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mayonaka no heya de
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
相変わらず、攻めの竹中さんが泣きそうな程かっこいい。年齢も年齢だからなんですけど、大人だし、受けに執着しているけど、それは表に出さず、意地悪も言ったりする。受けには始終敬語で、そこも好き。敬語攻めが好きですが、彼の言い回しとか使う言葉も良い。
攻めは人生経験豊富で、論理的に物事を考える。反対に、受けは恋愛関係含めて経験値が低く、その場の雰囲気で物事を考えてしまったりする。私も受けの子寄りの思考回路なので、受けの悩みや考え方に同感出来る。その為、攻めが受けを諭してくれたり、意見を言ったり、二人の関係の事で話してくれたりした時は、なるほど〜と納得しますし、頭のなかのモヤモヤが晴れていく感じがします。
一巻で結ばれた2人ですが、それぞれ悩む事がある。腹割って話せば良いけど、2人とも臆病でなかなか本人に直接言えない、聞けない。受けは見て取れる様に悩んでるが、攻めはポーカーフェイスで、心の内を隠せるので、それで受けは更に悩んだり。お付き合い中に湧いて出る悩みって共感できる…。
今回、受けは大変な目に遭いますが、勿論攻めが助けてくれます。受けも頑張ってます。王道ですが、攻めがかっこいいので、もう今後何回でも受けのピンチを救ってほしい。
う~ん、やっぱりキャラクターがどちらも好みじゃないんですよ。
竹中(攻)は、少しはマシになったかなとはいえ相変わらず考えが読めずにわかりづらいし、久貴(受)はぐるぐるうじうじで、そういうのが苦手要素じゃない私でもちょっと鬱陶しい。ことあるごとに親友・信を頼るのもあまりにも甘え過ぎだと思えました。
今回、久貴がモテモテです。それもあんまりいい方向じゃなく。
竹中の甥・翔太朗に迫られるのは翔太朗が登場した時からなんとなく見えてたのでまあいいと言えばいいんですが、正直『・・・またかよ』という気にはなりました。
そして、前巻でも出てきたセクハラ助教授・大野に竹中との仲を盾にとって脅されて、結果的に襲われるんですが・・・
この大野は、また絵に描いたようなわかりやすい悪役でしたね。
それに絡んで、久貴の父親へのカミングアウト。
久貴の叔父・雅人(『鍵』シリーズの攻)の前例があるので、竹中は『雅人はよくて久貴はダメというのは通らない』と自分たちのことも認められるだろうという見解を示していますが、私はそれは違うんじゃないかなと思いましたね。
いえ、たとえ言いたいことが山ほどあっても、BLのカミングアウトにいちいち深く突っ込む気はないんですが、少なくともこのケースでは『30過ぎた弟(雅人)と、成人したとはいえ学生の息子(久貴)』では、久貴の父から見ればまったく別だと思ったんですよ。
これは『認める・認めない』そのものではなく、久貴と雅人は同列には語れないんじゃ?ってだけのことです。
まあ、カミングアウトもさら~っとクリアし、作中通して竹中の気持ちも(相変わらず外には出にくいけど)少しずつ露わになって来ています。
どっからレビューしていいのやらってことでとりあえず目の前にあったこの作品を…
さて、『週末の部屋』シリーズの第2弾だそうですが、1作目は読んでません!!すみません…そして続きも出てるみたいですがそちらも読んでません…
時間と機会があれば読んでみます
Leeさんのイラスト性のせいかはわかりませんが一貫して静かにストーリーが進んでいきます。
攻めの竹中さんが敬語使いだからでしょうか?
とても透明感のあるストーリーです。
あらすじは書いてありますので割愛しますが、こういう恋人同士になってからのお話は事件が起こってもちゃんと乗り越えてくれるので安心して読めて気持ちがほっこりします。