこが長くて、そしてその合間合間にぐちょぐちょツユダクシーンも入ってきて、なんとなく、ダレてしまったんです・・先生ごめんなさい・・・
素材はめっちゃ好き!万能感甚だしい無敵の獅子王、きらっきらの天使さん(性悪でもある!)、獅子王と共に戦う美人さん等々、最高。
せつなさいっぱいのお話になってもツライし、数多くある同じような作品の一つという感じになってしまうだろうし、でも笑いを入れるにしてはちょっと笑いポイントが足りないし・・、色々ある個人的萌えポイントから少しずつずれてしまった感じのお話でした。攻めの長い孤独を思う部分等はめちゃきゅーんとしたんですけどねえ・・・
最後の篠崎先生の4コマ漫画は、そこを全部ぶっちぎってコメディにしてくださったので、爆笑、大好きだったんです。難しい。どうなったらもっと好きだったんだろう。