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この作品はシリーズもので、実はこれが第1作目というわけではないのですが、「金の髪のフェンリル」のシリーズが読みたくて手に取りました♪
熱く燃えるような砂漠を舞台に、シティという完全に統制された国家と対立し、見捨てられた砂漠の人々を救うのがフェンリル始めとする部隊。
砂漠の中でも最も力を持つ、バダウ族の協力を得ようとした時に折りよく現れたのがバダウの白い聖者といわれるタウバ。共にバダウ族の集落に行くも、そのさなか突然の襲撃が襲い、バダウの民にも犠牲者が出てしまう―
その襲撃者たちは、フェンリルが思い出すまいとしていた幸せであるも辛い過去に立ち返らせた。
白の聖者の真の正体と、裏で糸を引くシティとの攻防が次巻にてさらにフェンリルの過去を解き明かしてくれそうなので楽しみ★
北畠さんの挿絵も少し輪郭のぼやけた繊細さがとてもお話に合っていました。