条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
私はきみを離さない。未来永劫、私だけのウサギのオメガだ。
usagi to omega to eikokushinshi
オメガバースの純愛王道ものって、この作品が典型なんでしょうね。
著者初のオメガバで、過去作品をΩバースに変換したもの。
読みやすい文と構成なので、待合の合間にサラリと一冊読了。
悩むところが無いので、疲れない。全部がバランスよくホドホド。
リクは、母を幼少期に亡くして、会社を経営する父はほとんど不在。
父の母校の英国寄宿学校に転入。
早速兎狩りの兎にされて逃げ惑う最中に、最上級生のジェラルドと出会う。
出会って間もなく、リクに初めて発情が発症、二人は運命の番だった。
父が事故死して、日本に帰国。実は、父の会社は倒産、父は破産していた。
・・・と色々あって、
思い込み深いリクが誤解していた父の愛に気付き、
親の愛を想い返しながら子を出産、
父のかつての部下夫婦の援助を受けて、独りで子育てをしていたら、
英国から恋人が探しに来てくれた。・・というハッピーエンド。
不満を言うなら、駆け足展開なので全部が浅い。
次作がもし出るならスピンオフなどで補完してほしい。
初読み作家さんでした。
あらすじを読んで購入したんですが、正直期待外れでした。
まずパブリックスクールで出会ってますが、スクールでの場面が少ないです。某作品と比べてはいけないですが物足りなかった。
凛久が幼かったというか世間知らずなのか?でも中学生まで日本の学校にいたはずですが、ジェラルドを誤解して1度も連絡取らないまま出産までしてたのが不自然でした。電話番号知らなかったと言いわけしてましたが、学校に伝言を伝えて貰えば良いことだよねと疑問に思いました。
凛久の父親が交通事故に遭ったので帰国する時に大人が空港まで送ると言ったのに断って1人で動いていたのも実際には有り得ない話です。
それからヒートでジェラルドとセックスするシーンでも、オメガを否定する心の声がうるさ過ぎました。父親に怒鳴られた記憶以外にオメガとして迫害された経験ってパブリックスクールの兎狩りしか書かれて無いのにと思いました。日本にいる時にもあったなら分かります。亡くなった母親からはおとぎ話のような話しかされてないのに不自然すぎました。
それからジェラルドが同じ10代に思えませんでした。セックスの最中が10歳は歳上のようで、「孕め」って言うので冷めてしまいました。おまえまだ学生だろうと…。
それから日本に帰国してからの日下部家が出しゃばり過ぎてて、そのくだりが長すぎました。
1ジェラルドが日本に来て再会してプロポーズし直して、誤解を解いて気持ちが通じてイギリスに戻らないまま終わったのが一番許せませんでした。
イギリスに行って新しい生活してるところが無いばかりか、日本で夜会に一緒に行って凛久が社交界に疲れて外に出てしまっていました。おいおい?今から大丈夫かと心配になって不安しかありませんでした。
コミコミさんの小冊子なら書いてあるかなと期待して読みましたが、凛久の両親の墓参りとホテルでのエッチで終わってました。また孕め発言してて、おまえ働いてから言えと思いました。しかも凛久は中卒です。
設定的にはとても萌える内容になっただろうに残念でした。
表紙買い。弓月先生初オメガとのことでしたが、王道一直線で、萌えたところが無かったのですいません、中立です。ジェントル攻めがお好きな方には良いかも。本編200P超+後日談23Pほど+あとがき。オメガバースの設定自体に特殊なものはなく、出産シーンはさっくり割愛です。
5歳の時に母を亡くし、父に英国のパブリックスクールに追いやられたオメガの凛久(りく)。そのパブリックスクールではオメガの下級生をウサギとして狩るゲームをしています。学校に来たばかりで右も左もわからず隠れたところでオロオロしている時、最上級生のジェラルドに出会って「私たちはつがいだよ」と告げられ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
日下部(受け父の会社の元社員)、一花と花音(日下部の妻と子(♀))、新井(医者)、光希(赤子♂)ぐらいかな。日下部一家、めっちゃ大活躍です。
**以下内容に触れる感想
攻めはジェントル(ほんとに乱れない、荒ぶらない)で良いですが、種付け以外あんまりご活躍無い印象。どちらかというとサブキャラ日下部ご一家がご熱心にウサギちゃん+babyを守っていたよね・・と思います。受けは薄幸清純健気ちゃんというところでしょうか。
ホントに捻り無し王道一直線で、お子様できる部分をカットすれば、弓月先生のテイストそのまんま。です。なので弓月先生がお好きな方でしたら安心してお読みいただけると思います。
小説今まで読んだことないわという方には、読みやすいし、オメガバースの色っぽいシーンは標準的にあるし、清純幼げな方がベッドで色濃く悶えるところはおススメだと思います。
安心して読めるのはいいのですが、新鮮さがちょっと足りなく感じました。それで中立にしました。数多くオメガバース読んでいる方だったら、どうなんでしょうね・・?ジェントル攻めの薔薇攻撃は良かったんですけど、個人的にはジェントルであっても、もうちょっと力業でごり押しするシーン等を読みたかったです。ちょっと残念。
脇役が良い仕事をしすぎてびっくりしてしまいました。
いくら亡き弟に似ているからといって、一時的な金銭援助を申し出るものなのか...脇役の奥さんも子も終始良い人で、こんなにうまいこといっていいのか...と思います。
おまけに攻め受けの描写が少ないんです!!もちろん「一人で子供を産み育てていくことを決意するが…。」とあらすじにあるので、2人が離れてしまうことはわかります。
でも、もうちょっと出会ってからの甘い雰囲気が欲しかったなあ、というのが正直なところ。
再会してからは、離れていた分を埋めるように抱き合うので、かなり濃密なシーンを読むことができました。あっまあまです。
若干の変態臭を漂わせる攻めのセリフは、くすっとしてしまいました。
ともあれ、溺愛オメガバースに変わりはないですし、赤ちゃんも可愛かったので大満足でした。
英国紳士(パブリックスクール)+オメガバース+シークレットベビーものになります。
パブリックスクールで出会い、愛を誓った二人。
しかし、運命のイタズラにより、二人は離ればなれに・・・。
その後、子供を授かった事を知った主人公は、一人で産み育てる事を決意してー。
と言った、甘く切なくドラマチックな作品だと思うんですけど。
こう、若干引っ掛かる部分もあるんですよね。
まだ学生で15~17(?)歳程度の受けを妊娠させるって、英国紳士としてどうなのよ?とか。
だって、そこに気が回らないキャラじゃないよね?
とは言え、基本的にはとても好みのお話で、うっとり酔いしれさせていただきました。
細かい部分は気にならないよー!と言う、オメガバ好きの姐さんにオススメしたいです。
ザックリした内容です。
英国の、名門全寮制学校に留学した日本人・凛久。
オメガである彼は、悪しき伝統「ウサギ狩り(捕まったら奴隷扱いになります)」の標的にされてしまうんですね。
そこで、偶然通りがかって助けてくれたのが、皆の尊敬を集める優しく公正な上級生・ジェラルド。
彼の「ウサギ」になった事で、安全で穏やかな学校生活を手に入れます。
そんなある日、凛久に初めての発情期が訪れた事で、二人は抱き合って愛を誓う・・・。
しかし、幸せを噛み締める凛久の元に日本から届いたのは、父親の訃報でー・・・と言うものです。
で、こちら、最初の1/3くらいですが、パブリックスクールが舞台となります。
この学校生活ですけど、序盤こそ「ウサギ狩り」と不穏な感じですが、基本的には甘々でして。
こう、絶対的な影響力を持つジェラルドが自分の「ウサギ」だと宣言した事で、凛久は安全な日常を手に入れるんですよね。
また、ジェラルドですが、とにかくスパダリ。
とにかく英国紳士!
彼が最初に凛久を助けた理由なんですけど、理不尽な苛めを嫌悪しているからなんですよね。
あと、出会った瞬間に、番だと確信したから。
個人的にオメガバの醍醐味って、運命の番として出会った二人が、そこから愛情を育んでいく過程にあると思うんですけど。
最初こそ番だから惹かれたジェラルドですが、凛久と過ごすうちに、彼の素直で純粋な所に愛情を覚えるようになる。
いや、終始凛久視点で進むんですけど、ジェラルドが彼に惹かれてゆくのが、良く分かる仕様になってまして。
まぁそんなワケで、とにかく凛久をこれでもかと可愛がるのです。
ひたすら甘くてほのぼのだなって感じで。
また、待ち望んでいた発情期が凛久に訪れると、これまた甘く激しく抱く。
で、愛を誓いあって、二人は番となる。
もう、ロマンチックすぎるな!
が、ここから急転直下。
父親が亡くなり、日本に帰国する凛久。
幼い頃に母親を亡くした凛久にとって、父親が唯一の身内だったんですよね。
また、実は父親の会社は倒産しており、学費を稼ぐために自宅を売却し、懸命に働いていた事も分かる。
そう、とても留学を続ける事は叶わない状況。
更に、父親の葬儀の最中、凛久の妊娠が発覚する。
ここから、ちょっと切ないんですよね。
父親の死に自身の妊娠にと混乱を極める中、ニュースでジェラルドの婚約を知ってしまう凛久。
こう、裏切られた事にショックを受けると共に、貴族の令嬢でアルファである婚約者と自身を比べ、うちひしがれるんですね。
それでも、愛する人の子供だけは産もうと決意して・・・って感じで。
そして、ここから一年後ー。
出産を終えて3ヶ月になる息子と、慎ましくも幸せな生活を送る凛久。
そんな彼の元に届くようになった、薔薇の花の意味とはー?
と、続きます。
これ、若干引っ掛かる部分なんですけど、繰り返しになるけど、まだ学生で15~17(?)の受けを孕ますってどうなのよ?と。
あと、ジェラルドの登場が遅すぎー!
「探したよ」と、いくらなんでも一年はのんびり探しすぎでしょう。
英国紳士でありながら、妊娠させ一人で出産させと、一体何やってんだ。
あと、これは個人的な好みになるんですけど、ヒート時の凛久の言動が微妙。
「いっぱい種をちょうだいぃぃ」みたいな。
こう、単純に好みじゃないってだけですけど。
と、引っ掛かる部分はありつつも、ドラマチックなストーリーだったり、ジェントルマンな攻めの言動だったりは大変ツボなんですよね。
何てったって、完全に独りよがりの勘違いで周囲を振り回していた凛久。
その事実が判明し、彼が叱られていれば「凛久はとても傷ついてしまったんだ(だから勘違いしたので怒らないであげて)。お怒りは、全て私に!」と、慌ててジェラルド、庇ってますもん。
もうこの時点では、完全にバカップルだよ。
まぁそんなワケで、細かい部分をスルーすれば、とても好みの作品でした。