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ame to michi mo koi no uchi
2020年刊。
この新刊、ちるちるでもhontoでも書影が発売日ギリギリまで出なかったのだが、書店での買い辛さを予想して通販で予約しておいて正解だったな…と。
元はリロード・シリーズのスピンオフで、警視庁捜査一課内の堤×藤村コンビに続いて登場した部下二人と班長の3Pカップルの続編に当たる。
いおかさん作品の中では、3P絡みというのもあって前作を引き継いでエロ特化に力が入っているほうだ。
しかーし!!、いつも以上に話も挿絵もエロエロを煽っている割には年下部下の攻め二人にお行儀の良さが漂っている感があるのは何故だろうね…
そもそも、いおかさん作品では捻じれていたり陰湿な性格のキャラクターがまず存在しないからなのか、作中でも酷い目に遇わせるのを避けたいからなのか…
若宮と望月も以前は仲が良くなかったらしいが、今や佐久良を立てて協力し合っているからね。
まぁ各々職務中にイヤらしい事を仕掛けてはいるが、そこは目を瞑るとしようか(笑)
この二人、飼い主、もとい佐久良に寄ってきた当て馬弁護士・御堂を警戒するも、弱味を握られて脅迫された経緯から公開3Pセックスする羽目になるものの、そんな状況下でも佐久良の身体や気持ちを気遣っている。
普段のセックスでも佐久良ファーストで暴走する事がないようだが、この辺りから特に『主人を守ろうとする躾けの行き届いたわんこ』然としたものを感じてしまったのだった。
過剰にじゃれつきたいところもあるようだし。
ついでなら、ここで聞き分けの良いわんこ達にも当て馬を牽制させる位の"マウンティング"要素、というか野性味も欲しかったところだが。
上司部下としても三つ巴の恋人としても信頼関係が成り立っているならば、佐久良が御堂の脅迫に折れたきっかけが実家の名誉を守る為ではなく、若宮、望月を守る為って状況であって欲しかったかな。
当て馬・御堂にもう少しアクの強さとか変態味があっても良かったし、エロ特化なんだけど、エグ味がなく読み易い一冊だった。