BEAST DESIRE(2)

BEAST DESIRE(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
五百香ノエル 

作家さんの新作発表
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イラスト
西崎祥 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
価格
¥854(税抜)  
ISBN
9784900780873

あらすじ

事件後、芳樹は池田雪成の勧めもあり、全寮制の高校・聖書ノ森学園に編入する。一方雪成は大学へ戻り以前進めていた研究を再開するが眠れぬ夜は続いていた。その頃、雪成以外に唯一芳樹の秘密を知る利一が芳樹の行えを追い始める。―そんな彼らの生活とは別に、聖書ノ森学園では深夜、異常な神の儀式が行われていた。儀式を司どる美貌の神父・遊佐はまるで芳樹を知っているような口をきくが―。待望の第二弾。

表題作BEAST DESIRE(2)

従兄弟の夫、27歳
聖書ノ森学園の編入生、17歳

レビュー投稿数1

謎の欠片をようやくつかむ

1巻同様に2巻も鬼畜エロでグロスプラッタ描写がハードなので、苦手な方はご注意。
このシリーズは、基本的に全編そうです。

義理の従兄弟の夫の池田雪成(27)×高校二年・烙木芳樹(17)クール目で芯の強い健気受け
事件を隠蔽して、雪成の後輩が勤めるローマ正教の学園に編入し、寮に入るのが一番いいと勧められて、場所を移して学園物に。
事件を起こしてなにもかも彼から奪った自分がなにも言えることはないと、その提案を受け入れる。
愛する人と二度と会えないと言う絶望が、切ない程に伝わってきました。
岡野に連れられて現れた雪成を見て、言葉も交わさず雪成の名前を柵越しに連呼する芳樹の姿がとても悲痛でした。
新しくやってきた聖書ノ森学園の雰囲気も怪しくて、学校の近辺では売春婦が行方不明になっていて。
黒衣の神父・遊佐令司が美しい血まみれの手だと言い、待っていたよ、真野と言って芳樹の手を握り締める。

いかにもなんか起こるぞというおどろおどろしい学園の中で、陽気なルームメイトの犬井と芳樹とタイプが似ている委員長の元田と友達になって、ようやくほっとしました。
芳樹が楽しそうな姿なんて見た事がないだけに、高校生らしい若者っぽい所が見られたのが一服の清涼剤でした。
もちろん、安らかになんて終わる訳もなく、神父の遊佐が主格の黒魔術の生贄のような事件に巻き込まれて。
またもや、あの獣人が出現する。

今回は芳樹と似ている元田の愛がメインで、お互いが共感を得た2人は愛した男も鏡のように瓜二つ。
違ったのは、ほんの紙一重の差で。それでも、その紙一重が全てを左右するもので。
一途で健気で、愛の為ならば身を汚すのもためらわないタイプなだけに、自己犠牲が切なかったです。

エロ:★4 黒魔術の儀式的な感じに犯されたり、耽美描写の鬼畜エロが多め。
総合:★4 ちょっとづつ謎の手がかりが集まって来て、益々先が気になると言った感じです。

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