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Teddy bear to gokuama romance cafe
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ぬいぐるみの修理屋さんと、アンティークカフェオーナーによる、どこかメルヘンチックな可愛い日常系ラブストーリーになります。
えーと、こちら、とにかく甘くて優しい雰囲気ではあるものの、内容としてはあって無いような感じなんですよね。
主人公のお仕事描写(作業風景)や、カフェでお茶してる所が延々と繰り返されると言う。
そして、極甘では無いな!?
う~ん・・・。
スイーツ描写等がとても美味しそうですし、のんびり紅茶でも飲みながら、ただただ可愛いお話を楽しむにはいい作品だと思うんですけど。
とりあえず、気が短い方は絶対避けて下さい。
内容ですが、カフェオーナー・斎賀×ぬいぐるみの修理屋さん・充晃による、優しい日常系の両片思いものです。
イギリスの工房でテディベアを修理する職人としての修行を積み、晴れて自分の店「ぬいぐるみの修理屋さん」をオープンした充晃。
そんなある日、近所のアンティークカフェオーナー・斎賀が修理に持ち込んだのは、充晃がかつて失くした思い出のテディベア「ブラウニー」でー・・・と言うものです。
こちら、お話のキモになるのが、このブラウニーになるんですね。
引っ越しのドサクサで失くし、その後斎賀の母親の元に渡り、今度は形見として斎賀のものになった。
これ、ブラウニーを巡って、二人の運命的でロマンチックな恋が軸になるんでしょうか。
ブラウニーを何より大事にしていたものの、母親の形見だと語る斎賀に、自分のテディベアだと言えない充晃。
また、ブラウニーが本当は充晃ものだったと知ると、彼の元に戻そうとする斎賀ー。
いや、何だろうな?
ここが個人的に引っ掛かって。
私にテディベアに対する愛着や、アンティークの知識が無いからかも知れませんが、二人が何故そこまでブラウニーで熱くなるか良く分かんないんですよ。実は。
「君が持つべきだ」「いえ、あなたの物です!」的に譲りあい、また充晃が言わずにいた事で、「なんていい子なんだ」と斎賀は深く感銘を受ける。
そして「これ以上悲しんだり、苦しんだりして欲しくない・・・!」とまで言い出す。
なんか、完全に私は置いてけぼり状態でして、やたら二人が大げさに騒いでるように感じちゃうんですよね。
だって、そこまで重要なアイテムなら、先に読者にそのことを印象づけておいてくれないと。
ブラウニーを失った事で、充晃が深く傷付いて苦悩してきたとか?
と、なんかノリについていけない部分はあるものの、基本的には優しくて可愛いお話になるんですね。
繰り返しになりますが、主人公がぬいぐるみを修理する様子や、カフェでの甘い交流が丁寧に綴られて。
こう、タイトル通り「極甘」かと言うと疑問に思いますが、甘党な主人公がケーキを笑顔で食べ、それを見守る斎賀・・・みたいなシーンがほのぼのさせてくれるのです。
てか、これが終盤で話が動くまで延々と続き、(読者は)お腹いっぱい状態になると言うか。
まぁそんな感じで、若干起伏に乏しく、いまいちノリに付いていけない部分もある。
でも、安心してのんびり読むにはいい作品なんじゃないでしょうか。
伊郷先生の作品は、気になったものだけ読んでいますが、毎回この印象に落ち着きますね。