海賊上がりの身代わり王女

kaisokuagari no migawari oujo

海賊上がりの身代わり王女
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
35
評価数
10
平均
3.6 / 5
神率
10%
著者
水無月さらら 

作家さんの新作発表
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イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥621(税抜)  
ISBN
9784199009655

あらすじ

エリート護衛官が、天使のように美しい海賊の少年とともに掴む、国の再建と真実の愛!!生きる意味も見出せず、死に場所を探していた少年に与えられた初めての生き甲斐は、
王女の影武者だった――
エリート護衛官が、天使のように美しい海賊の少年とともに掴む、国の再建と真実の愛!!

荒くれ者の海賊を率い、海を縦横無尽に駆け巡る――
キレ者の海賊船の船長は少女と見紛う美少年で、
しかも世継ぎの王女と瓜二つだった!? 
そんなデイヴィッドに目を付けたのは、
王室護衛官のローレンス。
臨終の床に臥す国王を支え、
王女を暗殺から守るため奔走する日々だ。
「王女の影武者となり、わたしに命を預けてくれ」捕縛された仲間を助けるため、
デイヴィッドは命がけの任務を引き受けて!?

表題作海賊上がりの身代わり王女

ローレンス,28歳,王室護衛官長
デイヴィッド,16歳位,元海賊m王女の影武者

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

お似合いの2人

良く名前を見かける作家様なのに、読んだのは3作目だと思います。(大昔の作品は記憶に残ってないだけかもです)


「いたいけな弟子と魔導師さま」がクスッと笑えてとても大好きな作品だったのですが、それに比べると硬派な印象の作品でした。

それでも萌は確かにあって、ローレンスとデイヴィッドのビジュアルが物凄く素敵でした。
そしてストイックなはずのローレンスが、デイヴィッドだけに欲望を覚えるところが何とも言えず良いのです。

美しい見た目から幼いうちから男達の欲望の対象にされて来たデイヴィッドが、ローレンスに根気よく優しく抱かれるうちに初めて快感を覚える様子には滾りました。

元から自分を大事にしないデイヴィッドに、ローレンスは必ず助けに行くから死ぬなと言い続けていましたが、海賊に拐われたデイヴィッドを大怪我を押して助けに行くのです。

一対一の決闘に持ち込んで勝ったのには出来過ぎ感はありましたが、ドラマティックなこの作品には合っていたと思いました。

訳ありの出自で孤独でいようと誓っていたローレンスが、デイヴィッドという宝を手に入れた事によって幸せで暖かな人々に囲まれた生活を手に入れてました。

それと可憐で夢見るようだった王女が、女王として逞しく成長して行く様子が読み応えあって個人的に好きでした。

1

中世ヨーロッパの地中海な印象

楽しい。途中あわただしいなと思うところもありましたが、最後が猛烈にニマニマして終わるので読後感がとても良かったです。キャラが印象に残るかと問われると?だったので萌にしました。なんちゃって地中海の海賊と島国のお話、本編270Pほど+あとがき。

弱冠18歳の王女が跡取りの、ランタット・シーに浮かぶ島国ラガンサ。そこの海軍出身で現在は王女の側近くで護衛を務めるローレンスは、休暇で知り合いの船に乗せてもらい気分転換中。その最中に、1年ほど前からめきめきと頭角を現した海賊「ルシファー」たちが商船を襲っているところを見かけ、海賊退治を手伝い無事捕獲したのですが、その「ルシファー」が、ローレンスの主である王女ヴィクトリアにそっくりで・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
王女ヴィクトリアとその婚約者、国王、王弟、貴族、軍人仲間、祭司少々、受けの海賊仲間、攻めの家の使用人等々。数多いですが、印象的だったのは王女ぐらいかな。癒し系王女、良いです。18歳頑張ります。

**好きだったところ

美しい容姿が災いして過去にひどい目に遭い続けてきたデイビッド(=ルシファー)が、もう何をされても勃たない、出ないようになっているのを知り、ローレンスったら・・・・・・「イタイ思いはさせない」と緩やかにキスをして、少しずつ快感を思い出させ、ようやく勃った後にも時間をかけてドロドロ甘々でくるんでいくんですよっ!!!清らかな桃色のとがりなんかに罪の意識なんかを感じながらも!!!

そこが良かったです。生理現象ですから、出すもの出た方がいいじゃないですか。低年齢なのは好きじゃないけれど、酷い思いをしたことがある子に、それが出来るように、そしてただ手伝うだけじゃなくって、恐怖心も取り除いてあげるなんて、嬉しかったなあ。

本人なかなか認めないですが、最初っからこの気の強い天使ちゃん(ルシファー)に墜ちてますから!ローレンスさん!

王女様も最後頑張って良かったです(ちょっと出来過ぎ感もあるが)。
後半ひょこっと出てきた悪党海賊さんが、もうちょっと最初の方から絡んできていたら、あわただしい感もちょっと減って、より好きだったんだと思うのですが、とにかく優しく甘い終盤がとても好きなお話でした!低年齢が大丈夫で、国の内紛混じりの大砲どんぱちあるお話が気になる方は是非!

3

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