君が夢見し楽園 我が王と賢者が囁く

kimi ga yumemishi rakuen wagaou to kenja ga sasayaku

君が夢見し楽園 我が王と賢者が囁く
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
44
評価数
11
平均
4.1 / 5
神率
45.5%
著者
飯田実樹 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥1,040(税抜)  
ISBN
9784344845886

あらすじ

若くしてその才覚が認められた美しい聖職者リーブは、ある日、旅の途中「精霊の回廊」と呼ばれる時空の歪みに巻き込まれ、遠い南の島国シークにトリップしてしまう。そこで星詠みに「シークを統べる王・バードの運命の伴侶「白き宝珠」である」と予言されたことで、バードに情熱的に求婚されることになる。紆余曲折を乗り越え、南国を統べる覇王と大魔導師、運命に導かれた二人は時空を越えた伴侶として身も心も結ばれた。
夫婦として平穏な日々を送る二人は、ある日、海賊に奴隷として捕らわれていた少年・マイヨと出会い、介抱することになる。その出会いは、二人を新たな道へと導くことになり――? 話題の作家が贈る大人気異世界婚礼譚、待望の続編登場!

表題作君が夢見し楽園 我が王と賢者が囁く

島国シークを統べる若き王
バードの伴侶で大魔導師にして大賢者

その他の収録作品

  • 恋する楽園
  • あとがき

レビュー投稿数4

続編

前巻の謎が全て回収されており、とても満足しました。

リーブは何者なのか?そして何故狙われていたのかが分かってスッキリしました。1ページ2段の凄いボリュームでした。バードとは相変わらず仲睦まじくて、シークの民にも2人は敬愛されてます。

今回はシークの取引き国の商船が海賊に襲われ、家族を殺され海賊船で性奴隷として捕まっていたマイヨと言う少年を助けた事からリーブの過去に繋がって行くのです。

巡回診察の途中でマイヨが妖獣と黒魔術師に襲われた事から。ロンサイのドムドマがカリフ人を拐って魔力を集めている事を知り、ニーヴェリシアとシークが協力してロンサイに事実を確かめに行くのです。
そしてもう少しでロンサイに到着というところで、奇襲したロンサイの黒魔術師にマイヨが拐われます。

マイヨが拐われたドムドマの城の地下牢には、カリフ人の女性たちが囚われていました。マイヨが魔術を使うとは知られて無かったので、マイヨはシークとニーヴェリシア軍が助けに来てると説得して、魔術を使い地下牢から脱出するのです。探しに来たザイを魔術で助けながら、マイヨはカリフ人と一緒に逃げおおせます。

一方でドムドマや黒魔術師や妖獣を、バードは自軍とニーヴェリシアの騎士と魔術師で殲滅させて行きます。カリフ人にも逃げられ自分が劣勢になったドムドマは、魔力を集めて蘇らせようとしていた闇魔を呼び出すのです。

圧倒的な闇魔の力に誰もが諦めかけた時に、バードが胸元にしまっていたリーブの小さな人形が砕けて、リーブの幻影が現れて最高位の召喚獣を呼び出すのです。闇魔を物ともせず倒してドムドマを捕らえる事に成功します。

助けられたカリフ人の中にはリーブの母親がいて、リーブのセリウスの再来と言われるほどの魔力を狙ったドムドマによって村が襲われて、その際に母親が現れた「精霊の回廊」にリーブを投げ入れた事、リーブの本当の名は「白き宝珠」である事、幼き日のリーブは夢の中でバードと出会っていた事が分かりました。

リーブの母親をはじめカリフの女性達はシークに行く事を望みました。帰国したバードを出迎えたリーブは母親を紹介されて、そこで本当の名前を呼ばれて記憶を取り戻すのです。

母親の前でも仲睦まじいバードとリーブはすでに熟年夫婦です。
2人の養い子のマイヨとザイの初々しい2人がプロポーズから初デートで初エッチまでも楽しく読めました。

後書きに続編を書きたいとあったので、楽しみに待ちたいと思いました。

3

その後の色々

君が夢見し楽園
恋する楽園
愛ある一皿

リーブが王妃になって益々シーク国は、パラダイスのように整っていく、
ドムドマにいる悪だくみを持つ王を退治して、
リーブやマイヨと同じカリフ人を助けに向かうバード。

マイヨが攫われた場所は、カリフ人たちが囚われている牢屋
カリフ人は、魔力を吸い取るために飼われている家畜のような扱いで、
42名いたのが衰弱して死んでいき、今では12名になっていた。

全作より面白かった。
・・と、言うより、
今作の為の前編で、今作が主題なんじゃないかと思うくらい充実している。 読んで良かった。
龍のシリーズより、私はこっちの海賊と魔法使いのシリーズが好き。

最近新刊が出ていないので、ちょっと寂しい。
いつまでも続く夢のファンタジーであって欲しい。

0

本作ですっきり大団円です♪

今回は島国を統べる勇猛な王と大魔導師にして大賢者のお話です。

魔力を求めるの領主の策略に巻込まれた受様が過去を思い出すまでと
攻様達の養い子の恋の行方を描いた後日談を収録。

かつて大陸がひとつだった時代、人々の争いによって生み出された闇魔
により世界は恐怖と混乱に包まれます。大魔導師にして大賢者であった
セリウスは多くの闇魔を封印しますが、大陸と国々は崩壊します。

受様は幼い頃に孤児となり、ニーヴェリシア王国の教会に引き取られて
育ちます。美しい容姿と並外れた魔力を持っていた受様の才はセリウス
の再来と言われるほどで大魔導師にして大賢者の地位にまで至ります。

しかし自由を愛し放浪癖のある受様は最後とした旅で「精霊の廻廊」と
呼ばれる時空の歪みに巻き込まれ、攻様の統べる南の島国・シークに
飛ばされてしまうのです。

攻様は島の星詠みから予言された運命の伴侶「白き宝珠」を待ち望み、
受様こそがその相手だと求婚するのです。特殊な事情で島を出る事が
叶わなくなった受様は攻様に反発しながらもその生き様に惹かれ、
予言された通りに北の大国の侵略を阻み、攻様のは伴侶としてこの国
を護る生き方を選びます。

国を襲った大災厄から2年。受様は王妃として賢者として民の暮らし
をよくするため巡回診療や薬師学校を始めたりと精力的に活動してい
ました。そんなある日、海賊の略奪で難破した商戦が島の領域に辿り
着いた事から海賊退治に繰り出した攻様が商船から略奪されて性奴隷
となっていた女達を救い出します。

その中にはわずか14才の少年もいました。両親を目の前で殺され自身
も酷い暴力を受けて深い傷を負った彼を、受様は養い子として育てる
事を望み、攻様は受様と共に彼の養い親となるのでした。

それから5年、がりがりに痩せていた養い子は背も伸びて受様とあま
り変わらないくらいに成長します。魔力のあった養い子は受様の弟子
として魔術を習い、魔導士としての確かな才能と受様の血筋を思わせ
るほど面差しも美しい青年に成長していました。

成人を来年に控え、将来を考え始めた養い子はまずは受様の巡回診療
を1人でやってみようと考えます。攻様は不慣れな養い子のために
国内警備兵団統括団長を護衛として同行させる事とします。

団長は堅物で真面目な人で移動中の会話も弾みません。それでも少し
づつ会話が続くようになったある日、養い子を国王縁の者かと問い、
島にはいないはずの妖獣を操る怪しい男達に襲われるのです!!

団長は養い子を護り抜きますが、妖獣により深手を負います。受様
は島にいないはずの妖獣を操っていたと思われる黒魔術師が気にな
り、攻様の監視の目を潜り抜けて港町へと向かいます。

受様は町外れで黒魔術師の波動を探し出し誘い出す事に成功します。
現れたのは黒魔術師を従えた不遜な男達で!?

飯田先生の既刊「我が王と賢者が囁く」の続編で、既刊で攻め入って
きた大国の背後にいた他国の領主の思惑が明らかになり、既刊では
張り巡らされた伏線と謎が全て繋がり大団円を迎えるまでの完結巻
になります♪

既刊では主役2人の恋物語としてはまとまっていても、受様の記憶が
ない訳もシークが攻められた理由も明らかにされないままで終わり、
散在した秘密や謎の解決ピースの意味が語られないままでの幕引き
で、いろいろ盛り込み過ぎな印象を受けてしまいました。

本作はそれらの伏線をきちんと回収していて既刊を読まれた方にも
納得できる幕引きで、デキカプな主役に加えて2人の養い子の新たな
恋有り、駆け引きや策略、剣のみではなく魔道の戦いも有り、びっ
くりな逆転劇有りでとても楽しく読めました。

受様は魔力も高い大魔導士で大賢者なので、何か厄介毎に巻き込まれ
て自分でどうにかできてしまう設定ですし、攻様も黒魔術や妖獣には
苦戦していますが、基本体力も剣技もある方で、何と言っても主役な
のでどうにかできそうというか、どうにかするよね!?的な予想ができ
てしまうのですが、

そんな2人とともに養い子という魔術も未熟な存在が物語の核的な役
目を果す事で物語の先行きの不安感と期待感が増されて安心してハラ
ハラ&ワクワクさせて頂きました (^O^)/

既刊とセットの上下巻なら「神」評価でしたが、既刊発刊時に伏線放
置プレイをされての続刊なので「萌2」とします。

蓮川先生のイラストも雰囲気がマッチしてとっても素敵です♡世界観は
とても良いので、他社の某シリーズのようにスッキリ単独読切でしたら
ぜひスピンオフをお願いしたいです♪

1

リーブ良かったね

蓮川先生の金髪キラキラ大好きで購入。前作で残った思いがすっきり片付いた印象で良かったのですが、さらっと読めたので萌にしました。二段組本編290Pほど+後日談27Pほど+あとがき。前作読んでないと難しいと思います。

前作で夫婦になってるバードとリーブ(シーク王国の国王、王妃♂)。相変わらず仲良しで何よりですが、ある日シーク王国に難破船が救助されてきます。どうやら海賊に皆殺しにされたようなので、怒ったバードがその海賊を見つけ、捕らえられていた女性や子供を保護。その子供はリーブに似た金髪の子で・・と続きます。悪党が分かって、そことバトル!というお話でした。

バードとリーブ以外の登場人物は
ザイ(マイヨの護衛担当)、マイヨ(主カプの養い子になる、美人さん)、ローヴァル(昔リーブが剣術などを学んだ師)、カリフ人の方々複数、あと悪党少々。

**良かったところ

リーブの出自が明らかになったところ!これに尽きる!それに昔の知人たちにも自分と同族たちにも会えてねえ・・良かったねえ、リーブという気持ちでいっぱいです。

あとバードとリーブが、マイヨという可愛い養い子を迎え入れて、「ああ親になってる・・」と感じたところ。キャラの成長した姿を読めるのも幸せでした。

バードとリーブはすっかり出来上がった熟年夫婦の域になっているので、きゃ♡と萌える感じはあまり無かったのですが、その分、ぴちぴち若いザイとマイヨが補ってくれて、良いのではと思います。
ただ私は書きっぷりがどうも説明文くさく感じられて、あんまり萌え上がれなかったんです、すいません。こればっかりは相性の問題ではないかと思うので、もし気になるようでしたら試し読みなどでご確認くださいませ。

キラキラ金髪組が3人になって、蓮川先生の挿絵的にはめっちゃ盛り上がりました!
きらきら万歳です。

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